起業家向け|2026年下期〜2027年上期に応募・参加を検討したいビジネスプランコンテスト・ピッチコンテスト

この記事は専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

ビジネスプランコンテストやピッチコンテストは、事業をブラッシュアップし、投資家や大企業と出会うきっかけになります。

この記事では、2026年8月20日時点で確認できる情報をもとに、2026年9月以降に応募できるコンテストと、応募は終わったものの次回に向けて知っておきたいコンテストをまとめております。

この記事でわかること

  • 参加する3つのメリット
  • 2026年9月以降に応募できるコンテスト情報
  • 応募は終わったが次回に注目したいコンテストと、過去の参加・受賞企業
  • 応募前に確認したい3つのポイント
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参加することで得られる3つのメリット

ビジネスプランコンテストやピッチコンテストに参加するメリットは、賞金だけではありません。事業計画を見直したり、専門家や投資家とつながったりする機会にもなります。

①事業計画を客観的に見直せる

コンテストの応募書類には、決まったフォーマットがあります。顧客は誰か、どうやって収益を上げるのか、誰が実行するのか。こうした項目を言葉にしていく中で、事業計画を客観的に見直せます。

審査員は、必ずしもあなたの業界に詳しいとは限りません。専門用語を使わずに説明する練習にもなります。この練習は、対外的な説明資料を作るときにも役立ちます。

②専門家や投資家との接点が生まれる

審査員や、会場で話を聞いていた専門家から、社内では得にくい客観的な意見をもらえることがあります。投資家向けのピッチコンテストや、自治体が主催する育成型コンテストに参加することで、事業を応援してくれる人や企業と出会うきっかけにもなります。

③社会的な信用とPR効果が得られる

有名なビジネスプランコンテストで入賞すると、事業や起業家としての取り組みが評価された実績になります。この実績は、社会的な認知度や信頼性を高めることにもつながります。

受賞をきっかけにメディアに取り上げられたり、企業や自治体から注目されたりすることもあります。こうした注目は、事業のPRや新しいビジネス機会につながる場合があります。

事業計画の完成度を高めるには、自分だけで考えるのではなく、専門家の客観的な視点を取り入れることも有効です。市場性や収益性、実現可能性についてアドバイスを受けることで、事業の強みや課題がはっきりします。応募前に事業計画を見直したい方は、専門家への相談も検討してみましょう。

事業計画の実現可能性について専門家に相談する

今からでも応募できるビジコン&ピッチイベント

こちらでは、2026年9月以降でも募集が間に合うビジネスプランコンテストとピッチイベントをご紹介します。

コンテスト 対象 2026年9月以降の応募状況 特徴
FRONTIER PITCH TOKYO for Startups 2026 東京での事業展開を目指すスタートアップ 2026年9月30日まで一次審査応募を受付中 大企業・自治体との接点を作れるピッチイベント
かわさき起業家オーディション(第149回) 川崎・神奈川で起業を目指す人 2026年12月1日まで応募を受付中 川崎市主催。年3回開催の歴史あるビジネスプランコンテスト
第25回しずおかビジネスプランコンテスト 静岡県内で事業展開を目指す学生・社会人・中小企業経営者 2026年10月9日まで応募を受付中 静岡市産学交流センター主催。アイデア段階からの応募も可能

FRONTIER PITCH TOKYO for Startups 2026

サンフロンティア不動産が主催する、東京での事業展開を目指すスタートアップ向けのピッチイベントです。2026年11月18日に開催する「START-UP FRONTIER FEST 2026」のメインコンテンツで、2026年8月1日から9月30日まで一次審査の応募を受け付けています。本選出場は8社を想定しており、優勝企業にはセットアップオフィスの1年間無料貸与などが贈られる予定です。大企業や自治体との接点を作りたい起業家に向いています。

出典:「FRONTIER PITCH TOKYO for Startups 2026」第一次審査応募開始ならびに審査員決定|サンフロンティア不動産

かわさき起業家オーディション(第149回)

神奈川県川崎市の公益財団法人川崎市産業振興財団が主催する、国内でも歴史の長いビジネスプランコンテストの一つです。年3回開催されており、2026年8月時点で募集中の第149回は、応募締切が2026年12月1日、一次書類審査が2027年1月14日、最終選考会が2027年3月12日の予定です。個人・法人・所在地・国籍を問わず応募でき、川崎・神奈川での起業や新分野進出を検討している方に向いています。

出典:応募トップページ|かわさき起業家オーディション

第25回しずおかビジネスプランコンテスト

静岡市産学交流センター(B-nest)が主催する、静岡県内での事業展開を目指す学生・社会人・中小企業経営者向けのビジネスプランコンテストです。一般部門は、創業準備中の方や新たな事業に挑戦中の方が対象です。エントリー期間は2026年7月1日から10月9日までで、アイデア段階でも応募できます。最終審査会は2027年2月16日の予定で、最優秀賞(30万円)や静岡ベンチャースタートアップ協会賞(30万円)などが用意されています。

出典:第25回しずおかビジネスプランコンテスト 募集案内|B-nest(静岡市産学交流センター)

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有名起業家を輩出したビジネスプランコンテスト&スタートアップピッチ 

ここでは、2026年度の募集がすでに終了している、あるいは締切が迫っているものの、過去に注目を集めた起業家や、現在も成長を続けるスタートアップが参加・受賞している、注目のビジネスプランコンテスト・スタートアップピッチをご紹介します。次回の応募先を探している方は、今からチェックしておきましょう。

MUFGビジネスサポート・プログラム「Rise Up Festa」

三菱UFJ銀行が主催する、新規性・独創性のある事業に挑戦する法人向けの支援プログラムです。すでに事業を運営している国内法人が対象で、創業や新規事業開始からおおむね15年未満の企業が応募できます。第13回のエントリーは2026年7月27日で終了しており、2次審査を経たブラッシュアッププログラム、最終審査会(2027年1月下旬予定)へと進みます。最優秀賞3社には各300万円、三菱UFJキャピタル賞1社には200万円の事業支援金が贈られる予定です。

過去の受賞企業(一部・第12回)

  • 株式会社ソラマテリアル(最優秀賞):空気より軽い新素材の研究開発
  • 株式会社BFAIセミコンダクタソリューションズ(三菱UFJキャピタル賞兼優秀賞):半導体製造領域向けAIの開発

次回の募集時期は現時点で発表されていないため、応募を検討する場合は公式サイトで最新情報を確認してください。

出典:MUFGビジネスサポート・プログラム「Rise Up Festa」|三菱UFJ銀行
第12回MUFGビジネスサポート・プログラム「Rise Up Festa」受賞企業決定|三菱UFJ銀行

大阪イノベーションハブ(OIH)のピッチプログラム

大阪市が開設した拠点「大阪イノベーションハブ(OIH)」は、年間約250回のイベントを通して、関西で事業拡大を目指す起業家を支援しています。以前は「うめきたピッチ」など個別の名称でしたが、現在は事業連携を生み出す「OIH Pitch」と、ICT分野の起業家向け「ミライノピッチ」に整理されています。2026年のミライノピッチは、2026年8月3日にブラッシュアップワークショップの応募を締め切っており、本番は2026年10月7日に予定されています。関西エリアでの事業拡大や、情報通信分野での起業を検討している方は、次回の募集開始を公式サイトで確認してください。

出典:ピッチ|OSAKA INNOVATION HUB
ミライノピッチ|OSAKA INNOVATION HUB

TOKYO STARTUP GATEWAY

東京都が主催する育成型のビジネスプランコンテストです。2026年度は7月14日にエントリー受付を終了しており、今後は2026年10月から2027年3月のアクセラレーションプログラム、11月29日のTHE FINALへと進む予定です。

過去の受賞者(一部)

  • 大西正悟氏(2021年受賞):宇宙建築の事業を展開
  • 今井善太郎氏(2024年最優秀賞 )
  • 片平雅大氏(2025年最優秀賞)

宇宙開発から教育まで幅広い分野の起業家が評価されているのが特徴です。2027年度の応募を検討する場合は、次回の募集要項の発表を待ってください。

出典:TOKYO STARTUP GATEWAY 2026|東京発・400字から世界を変えるスタートアップ ビジネスプランコンテスト
コンテスト概要|TOKYO STARTUP GATEWAY 2026

NIKKEI THE PITCH(GROWTH/SOCIAL)

日本経済新聞社が運営するピッチプログラムです。事業成長を目指す「GROWTH」と、社会課題解決型の事業を対象にした「SOCIAL」があり、2026-27シーズンの応募締切は8月24日でした。全国7ブロックでの予選を経て、決勝大会に進む仕組みです。

過去の受賞企業(一部)

  • 株式会社CROSS SYNC(NIKKEI THE PITCH GROWTH 2024-2025 グランプリ):医療現場向けの遠隔集中治療支援サービス

資金調達や事業拡大を目指すスタートアップ経営者、社会課題解決型の事業を展開する起業家の双方に向いています。次回シーズンの募集開始時期は、公式サイトで確認できます。

出典:NIKKEI THE PITCH
NIKKEI THE PITCH GROWTHグランプリ受賞|CROSS SYNC

B Dash Camp Pitch Arena

ベンチャーキャピタルのB Dash Venturesが主催する、招待制カンファレンス内のピッチコンテストです。2026 Fallは2026年11月11日から13日に福岡で開催予定で、Pitch Arena出場者の募集締切は2026年8月31日です。参加は原則として完全招待制ですが、スタートアップ経営者に限り、自薦や参加者からの推薦による若干名の応募も受け付けています。

過去の受賞企業(一部)

  • 株式会社ElevationSpace(2026年春 優勝):宇宙輸送機の再突入・回収技術
  • 株式会社メデタ(2025年秋 優勝):生殖医療AI

過去の出場企業(一部)

  • 株式会社SmartHR(当時:KUFU)
  • 株式会社ヤマップ
  • 株式会社Repro
  • 株式会社スペースマーケット

著名な投資家が審査員を務めることが多く、業界内での知名度向上を狙うスタートアップ経営者に向いています。

出典:B Dash Camp 2026 Fall in Fukuoka|B Dash Ventures

IVS LAUNCHPAD

国内外の投資家や起業家が集まる「IVS」内で開催されるピッチコンテストです。2007年の創設以来、「次世代の起業家の登竜門」として、日本のスタートアップエコシステムを牽引してきました。 これまでに60社がEXITを果たしています。2026年は7月1日から3日に京都で開催され、次回の開催・募集時期は現時点で公式に発表されていません。

過去の受賞企業(一部)

  • 株式会社Space Quarters(2026年優勝):宇宙建築の技術

資金調達を目指すスタートアップにとっては、登竜門として注目しておきたいコンテストです。

出典:優勝者には1,000万円。次世代の起業家の登竜門「IVS2026 LAUNCHPAD」|IVS2026
宇宙建築Space QuartersがIVS2026 LAUNCHPADで優勝|株式会社Space Quarters

Japan Venture Awards

中小企業基盤整備機構が主催する、全国規模のベンチャー表彰制度です。第26回の公募は2026年7月1日から8月19日まで行われ、すでに受付を終了しています。審査は9月から11月にかけて行われ、表彰式は2026年12月15日に虎ノ門ヒルズフォーラムで開催される予定です。

過去の受賞企業(一部)

  • 中村友哉氏(株式会社アクセルスペース):人工衛星サービス
  • 秋元里奈氏(株式会社ビビッドガーデン):産直通販「食べチョク」
  • 松田崇弥氏(株式会社ヘラルボニー):ものづくりブランド
  • 家本賢太郎氏(チャリチャリ株式会社):シェアサイクル「チャリチャリ」

次回(第27回)の公募は、例年7月ごろに開始される傾向があります。応募を検討する場合は、公式サイトで最新の日程を確認してください。

出典:第26回 Japan Venture Awards

コンテスト応募前に整理しておきたい6つのポイント

ビジネスプランコンテストやピッチコンテストに応募する際は、事業のアイデアだけでなく、「誰に、どんな価値を提供し、どのように事業として成長させるのか」を整理しておくことが重要です。

応募前に、まずは次の6つを整理してみましょう。

  1. 誰の、どんな課題を解決するのか
    ターゲットとなる顧客と、その顧客が抱えている課題を明確にします。
  2. どのような商品・サービスを提供するのか
    課題を解決するために、どのような価値を提供するのかを整理します。
  3. どのように収益を上げるのか
    販売方法や価格、売上・利益が生まれる仕組みを考えます。
  4. 競合と何が違うのか
    競合となる商品・サービスと比較し、自社ならではの強みや特徴を整理します。
  5. なぜ自分がこの事業をするのか
    これまでの経験や強み、事業に取り組む理由を言葉にします。
  6. 事業をどのように成長させるのか
    今後の売上や顧客の拡大、事業展開など、将来の方向性を考えます。

応募前は、必ず最新情報を確認しましょう

コンテストの募集期間や応募条件、開催日程などは変更される場合があります。本記事の情報は2026年8月20日時点で確認したものです。応募を検討する際は、必ず各コンテストの公式サイトで最新の情報をご確認ください。確認の際、以下点に注意すると良いでしょう。

募集状況を最新の公式情報で確認する:本記事で紹介した応募状況も、時間の経過とともに変わります。
事業ステージが合っているか:創業前向けか、実績が必要かはコンテストごとに異なります。
募集テーマが自社の事業と合っているか:地域課題型、投資家向けなど、コンテストごとに性格が異なります。

事業計画書にまとめてみましょう

これらの内容を整理して事業計画書にまとめておくと、コンテストへの応募準備だけでなく、事業の方向性を見直す際にも役立ちます。

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まとめ

自社の事業ステージや目的に合わせてコンテスト・ピッチイベントを選べば、資金だけでなく、専門家や投資家とのつながりも得られます。

今すぐ応募できるものだけでなく、次回応募に向けてチェックしておきたい有名コンテストもあります。過去の受賞者や出場企業を見ると、それぞれのコンテストがどのような事業や起業家を評価してきたのかを知る手がかりになります。ただし、コンテストへの参加や受賞が、その後の成功を直接保証するものではありません。

応募先選びや事業計画の整理に迷ったら、専門家への相談も検討してみてください。

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