「コンサルタント業」起業して成功するための6つのポイント

事業計画

執筆者: ドリームゲート事務局

「コンサルタント」とは具体的にどのような職業かイメージがわくでしょうか?
コンサルタントとは、ひとことで言うと「専門分野のノウハウや知識を生かして問題解決の手助けを行う人」のことです。つまり、何かの専門分野に長けていれば、コンサルタントと名乗れるのです。

そして、コンサルタントとして起業するのには特別な資格もスキルも必要ありません。コンサルティングファームに勤めた経歴すら要りません。「私は●●コンサルタントです。」と名乗ってしまえば、もうそれで成立してしまいます。

このようにコンサルタントとして起業することは簡単ですが、誰でも成功するというわけではありません。起業したはいいが失敗に終わってしまう人も一定数いる業界です。

成功する人と失敗する人にはどのような違いがあるのでしょうか?ドリームゲートには日々さまざまな起業家から相談が寄せられますが、その中で見えてきた、コンサルタントとして起業して成功するためのいくつかのポイントをご説明します。

コンサルタントとして起業するメリットを知っておこう

コンサルタントとして起業する際のメリットはたくさんありますが、ここではその代表的なものをご紹介しましょう。

初期費用・固定費がかからないので起業としてのリスクが低い

コンサルタントは顧客と話すことがメインなので、広いスペースも必要なければ、わざわざ事務所をどこかにつくる必要さえもありません。自宅を事務所としているコンサルタントも多くいます。

例えば飲食店を起業するとなると、店舗を借りる必要があり、初期費用も固定費もかかります。しかし、コンサルタントでの起業は事務所も必要でなければ、スタッフも不要です。

自宅を事務所にする場合なら初期にかかる費用はホームページの作成と名刺の用意をする費用、パソコンを1台用意するくらいでしょう。

「自分が商品」のようなものなので、最初から様々な費用がかからず、基本的には融資を受けたりする必要もないため、リスクが低い起業方法であると言えます。

利益率が高い

例えば、飲食業だと店舗にかかる固定費や仕入れなどの経費がかかってきます。売上が高くても、経費のほうが高ければ手元に残るお金はありません。

しかし、コンサルタントの場合は起業後も固定費や変動費がほとんどかからないので売上はそのまま利益として手元に残ります。

経理上の「原価」はほぼゼロであるので、「売り上げ=粗利」であると言えるでしょう。

資格・免許等が要らない

コンサルタントとして名乗るのに、資格や免許は必要ありません。

会社に縛られずに仕事をしたい、自分の会社を持ちたいと起業を考えた時、これまでの経験や人脈を生かすだけで名乗れる「コンサルタント」は手っ取り早い起業方法だと言えるでしょう。

ただし、持っておくと顧客の信頼を得やすい資格はいくつかあるので、次の章で説明します。

コンサルタント起業で成功するためにあるといい4つの資格

先に説明した通り、コンサルタントには資格が必要ないので簡単に起業することができます。しかし、分野によっては資格を取得しておいた方が名刺にも記載できて、集客する際にも有利です。コンサルタントとして起業する上で持っておいたほうがいい資格を4つご紹介します。

起業前はもちろん、起業後でも、ぜひこれらの資格取得を視野にいれてみてください。

中小企業診断士

中小企業診断士とは、経営コンサルタントの国家資格です。企業の経営状況を分析し、アドバイスを行います。スキルアップとしてもおすすめで、この資格を取ることでビジネスに関する様々な知識を持っていることを証明することができます。

この資格は合格難易度も高く、資格を維持するためのコストもかかります。しかし、その分資格を保持しているメリットもあり、資格取得後、民間企業を顧客とする民間コンサルタントや国などを顧客とする公的コンサルタントとして働けます。

MBA

MBAとは日本では経営学修士と呼ばれ、大学で経営の修士号課程を修了した人が授与される学位です。これは経営を俯瞰的な視点で見る力、グローバルな経営知識を習得していることを証明できます。取得には時間を要しますが、かなり有名な称号なので時間とお金をかけることができる人はぜひ取得しておきたい資格です。

ファイナンシャルプランナー(FP)

ファイナンシャルプランナーは、「お金」に関しての知識を持っていることを証明できる資格です。税金、保険や投資、相続、資産管理など、とくに個人に対して多岐にわたるアドバイスをすることができます。資産家、経営者とのコネクションを作りたいときに有利にはたらきます。

IT系資格

昨今ではIT系の案件が急激に増えてきており、これからも増加傾向にあると言えます。

ITストラテジスト試験やプロジェクトマネージャ(PM)試験、ITサービスマネージャ試験などの資格保有者はIT系の企業だけでなく、経営、会計領域にまたがるコンサルティングを提供することができます。もしこれらの業務経験があるのであれば、資格を取得しておくことをお勧めします。

法人との契約がコンサルタント起業成功のポイント

コンサルタントとして起業したのちは個人と契約してコツコツと地道に稼いでいくのも良いですが、法人との顧問契約を結ぶと一気に事業の成功率が高くなるでしょう。

法人との顧問契約は、長期の場合が多く、契約報酬も高い傾向にあるので、長期間の安定した収益を見込めます。

いくつかの法人との契約を掴むことができれば、それだけ安定した利益も見込めるので、コンサルタントで起業する場合は法人との顧問契約を獲得していく努力をしましょう。

コンサルタント業を起業して成功する人の4つの傾向

コンサルタントとして起業して成功する人にはいくつかの傾向が見られます。ここにその代表的なものを述べますが、もし現時点で自分に足りてない部分があったとしても、身に着ける努力をしてカバーできます。

高い問題解決能力のスキルを持っている

コンサルタントの基本的な仕事は、顧客の問題を解決することです。常に多角的に問題を分析し、どの解決方法が一番顧客の求めているゴールに近づくのかを考えなくてはいけません。それには第三者目線で課題を分析し続ける高い問題解決能力が必要になってきます。

人を引き付ける魅力がある

コンサルタントは常に人と人とのつながりで成り立っている職業です。どんなに頭の切れる人でも、「一方的な考えを顧客に押し付ける」、「顧客の納得しないゴールでの課題解決方法を提示する」、「考えていることを上手く説明できない人」は顧客を引き付けることはできません。

また今まで会社のネームバリューで取ってこられた仕事も、起業して一人になるとその後ろ盾はなく、「自分自身」に魅力がないと仕事が取れません。

常に相手がいて自分がいることを念頭に、考えていることをきちんと言葉を選んで説明できる人は顧客にも魅力的に映ります。

先入観を持っていない

顧客の相談を受けるときに、コンサルタントは事実をそのまま受け取る必要があります。自分の先入観から顧客の相談内容を間違った受け取り方をしてしまっては、顧客の希望しているゴールに近づくことができません。コンサルタントは常に固定概念を排して話を聞き続けることが必要です。

計画性がある

コンサルタントに限ったことではありませんが、起業するとサラリーマンのように決められた業務時間などはなく、自分がやりたいように働くことができます。

しかし、その分1人での起業は自己管理力が重要になります。今まで会社が代わりにやっていてくれた業務を全て自分で行わないといけません。

資金と時間、ノルマなどの管理も自分で計画し決めていかなければならないので、きちんとした計画性がないとコンサルタントとして継続するには大変でしょう。

個人事業主なら、コンサルタントとして起業するのに必要な手続きは「開業届」だけ!

コンサルタントとして起業するには、個人事業主なら必要な手続きはありません。いきなり会社を立ち上げるより、最初は個人事業主として小さく始める方が、リスクが少ないでしょう。

しかし、「開業届」はきちんと提出することをおすすめします。ここでは開業届を出すメリットを説明します。開業届の提出は起業後1か月以内と決まっています。提出し忘れがないように気を付けましょう。

青色申告ができる

起業した際に開業届を出すメリットは何といっても「青色申告ができること」です。しっかりとした収支管理が必要ですが、その分最大65万円の特別控除を受けることができます。青色申告ができるかできないかで支払う税金にかなりの差がでますので、個人事業主として起業する際は必ず開業届を提出しましょう。

赤字を3年間繰り越せる

コンサルタントとして働いていて、赤字がずっと続くような状態はなかなか無いかもしれませんが、開業届を提出しておけば3年間赤字を繰り越す(繰り戻す)ことができます。

「繰り越す」とは黒字化して所得が発生した際にその金額から損失分を差し引くことができるということです。つまり将来の節税につながるのです。

コンサルタント起業後に集客するための方法

コンサルタントは顧客がいないと仕事が発生しません。過去の人脈や紹介を頼りにするだけではなく、自分から情報を発信していくことも大切でしょう。

このコラムの最後に、コンサルタントして起業後スムーズに事業を安定させるための集客方法をご紹介します。

無料でコンサルティングする

顧客は実績のないコンサルタントに相談をしようとは思いません。しかし、起業したばかりのときは実績がなくて当たり前です。そういうときに、はじめは「無料でコンサルティングを行います。」と宣伝し、コンサルタントとしての実績を積んでいきましょう。

その際、やみくもに無料とすると胡散臭さが出てくるので「毎月先着●社に限り無料」とするなど見せ方の工夫も必要です。

ホームページやSNSの利用

今やWEBからの集客は欠かせない時代です。積極的にホームページやSNSなどを利用しましょう。特にSNSは無料で始められて自分たちで運営できるツールなので、使い方一つで有能な集客ツールに化ける可能性を秘めています。

最初はなかなか見てもらえないと思いますが、ひとつひとつ丁寧に地道に更新することで集客に繋がる可能性があります。

セミナー集客

セミナーを開くのも手っ取り早く名前を売り込む良い手段です。実際に事務所へ足を運んでもらうことや、直接顔を合わせて話をするということは、集客においてとても重要なことです。セミナーは顧客にとっても気軽に参加できるものなので、積極的にセミナーを開催し、信用を勝ち取るのは良い方法です。

折り込みチラシ

昔ながらの新聞折り込みチラシもまだ捨てたものではありません。特に高齢者層、経営者層の新聞購読率はまだまだ高く、狙っているターゲット層によってはWEB広告などよりも効率的にリーチできる可能性があります。

チラシの作成はWEB広告よりも安くできる場合もあるので、最初の集客方法としては取り組みやすいでしょう。

DM(ハガキ・メール)

前職までで培った人脈や、専門業社から購入できる名簿に対してハガキ・メールなどを送るDMを使った集客方法も、比較的反応率が高いです。すでに顧客だった方にもリピートしてもらえる確率があるので、ある程度予算をかける必要はありますがお勧めです。

まとめ

コンサルタントは特別な資格も必要なく、他の業種よりも比較的簡単に起業することができますが、成功できるかどうかはそれとは別です。ここに書いたことを参考に、現時点で自身に足りない部分があったら補う努力をしてみましょう。

  • 頑張った分だけそれが自分への報酬になる
  • 自分の過去の経験や知識が人の役に立つ
  • 様々な責任とリスクを伴うが、それと引き換えに自由とやりがいが手に入る

コンサルタントとして起業することにはこのような魅力がありますので、社会経験を積み、その経験を活かして起業をしたいと考えている人には、おすすめしたい起業方法の1つです。

 

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