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本気で上場を目指しているが、その道筋が見えない……
3年前、ドリームゲートが主催する「大挑戦者祭2007」を、審査員席のすぐ後ろで見ていた株式会社Negotiatorの岸義広社長。
同社は、そんな岸社長が2006年に設立した、中古オフィス家具・中古パーティションの買取・販売・施工を行うベンチャー企業です。
「いつかはあのステージに自分が立ちたい」と思ったことが私に相談・面談をしようと思ったきっかけだそう。ちなみに初対面から上場したいという思いを爆発させていました。
岸社長は、「3K業種に脚光」をという思いや、社会貢献、そして上昇志向がとても強く、「グランプリを取りたい」「上場したい」などなど、とにかく熱い経営者です。
当時契約していたコンサルタントが経理畑出身で、経営の一部分しか見れず、しかも上から目線。
そして夢や思いを共有できないということで悩まれていたこともあります。
さらに、自分自身が経営者としての経験が浅いため、総合的にいろいろと相談できるアドバイザーを求められていたようです。
「ドリームゲートグランプリ2009」への応募を強く勧める
まずは、事業計画書のブラッシュアップをすることと、マスコミへの露出効果、パブリシティなどを期待して「ドリームゲートグランプリ2009」への応募を勧めました。
また、新規事業には資金がつきもの。こんな時代ですが、さらに上を目指すなら一時的なマイナスも辞さないという、攻めの経営を実践することを説きました。
もともと熱い方でしたので、意思疎通はとてもスムーズ。経理面やキャッシュフロー経営の側面から見ていると、どうしても守りに入ってしまいます。
総合的な経営アドバイスが岸さんには必要だったと思います。
そのうえで、現状分析をし、そしてビジョン、理念、ミッションをはっきりさせる。キチンとした事業計画書をつくることで、自身と企業の方向性をはっきりさせることになり、モチベーションもアップ。
また、事業計画をわかりやすくプレゼンテーションすることも重要です。ビジュアルづくりも細部にわたってアドバイスさせていただきました。
そうそう、私は20年以上、現役デザイナーとしても活躍していますから(笑)。
ファイナリストに選出され、その後、1000万円の融資を獲得!
「ドリームゲートグランプリ2009」のファイナリスト選出効果か、金融機関から1000万円以上の融資を獲得し、「投資したい」というベンチャーキャピタルともつながりができました。
また、事業計画どおり東京へ進出。
2010年1月には、埼玉支店を開設しています。
計画では2009年度は投資期間(2010年5月まで)。
新規事業への投資でかなりの経費を使っています。
現在の年商は8000万円程度ですが、来期はポータルサイトも立ち上がり、新規事業も本格稼働。
年商4億円を目指します。
岸さんからは、
「思いを共有できる寺田さんというアドバイザーに出会えて本当に良かったー!
相談することによって自信がつき、先へと進む道筋が見えました。
そして、ドリームゲートに感謝してます!」
と、喜んでいただけています。