開業一年未満で黒字化!/介護福祉事業

起業・経営課題 事例集

執筆者: ドリームゲート事務局

社会性と事業性を両立できる介護事業を立ち上げたい……

介護事業イメージ
私の著書を読んだというMさんから連絡があったのは2009年の事でした。Mさんは電機メーカー、IT会社の経営企画職を経て、起業を目指されている方で、MBAも取得されていたので、会社経営に関する知識はあるものの、介護事業はまったく初めての分野ということで、異業種から参入ということで相談を受けました。 開業にあたっての手続きや許認可から事業モデルの構築まで、トータルでサポートしてほしいということで、起業準備から開業後に軌道に乗るまでの間、アドバイスさせて頂きました。
 

介護事業のキーポイントを伝授!

まずは最初の半年間で、許認可をとるための手続きで具体的なサポートをしました。介護福祉の事業所で許認可をとるためには、介護福祉士が最低一人、ヘルパーが最低二人いないと認可が取れません。まず有資格者を集めるところは経験者でないと非常に難しいと思いまいす。また、事業所の立地や書類の準備、レイアウトにも独特のノウハウが必要です。Mさんは大手のフランチャンズへの参加も検討したらしいのですが、FCで介護事業を行う合理性、メリットも感じなかったので、自分で開業しようと決意されたようです。
介護事業を行う上でのキーポイントとしては、まずは地域マーティングです。実際に自分が集めている各種データを元にした提案をして、Mさんが介護事業を行う営業エリアを決めていきました。エリアが定まれば、あとは営業活動などで地道に行い集客していけばよいのですが、同時にスタッフの確保が非常に重要になってきます。この業界ではヘルパー同士の口コミが強い影響力を持っています。超売り手市場なので、とにかくヘルパーの確保、定着が非常に難しいのです。事業主としてはヘルパーさんが働きやすい環境をいかに作るかが大事で、少しでも嫌になったらすぐ来なくなったり、他に移ってしまうので、ある意味ヘルパーさんも「お客様」として扱うのが、事業戦略上で非常に重要になってきます。
 

六か月で開業。一年を待たずに短月黒字化を達成!

住宅地イメージコンサルティングを始めてから半年で開業が出来ました。また、開業後の三か月間は事業を軌道にのせるために週2~3度は会って、ミッチリとアドバイスをさせていただきました。
Mさんの事業は順調に伸びて、開業一年もたたずに短月黒字化を達成してしまいました。長い場合は2年程度の赤字経営は覚悟するのが普通なので、とても順調なスタートだと思います。黒字化については、事業所の固定費を抑えた事がポイントだと思います。介護事業では立地戦略も重要なのですが、実は駅から遠くても問題はなく、路面に面した物件であったり、一階である必要性もありません。むしろ駅前の一等地で賃料の高いところは避けて、周辺が静かな住宅地でヘルパーさんの通いやすさを重視した立地を意識し、コストを抑えることが重要です。

Mさんからは今も経営者同士の付き合いをさせてもらっていますが、「この事業をはじめて一年かからずに黒字化できて、とても感謝しています。もし荒井さんに出会えなかったら、起業すら難しかったと思います。コンサルティングだけでなく、先輩経営者としても親身にリアルなアドバイスを頂いたことが、何よりも良かったと思います。」という感謝の言葉をいただいています。

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