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開所から3ヵ月で定員が満員に! / 介護施設運営事業

起業・経営課題 事例集

執筆者: ドリームゲート事務局

新規事業を決定、物件も押さえた。が、実際には……

女性経営者のAさんから、「会社の新規事業として介護施設運営への参入を決めた」という話を聞いたのは、2009年の春のこと。すでに介護事業を行うための物件契約は済まされていましたが、提供するサービスの詳細、人員体制、介護保険上の指定(許可)要件の具備、また、建物が建築基準法と消防法上、介護施設として利用できるかどうか……。すべてがほぼ白紙の状態!しかもAさん、「開所日は9月1日」と言います。そんなスピードを要するコンサルティング案件でした。

まずは、事業と建物の適合を調べるため所轄する自治体の建築課、消防署と協議。必要設備の調査を進めながら、物件建物の雰囲気を損なわない最小限の改装を提案。また、サービスの可能性を探るために、自治体の介護保険担当部署と協議を重ねた結果、デイサービス事業(介護予防通所介護事業)としての開設を決定しました。

経営者感覚で取り組む、トータル・コンサルティングを実施


さらに、デイサービス事業の人的要件を満たすための雇用施策、設備要件を満たすための什器、設備、内装などのプランについてもアドバイス。ちなみに助成金対象事業だったため、雇用条件と雇用保険の加入についても私が手続きを進めました。それらのコンサルティング案件をこなしつつ、9月1日の開設に間に合うよう指定(許可)申請のスケジュール管理や、内装工事の工程管理も同時並行して行っています。

最も重要視したのは、競合を寄せ付けないサービスの差別化です。まずメインターゲットを、体力はそれほど衰えていないのに、お遊戯のようなプログラムに辟易している軽度の要介護者など、従来のデイサービスに不満を持っている方々としました。また、利用者負担となる昼食については、近隣のデイサービスよりも高額に設定していますが、その分、手間暇をかけたおいしいメニューを提供。さらに、毎月、ハープの演奏会などのイベントを開催するなど、高級サロンのような雰囲気づくりに注力しました。

開設からわずか3カ月で、定員オーバーの人気ぶり!

無事、2009年9月1日にデイサービス事業所として開所することができました。3ヵ月後の11月には、定員が満杯になるほどの人気ぶり。計画より早く定員オーバーとなったため、別フロアに施設を増床する予定です。今後、建物の全フロアを借り上げ、1階に地域の介護相談所のような場所をつくるとともに、医療法人と提携した高齢者専用賃貸住宅への展開も検討中とのことです。

Aさんからいただいた感謝の言葉です。「山内さんにお仕事を依頼したきっかけは、私の秘書が見つけたドリームゲートのホームページへ相談メールを送ったことが始まりでしたね。親切に対応してもらったことで9月の開所に間に合ったばかりか、今後の展開についても相談できるのは非常に頼もしいです」。今現在も同社の介護事業を拡大・発展へ導くためのコンサルティング契約を継続しています。

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