赤字の新規事業が3カ月で黒字に! / 免許取得支援事業

起業・経営課題 事例集

執筆者: ドリームゲート事務局

本業のリカバーで始めた新規事業がマイナスを拡大……

株式会社日鐘(ニッショウ)の永山仁さんは、1967年設立の製造請負業と人材派遣業を行う会社の三代目社長です。
リーマンショック後に仕事量が減少。下請け企業として100%大手企業に依存する体質に危機感を覚え、新規事業を立ち上げるため、社内に経営企画チームを結成しました。同社にはフォークリフトのベテランが多くいたこともあり、その経営資源を利用して、2009年4月にフォークリフト教習事業をスタート。しかし、半年間赤字を垂れ流す状態が続いていました。


そんな時、私が講師を務める大阪成蹊大学の公開講座を受講した永山さん。
その出会いがきっかけとなり、売り上げ改善のための販促戦略を中心としたコンサルティング業務を依頼されました。
新規事業の具体的な話を聞くと、マーケティング理論は合っているようなのですが、実際の業務フローに落とし込むことができていないのです。
また、販促戦略の組み立て方、広報や広告戦術の具体的な展開が見えず、闇雲にチラシをつくったり、計画性がなくポスティングをしたりしていたようです。
これでは、思うような成果が挙がるはずはありません。

イチからしっかり正しいマーケティングをやり直し


まずはネットを活用し、市場調査や関係機関を調査し、想定商圏内(大阪府)の年間のフォークリフト免許取得者数を調べ、目標シェアを決定。
その後、競合先となる教習所の分析をSWOTなどで進めていき、随時事業計画をブラッシュアップ。
コンセプトも他社にない
「真面目に、ゲンキに、しっかりと学ぶ」
という方向性に決定しました。
(現在では「どうせ取るなら楽しくなきゃ」に変更)

この半年間のテストマーケティング期間で、チラシ、ホームページなど、受講者がどこから来るのか、なにが原因で選ばれているのかを徹底分析。
随時広告イメージに反映させながら改善を行い、強みと弱みが明確になるアンケートも実施しました。
2010年1月からはテストの結果に従い、新規の販促戦略を完成。この3月から実施。
きちんとした市場調査、それに基づいた事業計画、そして他社にない個性、明確なコンセプトが勝負を決めたのだと思います。

3カ月で赤字から脱却! 年商目標5000万円を目指す!

当初から、社長とのやり取りだけでなく、同社の販促会議に参加するかたちを取っています。
6カ月はテストマーケティングと割り切っていただくことを了解してもらい、販促に取り組むと、3カ月目には単月で黒字化。7カ月目に全累積赤字を解消という結果に恵まれました。
当初はBtoCを主体に考えていたようですが、会社からの紹介も多く、ネットからの集客が見込まれるため、1月から提案したキーワード広告もスタート。
今では1年計画で予算を組み、本格的な事業展開を進めています。チラシに加え、駅ポスター、PPC広告、サイト、ブログなど、同じイメージを複数の媒体で展開するクロスメディア戦略を取り入れ、今期は年商5000万円が目標です。
現在はチーム一丸となり、大阪府下でのトップシェアを目指しています。
1月は時期的に少し売り上げがへこんだものの、単月では黒字。3月はまだ半ばですが、すでに過去最大の受講者数をクリア。今後も右肩上がりは続きそうです。

「マーケティングってカンタンなんだ。でも、理屈だけではダメなんですね。やることをキチンとやれば必ず売り上げは高まる。具体的なやり方を知らないだけだった」と、永山さん。
半年間のコンサル契約も更新していただき、私の気分も永山さんの会社の新規事業もいたって順調です。

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