50万件のマンション評価!リアルな口コミ情報が満載「マンションノート」

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
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「正しい口コミ」「正しい評価」にこだわったマンション紹介サイト
展開している事業内容・特徴

mansion-note1マンションを購入するほとんどの人にとって、それは人生で一番高価な買い物かもしれない。購入にせよ賃貸にせよ、住居は長い時間を過ごす空間である。当然自分にぴったりな環境を選びたいもの。しかし、現実的にマンションを選ぶ際に参考とする物件情報は、間取りや家賃、平米数、築年数、最寄り駅など、スペックとしての情報ばかり。だが、長年一つの場所で暮らしていくためには、もっと重要な情報があるのではないか?

今回は、このような視点から誕生したサービス、「マンションノート」を紹介したい。このサービスはマンションを賃貸もしくは購入しようとしている人々を対象に、実際にその場所に住んでいる住人から口コミ情報と、「マンションノート」を運営する株式会社レンガが独自に収集・分析したマンションの評価情報をもとに、マンションのランキングを紹介している。

「マンションノート」が特に力を入れているのが“公平性”だ。「マンションノート」が他の口コミサイトと違う特徴は2つある。

1つ目が、口コミを投稿する際には、必ず“良い点”と“悪い点”の両方を書かなければならないという仕組み。これまでの口コミサイトでは、サクラや業者が匿名で投稿し、ある特定の物件を誉めたりけなしたりということが容易にできてしまっていた。このような不公平を防ぐために、良い点と悪い点をセットで投稿するという仕組みを取り入れた。さらに、ユーザーから投稿された口コミは、すべて運営スタッフがチェック。完全承認制となっているため、不適切な口コミ、個人が特定されそうな情報や誹謗中傷の類などが表に出ないようになっているのだ。

2つ目の特徴は、同社独自のスコアリング技術。「マンションノート」では、5段階の「☆」でマンションが評価できるようになっている。ここまでは普通だ。

他のサイトであれば、☆の数はユーザーの評価のみで決まる。しかし「マンションノート」では、ユーザーからの評価だけでは「主観的」と考えて、同社が独自に算定した評価も加えている。

主観性がなぜ問題になるかといえば、不動産の評価は資産価値に影響するためだ。値段を上げたい人(資産価値の向上)もいれば、逆に値段を下げたい人もいるため、評価をつけるユーザーの思惑が重くなってしまう。そのため、入居者が出した主観的なスコアと、同社が独自に算定した客観的なスコアをかけ合わせ、適切な評価データを提供している。

同社が独自に算定している評価は、築年数、構造、住人の雰囲気など6項目の「建物スコア」と、近くに大きな公園があるか、病院の位置はちょうどいいか、など5項目の「周辺スコア」の2つ。周辺スコアは、目的地までの距離をすべて出し、例えば病院は遠すぎたら不便、近すぎたら救急車の音や人の出入りが気になるだろうということまでを加味して評価。これらをすべて加えて分解するため、表に見えている11項目をつくるために、裏では100項目以上のデータを管理している。

2013年3月21日にβ版を開始し、2013年4月現在で掲載物件数は50万件になるというから驚きだ。 「マンションノート」を開発・運営する株式会社レンガの藤井真人氏によれば既存のマンション仲介サイトと競合するというよりも、マンション仲介サイトも含めて不動産サイトなどで気になったマンションがあれば、「マンションノート」の口コミも参考にするといった使い方をしてもらいたいと考えている。

 むしろ、同社のビジネスモデル、収益の狙いは大手不動産サイトと別のところにある。 「マンションノート」内には「比較リスト」というページがあり、お気に入りに登録したマンション同士を比較することができる。ユーザーは、例えば住人の雰囲気は「中」、耐震度は「高」など、それらの重要度を登録する。すると、お気に入りに登録したマンションの中で、どれが自分に最適なのかがわかる仕組みになっている。

 この比較機能の狙いはこうだ。ユーザーが選択する評価項目を収集・分析することで、ユーザーが何を重視しているかということがわかる。住まいに対する意識の差や重要視している項目が明確になることで、これまでなかったマーケティング情報が得られるわけだ。こうして集まったマーケティング情報をもとにさまざまなビジネスモデルを企画しているという。

また、ユーザーからの口コミ自体も重要な情報源だ。例えば、あるマンションに対して「セキュリティ面が気になる」という口コミが多ければ、管理会社や販売会社側はセキュリティを強化する。すると、住人の満足度は上がり、マンションの価値が自然と上昇する。住民の意見を直接吸い上げて、住まいの環境そのものを改善していき、価値自体を向上されればみんながハッピーになれる。

人口減少社会に突入し、マンションなどの住宅は供給過多の時代。住民の満足度を上げつつ住居が持つ価値を向上させていけば、マンションを提供する側にとっては貴重な競争力になるだろう。「マンションノート」はそうしたサービス向上につながる情報提供に商機があると考えている。

物件探しをする時に、もっとリアルな情報が欲しいと思った
ビジネスアイデア発想のきっかけ

mansion-note2  「マンションノート」開発のきっかけは藤井氏がマンション購入を検討した際、物件情報サイトにはスペック情報しかなく、ネットで探した口コミ情報も信頼性が不十分であったという実体験にある。もしかしたら業者が匿名で操作しているかもしれない……。また、実際にマンションを見に行っても、不動産会社の担当者は良いことしか話さない。そうした対応に強い疑問を持ったのだ。

もしかしたら人生で一番大きな買い物になるかもしれないのに、購入者側があまりに不利で情報的に弱い立場だ。なにより、そのマンションに実際住んでいる人たちの声を参考にすることができないのは不便。地域性や住人同士の関係、大家さんがどんな人かなど、実際にそこに住んだ人にしかわからないリアルな情報をあらかじめ聞くことができれば、より自分に合ったマンション選びをすることができるのに……。

 藤井氏は「Buyma」で有名な株式会社エニグモの創業メンバーの一人だ。もともとは博報堂に勤めていたが、エニグモ設立に参加。同社で創業より6年間取締役COOを務めた後、古巣の博報堂に戻ったが、再び起業への道を目指し始めた。

 「マンションノート」創業メンバーは3名。メンバーの一人であるエンジニアの小原和磨氏は、別のベンチャーで取締役CTOを務めた後に同社に参画。もう一人の創業メンバーである岡崎氏は金融業界出身で、富裕層向けサービスのベンチャーを創業した経験がある。3人それぞれが経営者としての経験がある強力なチーム体制となっている。

そして2013年3月に事業をスタートした同社だが、サービスのリリースまでに7カ月ほどかかっている。実は開発に着手したものの思い描いたサービスとは違うということで、なんどかつくり直しをしている。事業開始前からピボットをしたことになるが、その成果か、「マンションノート」がローンチしてからは(売上はじめ各種経営数値は非公開だが)シミュレーションとおりに推移しているという。

創業メンバーは3名だが、非正規のスタッフが多数いるという。某有名企業でUI/UXを担当しているスペシャリストや、大手ソーシャルゲーム会社の元プロデューサーなどが非公式だがチームに参加している。そうした外部リソースも活用しながら、サービスをブラッシュアップしているそうだ。

一目でマンションの良し悪しが理解できるサービスをつくる
将来への展望

藤井氏は当面、売り上げを上げることよりも、ユーザーにいかに満足してもらえるかに注力する予定で、少なくとも今後1年間はサービスの質向上に集中していく計画だ。

「マンションノート」としても単独でのサービスではなく、例えば他サイトとの連携など、ユーザーのメリットになる提携戦略を積極的に進めていきたいという。

藤井氏は、今の口コミサイトのあり方は決して最適ではないと考えている。もっとわかりやすさを重視していくべき、だとも。仮に100件の口コミがあっても、1件1件を細かく見ていくのは大変だ。そこで、ユーザーに有用な情報だけを自動的に集約して、一目で直感的にわかるような仕組みを構築していきたいと考えている。

「マンションノート」の目指すものは、住居というリアルな場を起点とした新しいかたちのSNSともいえるし、自動化されたキュレーションサービスとも受け取れる。一つ確実なのは、今までにないかたちでの不動産ビジネスをつくり出そうとしていること。同社が今後どのように成長していくのか、想像を超えた便利なサービスが生まれることを期待したい。

株式会社レンガ
代表者:藤井 真人  
設立:2012年12月 URL:http://www.mansion-note.com/
事業内容:
マンションの口コミ。ランキングサイト「マンションノート」の開発・運営

当記事の内容は 2013/4/25 時点のもので、該当のサービス内容が変わっていたり、サービス自体が停止している場合もございますので、あらかじめご了承ください。

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