起業・経営FAQ:屋号・商号、肩書のネーミングについて

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

個人事業を始めようと思っております。
名刺を作る際、肩書きは、付けた方がよいのか、付けない方がよいでしょうか。
また、屋号・商号はどのように考えれば良いでしょうか。
アドバイスをお願いいたします。

回答

名刺には肩書きはつけた方がいいでしょう。というのは、一般的に、名刺に屋号・商号と名前だけだった場合、その事業の中で、「私はどんな役割を担っているのか」ということが伝えられないからです。つまり、たとえ一人での個人事業においても、だれが責任者なのか、だれが○○担当なのか、をはっきりさせるために、肩書きを入れた方がいいと思われます。

では、どんな肩書きにすべきかということですが、「弁護士」「宅地建物取引主任者」「保育士」などといった「業務独占資格」「必置資格」「名称独占資格」などと同じ名前、およびそれと紛らわしい名前は使ってはいけませんが、それ以外は、特に規定されている訳ではありません。

特に規定されている訳ではないことを逆手にとって、名刺の問題と割り切って、仕入業者には「代表」の肩書きの名刺を、お客さんには「店長」の名刺を、という使い分けも良いかもしれません。いずれにしても、責任ある立場であることが伝わればいいからです。

肩書きは「代表」等の無難なものにしておいて、屋号・商号のネーミングについて、キャッチフレーズをつけることもおもしろいかと思います。逆に、屋号・商号をおもしろくしてしまう、というのもあります。キャッチフレーズでは、不当競争防止法の表示の規制にかかってしまうので、最上級表現(日本一、世界初、安売王等)といったものは排除命令の対象となるので、屋号・商号そのものに、最上級表現を入れてしまうという手もあります。

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