Vol.22 クレームをチャンスに!モテ社長のお客様対応法とは

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
どんな企業にもつ きものなのが、お客様からのクレーム。提供する商品やサービスがどれほど優れていても、必ずといっていいほど、お客様からのご意見やご要望は発生します。 お客様相談窓口やクレーム処理係といったセクションを設けているところもありますね。モテ社長の会社ではそのクレームにどういった対応をすればよいので しょうか。ピンチをチャンスに!とはよく言われますが、実際にはどうやってチャンスに変えていけばよいのかを探ります。

クレームばかりの口うるさい顧客とただ黙って去る顧客

 顧客情 報の一部に「要注意」と書かれているものをみたことがあります。サービスを利用するたびに何かといっては文句をつけてくるお客様で、特に対応に気をつけ て、という意味だと聞きました。原則として、すべてのお客様は平等に扱われるべきではありますが、いつもクレームをおっしゃるお客様に対してサービスフロ ントでは神経を尖らせていることが伺われます。

 それはなぜでしょうか?

 単純に、「怒らせたくない」「怒られるのが怖い」 から?いくらサービスのプロでも、人間ですから、心理的にはやっぱり怖いですよね。

 でも、怖いのは、本当にクレーム顧客でしょうか?

  リストに「要注意」と載るということは、繰り返しご利用いただいている証拠。クレームを申し出てくださるお客様というのは、おそらくその商品やサービスに 期待していたはずです。その期待にこたえられなかったために不満足感を覚えられ、そしてそれをわざわざ申し出てくださっているのです。「期待してい たんですよ」と。「次はもっと私を満足させて欲しい」と。

 たとえご満足いただけなくてもなんとか事なきを得て、何 も言わずにただ黙って去って行くお客様もいるはずです。そういうお客様のリストには、「要注意」と書かれることもなく、当然次にサービスを提供するチャン スもないのです。実はそのほうがよっぽど「怖い」お客様かもしれませんね。

相手 が接点を求めている!そこが狙い目。とにかく聴きましょう

 では、クレーム顧客に対して、どのような対応をとればよいのでしょうか?モテ 社長の力の見せ所ですね!

 人間の心理として、攻撃されると防御の姿勢をとるのが普通です。

「コールセンターのあの対応はな んなんだ!こっちはお客だぞ!」

 なんて言われると、口には出さなくとも

「私だって忙しいんです!小さなことにいちゃもんつ けないで!」

 なーんて心の中で思ってしまうかもしれないですね。そこで社長はどうすればいいのか…。

 じっくりと、お客様 の言葉に耳を傾け、心の底から感謝しながら聴きましょう。そう、「傾聴」です。

 このお客様が本当に求めていたのはど ういったサービスだったのか、今、どうしてほしいと思っているのかということを、姿勢を正して聴くのです。

話してすっきり!クレーマーが宝物になる瞬間

 ひたすらに話を聴くということ、自分の意見を言わ ずに、ただ受け入れるということは、普段あまり意識していないでしょうから、かなりエネルギーのいることだと思いますよ。ここはひと踏んばりしてくださ い。

 頑張って、ひたすら聴いて、とにかく受け入れていると、どうでしょう?お客様も少し落ち着いてこられたようです。

「ま あ、社長がそうやって真摯に接してくれる会社だから、私も期待しているんですよ。今後はこんなことないようにしてくださいね。大丈夫ですよね?」

  お客様はそもそも気に入らなかったことを口に出してみて、ただ聴いてもらっただけで、だいぶすっきりするんですね。そして、自分が怒っているのは、 期待しているからなんだと、気づいてくださる方もいらっしゃるかもしれません。

「大丈夫です。今後はご期待に沿えるよう、しっかり がんばります。ご意見やご要望を率直に話してくださって、本当にありがとうございます

 社長は心から感謝の言葉を口にでき るでしょう。さらにその瞬間、お客様は、会社に期待して、応援してくださる宝物になるのです。

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