資金調達を成功に導く事業計画書の書き方|実例・テンプレート・記入例を徹底解説

この記事は専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

事業計画書の作成について、以下のような悩みを持つ方も少なくないでしょう。

  • 資金調達にとおる事業計画書の書き方がわからない
  • テンプレートや記入例を参考にしたいが、どれを選べばいいかわからない
  • 書き方があいまいなせいで審査に落ち、融資を逃した

本記事では、10,000社以上の起業支援実績を持つドリームゲートが、資金調達成功率を高める事業計画書の作成方法を実例・テンプレートつきで徹底解説します。
記事を読むことで、説得力のある数値計画の立て方から、投資家視点での差別化戦略まで習得可能です。あなたの事業アイデアを確実に資金調達成功へと導く実践的スキルが身につきます。

資金調達の成功は事業計画書で決まる理由

資金調達の成否は、事業計画書の質によって大きく左右されます。優れた事業計画書は投資家や金融機関の信頼を得て、資金調達の成功率を飛躍的に向上させる重要なツールです。ここでは、資金調達を成功に導く事業計画書の本質的な要素をくわしく解説します。

投資家・金融機関が見る「事業計画」の要素3つ

投資家・金融機関は、次の3要素で事業計画を評価しています。

  • 事業の安定性・成長性:市場規模、競合分析、技術的実現性の根拠
  • 財務内容:売上計画、利益率、成長性の数値的裏付け
  • 代表者の経営能力や人間性:過去の実績、専門性、誠実性、チームマネジメント力

「投資した資金が確実に回収できる」と判断できる材料があるかどうかを資金提供者は見極めています。上記の3要素を明確に示すことで、資金調達の成功確率は大幅に上がります。

事業内容を数値化することの重要性

事業内容の数値化は、投資家に対する効果的な説得材料となります。感覚的な表現では信頼性に欠けるため、具体的な数値データによる裏付けが必須です。

感覚的な表現 具体的な数値
多くのお客様に支持される ・月間1,000件の問い合わせ実績
・顧客満足度95%
・リピート率80%
コストは努力して下げるつもり 新設備導入で年間製造コスト▲100万円(過去実績データと比較)
市場は大きく当社のサービスが受け入れられるはず 対象地域20万人×限界到達率(※)2%×月額単価5,000円=市場規模2,000万円

※限界到達率:じっさいにサービスに到達可能・利用が見込まれる最大割合。

「根拠のない感覚的な表現」では資金提供者に響かないため、具体的で説明可能な数字が必須です。数値化により、事業の確実性と成長性を客観的に証明できます。

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資金調達に必須の事業計画書の基本構成

資金調達の成功を左右する事業計画書には、金融機関や投資家が重視する基本構成があります。体系的な構成により情報を論理的に整理し、読み手にとって理解しやすく作成することが重要です。ここでは、資金調達成功に必要な事業計画書の基本構成をくわしく解説します。

事業の目的とビジョンの整理

明確な事業目的とビジョンの設定は、事業計画書の土台となる重要要素です。金融機関や投資家は長期的な成長性と経営者の熱意を重視するため、明確なビジョンを示しましょう。ポイントは、「誰の」「どんな課題を」「どのように解決するか」を具体化することです。

事業目的 全国の美容室経営者が直面する顧客管理と予約システムの非効率性を、クラウド型統合管理システムで解決し、売上向上と業務効率化を実現する。
5年後ビジョン 全国美容室5,000店舗導入、年商50億円達成。
10年後ビジョン アジア市場進出、業界シェア40%、年商200億円達成。

ビジョンは5年後、10年後など長期スパンの具体的な目標を数値で表現し、「業界シェア40%獲得」「年商200億円達成」といった明確な指標を設定します。社会的意義や企業理念もあわせて記載することで、投資家の共感を得やすくなります。

事業内容・市場分析・競合比較

詳細な市場分析と競合比較により、事業の実現可能性を客観的に証明できます。市場規模と競合状況の把握は、事業成功の前提条件として資金提供者が必ず確認する項目です。

項目 記入例
事業内容 地域特産野菜「○○さつまいも」のオンライン通販事業を新たに開始。自社農場と連携し、無農薬・鮮度保持技術を活かしたブランド野菜として全国展開を目指す。
市場分析 ・近年の健康志向や地産地消のトレンドにより、2025年の国内ブランド野菜EC市場は前年比8%増の300億円規模に成長。
・首都圏・関西圏では「希少品種」ニーズが高まり、相場単価は1.2~1.5倍の上昇傾向。
・統計データによると、40代以上の女性層が主購買層となっている。
競合比較 【自社(計画)】
・サービス:ブランド希少野菜・高速発送
・強み:鮮度維持技術、ラインナップ、プロモーション
・弱み:新規参入の認知度
・価格帯:2,980円~/箱【株式会社A(大手通販)】
・サービス:有機野菜年間定期便
・強み:全国知名度、物流網、品ぞろえ
・弱み:希少品種の品ぞろえ薄
・価格帯:4,000円~/箱

市場の成長トレンド、顧客のニーズ変化、規制動向も含めて分析し、自社のポジショニングを明確化します。SWOT分析(※1)やポーターの5つの力(※2)なども活用して、総合的な市場環境を把握することが重要です。客観的データに基づく分析により、投資家の信頼獲得につながります。

※1 SWOT分析:「S(Strengths)強み」「W(Weaknesses)弱み」「O(Opportunities)機会」「T(Threats)脅威」をもとに、企業や事業の内部環境と外部環境を整理し、戦略を立てるためのフレームワーク。
※2 ポーターの5つの力:ハーバード大学のマイケル・ポーター教授が提唱した、業界の競争環境を分析するフレームワーク。業界の収益性に影響する5つの外部要因(力)を分析する。

売上計画・収支計画・資金計画

綿密な財務計画は、事業の収益性と資金調達の必要性を明確に示す核心部分です。金融機関や投資家にとってもっとも重要な判断材料は、投資回収の見込みと事業の持続可能性です。以下に、財務計画の具体的な記入例をまとめました。

項目 記入例
売上計画 ・商品A:月間販売数200個、単価5,000円、月間売上1,000,000円
・商品B:月間販売数150個、単価3,000円、月間売上450,000円
・合計月間売上:1,450,000円
・売上は季節変動を考慮し、1〜3月は10%減、10〜12月は20%増の調整を計画
収支計画(月平均) ・売上高:145万円
・売上原価(材料費、人件費等):70万円
・販管費(広告費、事務費等):40万円
・営業利益:35万円
資金計画 ・初期投資額:設備投資300万円、広告宣伝費100万円、運転資金150万円
・返済計画:借入金500万円(年利2%、返済期間5年)、月々返済額約8.8万円
・資金繰り:売上増加にともなう運転資金の循環を見込み、3ヵ月分の運転資金を確保

財務計画を具体的に数字で示し、根拠を説明することで、金融機関や投資家に対して説得力のある事業計画書が作成できます。

【初心者向け】事業計画書の作成手順と効率的な進め方

初心者でも効率的に事業計画書を作成するには、作成手順を段階的に踏むことが大切です。最初から完璧を求めず、重要なポイントから順に整理していくことで、質の高い事業計画書を作成できます。ここでは、資金調達成功に向けた具体的な作成手順を解説します。

  1. 目的・資金使途を明確化する
  2. 必要資金の内訳と調達方法を決める
  3. スケジュールと返済計画を整える

目的・資金使途を明確化する

資金調達の目的と使途の明確化は、事業計画書作成の出発点となる重要なステップです。目的があいまいな資金調達は投資家の信頼を得られず、審査通過が難しくなります。資金調達の目的と使い道を具体的に記載しましょう。

悪い例 よい例
事業をはじめるためにまとまった資金が必要なので借入したい。使い道は広告や店舗改装、仕入などいろいろあるが詳細は決めていない。とりあえず資金を調達してから考える予定で、返済見込みもまだ未検討。 新規飲食店の開業にともない、内装工事費500万円、厨房設備費300万円、運転資金200万円の計1,000万円を資金用途とする。初期投資を明確化し、売上計画との整合性を持たせ、資金調達後の回収の見通しも立てている。

「まとまった」「いろいろ」といった表現はあいまいで、資金計画が具体的に考えられていない証拠です。目的や資金使途が明確化されないままだと、「融資審査で落ちやすい」「調達後に無計画な支出が生まれる」といったリスクがあります
資金調達を成功させるためにも、目的や使い道を明確にし、説得力の高い計画書を作成しましょう。

必要資金の内訳と調達方法を決める

必要資金の詳細な内訳と調達方法の検討により、資金調達の成功率が高まります。資金調達元の分散はリスク軽減につながり、資金提供者にとっても安心材料となります。たとえば、以下のように整理しましょう。

調達方法 調達先 金額 割合 特徴・条件
自己資金 代表者個人 200万円 20% 即座に活用可能
創業融資 日本政策金融公庫 500万円 50% 低金利、長期返済
投資家出資 エンジェル投資家 200万円 20% 株式譲渡が必要
補助金 経済産業省・自治体 100万円 10% 返済不要だが審査厳格

各調達方法の特徴、条件、スケジュールを整理し、最適な資金調達計画を設計します。リスク分散と調達コストのバランスを考慮することが重要です。戦略的な資金調達計画により、安定した事業基盤を構築できます。

スケジュールと返済計画を整える

明確なスケジュールと現実的な返済計画は、投資家に対する信頼性の証明となります。計画的な事業運営能力の証明は、資金提供者にとって重要な判断基準です。事業スケジュールは、以下のように立てましょう。

時期 主な実施内容 達成目標 リスク対策
2025年10~12月 ・市場調査
・法人設立
・店舗契約
・融資申請
事業モデル確立、法人登記完了 事前調査強化、複数物件候補選定
2026年1月 ・開業
・ホームページ公開
・広告運用開始
店舗オープン、Web集客開始 広告予算調整、集客プラン再検討
2026年2~3月 ・初回キャンペーン
・集客活動
・初回売上獲得
月間売上30万円以上達成 キャンペーンの実施、顧客分析
2026年4~6月 ・既存顧客育成
・リピート獲得
・売上目標達成
リピーター率20%以上 顧客管理強化、満足度調査
2026年7月~ ・返済開始
・年間目標達成
初年度黒字化 進捗モニタリング、柔軟な返済変更

また、返済計画も具体的な数字を交えることで、資金提供者に安心感を与えられます。

【返済計画例】

設備資金300万円は開業後の月商30万円以上を目指し、事業開始4カ月目から毎月2万円ずつ返済を開始。返済完了は36カ月後を予定し、初年度は利益の30%を返済に充当。売上進捗に応じて、早期繰上げ返済も検討する。

返済計画は、売上・利益の進捗やリスクを考慮しつつ、実行可能なプランであることが評価ポイントです。

「何を書けばいいか分からない」「資金調達に不安…」そんな悩みも、ドリームゲートの無料フォーマットならかんたんに解決できます。今すぐダウンロードして、事業計画書作成をはじめましょう。

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資金調達を成功させる事業計画書の書き方ポイント

資金調達を成功させるためには、投資家目線での事業計画書作成が欠かせません。説得力のある数値根拠と戦略的な差別化により、競合他社との違いを明確に示すことが重要です。ここでは、資金調達を成功に近づけるための、具体的な作成ポイントを解説します。

「感覚」を「数値」に変えて説得力を増す

感覚的な表現を具体的な数値データに変換することで、事業計画書の説得力が大きく向上します。投資家は客観的な判断材料を求めており、主観的な表現では信頼性に欠けると判断されます。たとえば以下のように表現を数値化しましょう。

感覚的表現 数値化した表現
多くの顧客 月間1,200件の問い合わせ
高い満足度 顧客満足度95%(100件調査)
急成長市場 年平均成長率15%(過去3年実績)
業界トップクラス シェア率25%で業界3位

事業計画書テンプレートを活用する際も、記入例の数値をそのまま使わず、自社の実績データに置き換えて活用することが大切です。市場調査や顧客アンケートの結果を根拠として示すことで、金融機関や投資家の信頼を獲得できます
数値化により、事業の確実性と成長性を客観的に証明しましょう。

投資家・金融機関ごとの視点を意識する

資金提供者の特性に応じた事業計画書の作成により、資金調達の成功率が高まります。資金提供者によって重視するポイントが異なるため、相手に応じた訴求が必要です。
たとえば、金融機関・エンジェル投資家・ベンチャーキャピタル(※1)では、重視する点や強調すべきポイントは次のように異なります。

※1 ベンチャーキャピタル:成長が期待される未上場の新興企業や、スタートアップ企業に対して出資(主に株式取得)をおこなう投資ファンド。

資金提供者 重視するポイント 強調すべき事項
金融機関 ・返済能力
・実績・信頼性
・担保・保証
・資金使途の具体性
・収益確実性
・堅実な事業運営
・安定売上・利益
・具体的な調達使途と返済計画
エンジェル投資家 ・改革性・熱意
・経営者の人柄
・事業の社会的意義
・初期段階の成長性
・経営者の熱意やビジョン
・社会的インパクト
・投資者とのパートナーシップ
ベンチャーキャピタル ・市場規模と成長性
・独自性
・経営チーム
・収益モデル
・EXIT(IPO〈※2〉・M&A〈※3〉)
・成長ポテンシャル
・新規性
・拡大性の高い収益モデル
・出口戦略

※2 IPO(新規株式公開):企業が証券取引所に株式を上場し、不特定多数の投資家に株式を公開することで資金調達をおこなう仕組み。
※3 M&A:企業同士がひとつに統合する「合併」もしくは、ある企業がほかの企業を買収して経営権を取得する「買収」を指す。

相手の投資方針や過去の投資実績を事前調査し、最適化した事業計画書を準備しましょう。事業計画書記入例を参考にしながら、各投資家の特性に合わせてカスタマイズすることが成功の鍵です。

「選ばれる」事業計画書をつくるための差別化戦略

独自の差別化要素を明確に示すことで、多数の資金提供先から選ばれる事業計画書を作成できます。投資家は限られた資金をもっとも有望な事業に投資するため、他社との明確な差別化が必須です。選ばれる事業計画書を作成するための他社との差別化ポイントは次のとおりです。

差別化ポイント 内容
独自性・競争優位性の明確化 自社の製品・サービスや技術が競合よりどこで優れているかを具体的根拠や数値で示す。
市場ニーズと成長性の強調 ターゲット市場の規模や成長見込みを具体的に示し、顧客の課題解決にどう応えるか明確にする。
経営チームの質と経験 経営者やチームメンバーの専門性や実績をアピールし、経営力への信頼度を高める。
社会的意義やインパクト 新規性だけでなく、社会的課題の解決、環境や地域貢献など独自の価値観を盛り込み差別化する。

独自性を強調し、テンプレートでは表現しきれない独自の強みを、具体的な数値と事例で証明することが重要です。差別化戦略により、投資家にとって魅力的な投資対象として認識されます。

事業計画書のテンプレート・記入例の活用ガイド

効率的な事業計画書作成には、実績のあるテンプレートや記入例の活用がおすすめです。ただし、そのまま使用せず、自社の事業特性に合わせたカスタマイズが成功の秘訣です。ここでは、資金調達成功に向けた効果的な活用方法を解説します。

ドリームゲートの事業計画書無料ダウンロード

ドリームゲートの無料テンプレートは、10,000社以上の起業支援実績に基づく実用性の高いツールです。

じっさいの資金調達成功事例をもとに設計されており、投資家が重視するポイントが網羅されています。テンプレートには以下の項目が含まれています。

  • 事業概要・ビジョン設定シート
  • 市場分析・競合比較フォーマット
  • 財務計画作成ツール
  • 資金調達計画書テンプレート
  • リスク分析・対策検討シート

各項目には具体的な記入例と解説が付属し、初心者でも迷わず作成できます。数値計算も自動化され、効率的な事業計画書作成が可能です。ドリームゲートの無料テンプレートダウンロードページで、今すぐ入手できます。

無料テンプレートを使う前に知るべき3つの注意点

テンプレートを効果的に活用するには、次の3つの重要な注意点を理解することが必要です。テンプレートの誤った使用は、かえって事業計画書の質を低下させる可能性があります。

  • テンプレートは参考で、内容は必ずカスタマイズする
  • 数値は根拠ある現実的なものにする
  • 自分の言葉で作成する

テンプレートはあくまでも参考であり、業界や規模に応じたカスタマイズが必要です。事業計画書記入例を参考にしながら、自社の業界特性に合わせて項目を追加・修正・削除しましょう。
また、テンプレートの数値例はそのまま使用せず、必ず自社固有の根拠データに置き換えましょう。融資担当者や投資家は多くの事業計画書を見ているため、テンプレートの文章は見抜かれます。実態や想いを、自分の言葉で表現することも重要です。

【すぐに使える】資金調達を成功に導くチェックリスト

資金調達の成功確率を高めるには、チェックリストを活用して完成度を高めることが大切です。成功事例の共通点を把握し、記載漏れを防ぐことで、質の高い事業計画書を作成できます。ここでは、じっさいの成功事例をもとに作成したチェックリストを公開します。

資金調達に成功した計画書の共通点

資金調達に成功する事業計画書には、5つの共通する特徴があります。

  • 事業の目的や達成すべき目標が、具体的かつ現実的に設定されている
  • 市場環境や競合調査をもとに、客観的な分析が盛り込まれている
  • 売上予測や資金使途、利益計画に具体的な根拠や資料が示されている
  • 具体的な行動計画とスケジュールがあり、達成可能な戦略が立てられている
  • 経営者の経験や強み、事業への取り組み姿勢が伝わる

キーワードは「具体性」と「熱意」です。上記を満たす事業計画書は投資家から高く評価され、資金調達成功率も上がります。事業計画書テンプレートを使用する際も、これらを盛り込むことが重要です。

記載漏れを防ぐためのチェックリスト

体型的なチェックリストの活用により、重要項目の記載漏れを防げます。資金調達の審査では、ひとつでも欠けると不合格になる場合があるため、リストを活用して必ず最終チェックをおこないましょう。

カテゴリー チェック項目
基本情報チェック □ 事業概要・ビジョン
□ 代表者プロフィール・経歴詳細
□ 会社概要・設立経緯の説明
事業内容チェック □ 商品・サービス詳細説明
□ ターゲット顧客の明確化
□ 収益モデル・価格設定の根拠
財務計画チェック □ 月次・年次の売上計画(3~5年)
□ 損益計算書・貸借対照表(PL・BS)
□ キャッシュフロー計算書・資金繰り表
資金調達計画 □ 調達資金の必要性と具体的使途(設備投資・人件費・運転資金など)
□ 返済計画(期間・毎月返済額・返済原資)
リスク管理 □ 事業リスクの洗い出し(市場動向・競合・技術的課題など)
□ リスク対応策・代替プラン
経営体制・組織 □ 経営チームの構成・強み・役割分担
□ 今後の採用計画や外注・業務委託先の活用計画
追加資料の添付 □ 市場調査データや業界資料
□ 会社案内・製品カタログ
□ 役員履歴書・見積書など信用補強資料
作成プロセス管理 □ 目的の明確化(融資・投資・補助金申請など)
□ 提出先に合わせた内容カスタマイズ
□ スケジュール設定と進捗管理

テンプレートを活用しながら、各項目を確実にチェックすることで、審査通過率が大幅に上がる質の高い事業計画書を作成できます。ドリームゲートでは、じっさいに資金調達に成功した事業計画書を無料でダウンロード可能です。計画書作成の際にぜひお役立てください。

資金調達を成功に導く事業計画書を作成しよう

本記事では、資金調達成功に必要な事業計画書の書き方を、基本構成から実践的なポイントまで解説しました。
「数値化による説得力向上」「投資家目線での差別化」「体系的なチェックリスト活用」が成功のポイントです。
事業計画書作成でお悩みの方も、ドリームゲートのテンプレートと記入例を活用し、今すぐ資金調達への第一歩を踏み出しましょう。あなたの革新的なアイデアが、金融機関や投資家に届く事業計画書で実現されることを願っています。

執筆者プロフィール:ドリームゲート事務局

ドリームゲートは経済産業省の後援を受けて2003年4月に発足した日本最大級の起業支援プラットフォームです。
運営:株式会社プロジェクトニッポン
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