主催者と参加者をつなぐセミナーポータルサイトを運営 / ラーニングエッジ株式会社

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

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アメリカのビッグ5と呼ばれる会計事務所系のコンサルティング会社で、小さなプロジェクトから地域経済に関 わる大プロジェクトまで、幅広く担当した経験をもつ清水康一郎さん。
多忙な毎日を送りながらも、将来起業することを夢見て、膨大な数の書籍を読み漁り、さまざまなセミナーに参加したという。

そんな時出会った一冊の本「金持ち父さん貧乏父さん」(ロバート・キヨサキ著)に大きな影響を受け、会社員を続けながら会社を設立し、不動産投資・株式や投資信託を始めた。

2004年5月から自分のウェブサイトで投資のノウハウを掲載。
これが清水さんの転機となった。セミナーを月1回のペースで主催し、ノウハウをまとめたCD-ROMの販売も開始。

2004年7月にコンサルティング会社を退職したのをきっかけに、新しいビジネスに着手。
彼が始めたセミナーのポータルサイトは、予想以上の反響があり、ビジネスはさらに拡大しつつある。
そんな清水康一郎さんの夢の扉はこちら。

【その夢が生まれた瞬間とは】

学生時代から起業願望があったため、就職先は企業の経営や戦略に
携わることができるコンサルティング会社を選んだ清水康一郎さん。
外資系コンサルティング会社でさまざまな業種の大手企業の顧客戦略を担当してきたが、
29歳の時、会社員を続けながら会社を設立。
国内で不動産投資、上海や香港で株式や投資信託を始めたという。
そして投資のノウハウをウェブサイトで公開したことが、清水さんのビジネスを広げるきっかけに。

「自分の体験と今までに得た知識を交えながら、投資の仕方をレクチャーしています。
絵本のように読みやすい点が特徴で、サイトを訪れる人は日に日に増えていきました。
現在メンバー登録は1000人以上、メールマガジンは4500通も発信しています」

2004年7月には初めてセミナーを開催。
具体的で分かりやすい内容が好評で、セミナーの参加者から
「とても参考になった」「さっそく投資を始めました」
という声 がたくさん寄せられ、とても励みになったと話す。
その後も月1回、セミナーを主催することになった清水さんは、コンサルティング会社を退職した。

「私のセミナーはすぐに参加予約がいっぱいになってしまいます。
ですが、他のセミナーでは参加者集めに苦労している主催者が多いという話を聞きました。
私は会 社設立前から起業や経済に関するさまざまなセミナーに参加していますし、
今では自分でセミナーを主催しています。
主催者と参加者の両方の経験があるので、 その経験を生かしてセミナーを
もっと多くの人に活用してもらえるような、システムを作れるんじゃないかと考えたのです」

【起業の一歩はどうやって】

会社設立当初からドリームゲートを利用していた清水さん。
ドリームゲートアドバイザーの西内孝文さんのブログや増田紀彦さんの「起業・独立の強化書」を読み、
メーリングリストや「ビジネスモデル研究会」にも参加した。

「ドリームゲートには優秀な方が数多く参加していますので、積極的に活用しないと損です。
遠慮せずに何でも相談し、頼んでしまうのが一番」

セミナーの主催者と参加者をつなぐ新しいビジネスとして、
清水さんはセミナーの開催情報を掲載するポータルサイトを企画。
その新しいビジネスプランについて、ドリームゲートアドバイザーや起業家たちに意見や感想を聞いてみた。

そして、いくつかの意見を参考に掲載料金など運営方法を見直し、
2004年12月半ばにセミナーの開催情報を掲載する「セミナーズ!」(www.seminars.jp)を完成させた。
セミナーの開催告知に加え、参加者の声、ビジネスや経済関連の書籍紹介など、さまざまな情報を盛り込んだ複合的な構造になっている。

「このサイトがオープンしてから、セミナーを告知したいというメールがどんどん届くようになりました。
おまけに、私の会社に出資したいという方も現れ、反響の大きさに驚きましたね。」

【その夢は、いま育っている?】

2004年3 月には、ベストセラー「7つの習慣」を出版したジェームズ・スキナー氏を呼び、
参加者1800人規模の講演を主催。
今はキャリアアップや売り上げ・資産を増やすためのビジネス関連のセミナーに的を絞っているが、
今後は心理学や健康・美容など生活に密着した内容も扱っていきたいと話す。
清水さんのセミナービジネスはますます大きなものになりそうだ。

学生時代から教育や人材関連で起業したいと考え、発展途上国の高校にサテライトシステムで教育プログラムを配信することを夢見ていた清水さん。インターネットが普及した今はどんな夢を描いているのだろうか。

「将来はオンラインの総合大学を作ってみたいと思っています。
質の高い授業が全国各地や世界各国どこにいても受けられるというシステムを作って、
日本人の能力をもっと高めていきたいですね」

【起業まで】

2002年11月 起業を決意

2003年4月 社員として働きながらラーニングエッジ(株)を設立

2003年5月 ドリームゲートを利用

2004年7月 コンサルティング会社を退職し企業経営に専念

【会社概要】

ラーニングエッジ(株)

開業          2003年4月

資本金(当時)1000万円

URL          http://www.seminars.jp

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