Vol.3 獲得コストは5分の1!リピーターを獲得するためのコツ

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
昨今の経済不況、 消費者の買い控えなどにより、ネットショップも大変厳しい状況におかれています。また、参入企業の多さから競争が激化しています。そして、広告を始め、運 営費用が全体的にコスト高になりつつあります。そんな中、この厳しい状況において、各ネットショップは、どのような対策を打てばいいでしょうか。

今置かれているネット通販の状況

 

3-2.jpg インターネット利用者の増加によって、自店のネットショップの市場が 拡大するという時代はすでに終わり、今はどのような商材を扱っていたとしても、競合店がひしめき合う戦国時代となりました。
そんな中、各ネット ショップはどのような施策を行えばいいでしょうか。

まずもっとも重要なことの一つは、「競合店との差別化」。

提 供する商品、サービスの差別化はいうまでもありませんが、ここでは、お客様との関係の差別化も含みます。他店のやっていないアフターフォローのサービス、 店舗への親近感の醸成など、今の時代だからこそ、お客様の自店に対するロイヤリティの醸成は、もっとも必要な差別だといえます。

そうやって他 店に負けない『お客様満足』を提供することにより、優良なお客様を他店にとられないことが必要です。

その差別化を実現するためには、前提 としてサイトのコンセプトの明確化、ターゲットの明確化などが必要ですが、今回はリピーターのお客様との関係の維 持、強化について述べたいと思います。

 

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新規獲得には5倍のコストがかかる。

 

3-1.jpg 新規のお客様を獲得するには、広告を実施する、SEO対策を施すな ど、金銭的にも時間的にも非常にコストがかかります。その点リピーターのお客様は注文は、1回以上自店を利用しているわけですので、購買にいたるハードル が、初めてのお客様よりは低いわけです。

一般的に新規獲得コストは、リピート注文獲得コストの5倍かかると言われています。ですので、今後 ネットショップは、新規のお客様を獲得することはもちろん必要ですが、リピーターのお客様から注文を多くもらうことを前提として、商材、そしてビジネスモ デルを考えるべきです。

 

 

リピーターのお客様との関係を維持、強化するためには?

 

3-3.jpgでは、リピーターのお客様との関係を維持、強化するには、一体どうすれ ばいいでしょうか。

まず前提としまして、そもそも新規のお客様として獲得するときに、将来優良なリピーターのお客様となりえるお客様を獲 得する必要があります。

将来優良なリピーターのお客様となりえるお客様が、一体どのような経路で自店のサイトに訪れるのでしょうか?
検 索エンジンで来ますか?(SEO対策、PPC広告など)アフィリエイト経由で来ますか? ショッピングモールにいますか? オークションから来ますか?  懸賞から来ますか?
自店の将来優良なリピーターのお客様となりえるお客様が、一体どこからやってくるのか考え、そこに網をはるこ とが必要です。
ちなみに、私の扱う「黒豆」(丹波篠山いのうえ黒豆農園)の場合は、衝動買いなど考えに くいマニアック商品なので、検索エンジンで「黒豆」と入力し、検索するお客様が、将来優良なリピーターのお客様となりえるお客様となります。

で すので、SEO対策、PPC広告が重要ということになります。

そうやって獲得したお客様との関係を維持、強化するには、自店に対す るロイヤリティを醸成する必要があります。

お客様に自店に対するロイヤリティを高めていただくためには、まずターゲットを明確に し、お客様がどのような情報を欲しているのか、どのような商品を欲しているのか、どのようなサービスを欲しているのかなど綿密にリサーチする必要がありま す。

そのリサーチ結果に基づいて、サイトを構築したり、メルマガの文面を考えたり、商品を開発したり、パッケージを考えたりします。

そ して、想定される競合店の動向は細心の注意を払うべきです。

せっかく獲得したお客様も、他店に乗り換えられては意味 がありません。
お客様はちょっとしたメールの対応でも、他店に乗り換える可能性があります。
そうならないためにも、競合店がどの ようなお客様対応をしているのか、どのような梱包状態で荷物をお届けしているのかなどチェックし、それを上回る対応をすることが必要です。

今 ネットショップのおかれている状況は、競合店がひしめき合う戦国時代です。

そんな今だからこそ、もう一度自店のことを振り返り、優良なリ ピーターのお客様との関係を維持、強化できる体制を見直しす必要があります。
金銭的なコストは余りかからないので、今後の戦略を立てるためにも、 ぜひ見直していただけたらと思います。
また、これからネットショップをされる方は、ここで述べたことを考慮し、ビジネスモデルの構築、商品開発等 をしていただけたらと思います。

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