個人で輸入した衣類を販売していますが、電話で問い合わせが殺到して困っています。

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

中国から輸入した衣類を無在庫で販売しています。商品は自分で探し、中国の代行業者に仕入を依頼してお客様へ直送しています。

利用しているECサイトでは電話番号の開示が必須となっており、個人で事業をおこなっているため、自分のスマホの電話番号を開示しています。品質不良や配送遅延などのトラブルが発生したさいに、電話で問い合わせが殺到して困っています。 電話対応は苦手なので、できればメールで対応したいです。また不信感をもたれるような運営はしたくありません。

何かアドバイスいただければと思います。

 

回答:電話対応をやめにしましょう。また、トラブルを減らすために、納期・品質をコントロールしましょう。

この質問への回答者

佐藤 大介(さとう だいすけ) / 株式会社イーウーパスポート
ドリームゲートが発刊した「ニッポンの起業家図鑑2004」を読んで感銘を受けたという佐藤アドバイザー。中国義烏からの仕入れで実績を残されております。中国義烏からの仕入を検討されている方にお勧めです。

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まず電話についてです。電話代行サービスを使う方法もありますが、月5,000円〜10,000円の費用がかかりますので、できるだけ費用をかけない方法で考えます。

(1)Skypeで電話番号(050-xxxx-xxxx)を取得します。 https://www.skype.com/ja/  Skypeは無料ですが、電話番号は年間で6,000円ほどかかります。

(2)Skypeで、留守番電話の設定にします。

(3)留守番電話のメッセージは以下のようにします。

「お電話ありがとうございます。誠に恐れ入りますが、当社は確実にご対応させていただくため、対応はEメールのみとさせていただいております。ご注文確認メールなどに記載の連絡先にお問い合わせいただきますようお願いいたします。」

音声は、こちらの人口音声読み上げ(デモ)を録音するようにすれば、無料です。 https://www.ai-j.jp

このSkypeからはログアウトしておけば、ずっと留守番電話だけとなり、質問者様は電話を気にする必要がなくなります。

 

次に納期・品質をコントロールする方法ですが、残念ながら無在庫販売のままではできません。今と同じラインナップで納期をコントロールするには、最初に仕入れて、日本で在庫をおいてから販売するしかありません。

品質は、自分の目で確かめる必要があります。 タオバオやアリババの評価はお金で買えますし、レビューもサクラばかりなので、アテになりません。在庫を仕入れて販売することが解決策です。

売れるかわからない商品を仕入れるのは資金的に難しいかもしれませんが、無在庫で1回でも売れた商品は、3個ずつ仕入れるようにしてみてください。その3個も、いずれ売れるはずです。 1週間で3個売れれば、仕入れ数量を増やすのも良いでしょう。1ヶ月に1個しか売れなければ、在庫が残り1個になった段階で、新たに3個仕入れればよいです。このように在庫を調整をして、納期をコントロールできます。代行会社から日本へも、まとめて送ったほうが送料が割安です。

 

別の方法として、どうしても無在庫販売を継続したいのなら、取り扱う仕入先を絞ることです。過去に納期や品質に関して問題がなかった(クレームが入らなかった)仕入先にしぼって、その店の商品全てを取り扱うようにしましょう。まとめて買えば、値下げ交渉もできます。

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