起業・経営FAQ:主婦が起業する場合、個人事業主と会社設立、どちらが良いのか

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

自宅横のワンルームを利用してサロンをつくり、レンタルスペースとして貸出することを考えています。また、私と同じような母親に向けて、何かのマッチングサイトも作ろうかと思っております。

今は主人の扶養に入っています。
個人経営でいくのか、思い切って株式会社にして扶養を外れてしまったほうが良いのか、迷っています。
株式会社にしたら、申告や社会保険、厚生年金、税金に関してしてどの様になるのか全くわからないので、アドバイス頂けたらと思っております。

また、一つの会社で複数の事業を経営することは可能でしょうか?
営業許可も、どのようなものが必要なのかアドバイス頂けたら助かります。

回答:個人相手のご商売なのであれば、個人事業主から始めて、ある程度見通しが立った段階で会社化することをオススメします。

この質問への回答者

土谷 正剛(つちや まさたけ) / 土谷税理士事務所
若手起業家から多くの支持を得る土谷アドバイザー。プライベートでは、スポーツ、料理、ワインが趣味と非常に多彩な方です。若手起業家の方で、税務関係でお困りの際は、土谷アドバイザーがお勧めです。

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まず、個人事業主か会社どちらがいいかですが、個人事業主から始められるのがいいのではないかと思います。株式会社の場合は設立費用が最低でも20万円強かかりますので、個人事業主で始めて、ある程度見通しが立った段階で会社化するのがおすすめです。

信用力という意味では会社の方が当然高いですが、個人相手のご商売なのであれば、お客様も会社か個人かなどは気にしないように思います。

個人の場合には収入が少なければ扶養のままでいられますが、ある程度稼ぎが出てくると扶養を外れて自分で健康保険や年金を納める必要がでてきます。
一方、株式会社を設立した場合、原則として、旦那様の扶養から外れてご自身で社会保険に加入する必要がございます。(給与ゼロの場合には扶養のままでいられます。)
社会保険に加入した場合には、お子様は旦那様か質問者様どちらかの扶養に選択して入る
ことになります。

また、複数の事業をまとめてやることも問題はありません。個人事業主の場合であっても、株式会社の場合であっても、それぞれの収支を合算して申告をすることになります。

営業許可等については、例えばサロンでも理美容業に該当してくるものであれば許可や免許が必要になるものもございます。

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