起業・経営FAQ:新規事業を立ち上げる際、責任者に心構えを伝える方法。

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

開発型のベンチャー企業として現在2事業を立ち上げて進めております。
3つ目のベンチャー事業を進めようと思っているのですが、進める人材難で困っております。
新規の事業化をする上での心構えを理解し、その責任者に伝えたいと思っておりますので、アドバイスをお願いいたします。

回答

新規事業立ち上げの困難さ表現する言い回しとして「1勝9敗」「千、三つ」というのがあります。これは1000のアイディア・ベンチャー ビジネスがある場合、成功するのはそのうち3つに過ぎないというものです。また、事業を推進する上で、成功の陰にたくさんの失敗があるということです。

まず、トップの立場として、責任者に対して失敗を恐れないで、取り組んでほしいことを明確に伝えるべきだとおもいます。創業家と違い、新規事業責任者は従業員です。目線が明らかに違います。「もし、失敗したら・・・」
「興味ない業界だし・・・」「責任取れないよ・・・」ただ、この言葉だけでは足りなくて、「失敗した時責任はトップにある」ということを明確に伝えるよう にします。トップはそこを取り違えて、期待ばかりしてしまうことが良くあり、「任せたけど、期待はずれだった・・・」とコメントをいただくことが良くあり ます。

補足で、10カ条にまとめてみましたので、今一度理解した上で「自分の言葉」で責任者の方と共有してください。
・責任と権限を明確にすること
・ 客観的視点を維持すること
・ むやみに相談し、他人の意見に惑わされない
・ フィジビリティスタディは綿密に
・ 迷ったら納得行くまで考え、決断したらすぐ行動
・ ゴールを決めたら、やりきる
・ 計画は仮想であり、現実がすべての判断基準となる
・ 新市場の開拓は避ける
・ 低価格を武器にした新規参入はしない
・ 既存大手企業との正面対決はしない

この上で失敗したときは、「トップである私が腹をくくる」という気概で臨んでいただくといいかと思います。

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