起業・経営FAQ:固定資産税、住宅ローン、マンション管理費を経費として処理することは可能なのでしょうか?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

経費の扱いに関する質問です。

現在、オフィスを借り、事務所を設けています。コロナの影響でリモートワークを導入しました。その結果、オフィスを設けなくても仕事ができることが分かりました。

そこで、現在のオフィスを解約して、マンションを購入し、その一室を自宅兼事務所の環境にし、従業員はフルリモートにすることを考えています。

ここから質問の本題になるのですが、固定資産税、住宅ローン、マンション管理費を経費として処理することは可能なのでしょうか?

よろしくお願いします。

回答:固定資産税とマンション管理費は、事業で使用している割合分は費用にすることができます。住宅ローン分は費用にしても利点はないと考えます。

この質問への回答者

西山 のりこ(にしやま のりこ)/ アクシア総合コンサルティング合同会社
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固定資産税とマンション管理費は、事業で使用している割合分は費用にすることができます。

例えば3LDKのマンションで1部屋を仕事部屋で利用している場合で1/4〜1/5程度という考え方です。(お風呂等生活のみに使用するスペースもあわせて分母換算する必要あります)

住宅ローン分も同じように費用にしてもよいですが、その相手先は質問者様ご自身ですので家賃収入となりますので意味がなくなります。考え方として、固定資産税を事業の経費にし、自身に払います。自身はそれを市区町村に納めるので、収入になるが費用にもなってしまいます。住宅ローンの支払いは費用ではなく、債務の返済ですので費用にはなりません。よって、事業の経費にしても、個人の家賃収入になり、経費として払うものはないので(家賃ではなくローン返済なので)、その分収入になるので意味がありません。

以上となります。ご参考にしていただけたら幸いです。

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