粗利率、営業利益率はどれくらいを目標に始めればいいでしょうか?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

住宅リフォーム業に進出しようと思っています。 粗利率、営業利益率はどれくらいを目標に始めればいいでしょうか?

回答

「こうした方がよい」という粗利・営業利益の正解はないと思います。
営業利益については、現在の経済状況、ご自身の営業力、ご自身の野望、提供できるリフォームの内容などによってある程度決まると思います。粗利率のイメージは、実態ベースでリフォーム工事の販売の相場と実際にかかるであろう工事原価からざっくり算定すればよいと思います。
ただ、設立してから何年後にどれくらいの利益を達成したいという事業計画は立て、それを目標として事業を推進していく必要があると思います。
私の考える事業計画の立て方を簡単に記述させていただきます。

0.まず、以下の式を頭に入れる。事業に必要な営業利益から逆算して販売目標を立てていくイメージです。
・営業利益+販売管理費=粗利益額
・粗利益額÷粗利益率=売上高

1.販売管理費(金額)を見積もる
販売管理費は、雇う予定の人の人件費・事務所の家賃・交通費などです。
事業を運営していく上で、大体いくらぐらいかかるか想定できると思います。

2.粗利益(金額)を設定する
1.をもとに粗利益の額はいくらあればいいのかを考えます。設立初年度は販売管理費と同じくらいの粗利益(収支トントン、営業利益0)あたりで設定すればよいと思います(受注先がある程度見えているのであれば、ある程度利益を出すような計画を立てた方がよいと思います)

3.売上(金額)を設定する 必要な粗利益の額が見えれば、粗利率から割り戻して必要な売上が出てくると思います。
粗利率は、例えば、大体これくらいのリフォームをすれば、工事原価がこれくらいかかるとか、そして、これをお客様に販売すると考えるとこれ位だったら売れるという感じのものです。

また、金融機関から借入を検討されているのであれば、ある程度実現性が感じられるレベルで利益率は高めに設定した方がよいかもしれません。

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

無料で始める