起業したいなら大学へ行くべき?社長の多い大学はどこ?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

漠然と「将来は起業したい」と考えている高校生の中には「大学に行くメリットが分からない」と考えている人も多いのではないでしょうか?

たしかに日本における大学進学は「就職するために必要な資格」という位置づけが強く、一見すると起業には無関係のようにも思えます。

しかし、大学でも起業に必要なことを学べますし、むしろ「起業したい」意欲をもって大学に行けば他の学生よりも多くのものごとを吸収できるので、充実した学生生活を送れるでしょう。

起業したいと思う学生が大学へ行くメリットや、起業家を多く輩出している大学について説明します。

日本の経営者の学歴|最も経営者が多い大学はどこ?

日本の経営者がどの大学を出ているのか、どの学部に進んでいるのか、くわしく見ていきましょう。

「どこの大学に進学し、何を学ぶか」の参考にしてください。

なお、高卒や高校を中退しても経営者として大成功している人も多数存在するので、あわせてそちらも紹介していきます。

日本の経営者、出身大学ランキング

日本における経営者の出身大学ランキングは以下のようになっています。

順位 大学 社長人数
1位 日本大学 20,741
2位 慶應義塾大学 10,669
3位 早稲田大学 10,084
4位 明治大学 8,697
5位 中央大学 7,528
6位 近畿大学 6,274
7位 法政大学 6,196
8位 東海大学 5,750
9位 同志社大学 5,204
10位 関西大学 4,134

出典:https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p190706.pdf

1位の日本大学は卒業者数が国内最多で2位の慶應義塾に対してダブルスコアとなっています。

日本大学は偏差値でいうと一般的な位置付けの大学なので、自己評価が高くなりすぎず、懸命に目の前の仕事をする中でキャリアを開く人が多いことが、経営者まで上り詰める人が多い原因ではないかと考えられています。

ただし日本大学をはじめとした巨大大学は生徒の数が多いので、結果的に経営者の人数が多くなる点も考慮しなければなりません。

社長数上位の大学に行けば、必ずしも経営者として成功しやすいかといえば、その関連性については不明瞭です。

経営者の出身学部はどの学部?

では、どの学部が起業に適しているでしょうか?

じっさいには経済学部・商学部・法学部・理工学部出身者が多い傾向にありますが、「起業するのに有利な学部」はありません。基本的には起業したい分野やビジネスモデルによって学部を選ぶべきでしょう。たとえばIT分野であれば工学部を選択するという具合です。

とくに起業する分野が決まっていないなら、会計やマーケティングから経営戦略まで学べる経営関連の学部に入っておくのが無難だといえます。

しかし、いちがいに「起業するならこの学部がいい」というものはありません。むしろ社会に出てしまうと学ぶ機会は圧倒的に減りますので、学生のうちはやりたいことや学びたいことを優先させるべきでしょう。

起業を志望する学生が大学へ行く3つのメリット

大学へ進学するメリットとして多くの人が「就職に有利だから」と答えるでしょう。
しかし、就職を希望しない起業家でも大学に行くメリットはあります。

  • 起業に必要な人脈を作れる
  • 起業に適した環境で必要な情報を得られる
  • 現場でのインターン経験を積める

起業を志望する人が大学に行くことで得られる3つのメリットについてくわしく解説していきます。

起業に必要な人脈を作れる

大学に行くことで、さまざまな人脈やつながりを形成できます。起業家を多く排出している大学へ行くと、これらOBOGとの繋がりを持てます。多くの起業家は後輩を大事にしますので、彼らと人脈を築いておくことは貴重な資産となります。

また、大学に行くことで学生同士でも同じような夢を持つ仲間に出会えます。他人の夢やアイデアを聞くことは、大きな刺激になるので仲間と切磋琢磨して起業を目指せるでしょう。

じっさい、有名な起業家が大学時代のなかまと会社を立ち上げていた話はめずらしくありません。

起業に適した環境で必要な情報を得られる

やはり大学は起業に必要な環境が整っていることは間違いありません。

授業やイベントから起業に必要な知識や情報を手に入れやすい環境にありますし、大学の中で起業家支援をしていることもよくあります。教授から指導を受けることもできるでしょう。

大学に入らなければ独学で知るほかなかった情報が、大学にいることによって自然と入ってくるのは大学に通う大きなメリットだといえるでしょう。

現場でのインターン経験を積める

インターン体験では、大学生ならではの実践的な職業体験できるので、現場を知ることができたりスキルアップにもつながります。

夏休みなどの短期間だけのものから長期間のインターンもあります。

時間に余裕がある大学生だからこそできる体験で、社会に出てしまったらできないことです。起業してから「予想とちがった」ということがないように、社会を知るのは貴重な経験になります。

起業家支援を行っている大学も選択肢に入れよう

起業家支援を行なっている大学も多数あるので、そのような大学への進学を検討するのもひとつの有益な方法でしょう。

  • 日本経済大学
  • 大阪商業大学
  • 慶應義塾大学
  • 同志社大学
  • 早稲田大学
  • 岡山大学

などが起業家支援のインキュベーション施設を設置していたり、創業アドバイスをおこなったりしています。

大学の外でもビジネスを学べる大学生向けのビジネス・起業スクールとは?

大学の中で起業に必要なノウハウを学ぶ機会は多数あります。しかし、大学の外でも起業に必要なノウハウはビジネス/起業スクールなどで学べます。大学生向けのビジネス/起業スクールとして代表的なものは以下の3つです。

  • willfu
  • クラウンアーツ・ビジネススクール
  • TOKYO STARTUP GATEWAY

なかには無料で学べるものもあります。大学生が起業に必要な知識やノウハウを学べるスクールについてくわしく解説していきます。

willfu  

willfuは学生が起業を学ぶためのビジネススクールで、実際に学生起業に成功した卒業生が多数存在します。

経営スキルや事業プラン作成などを学べて、プランについて先輩経営者からのフィードバックも受けられます。

さらに事業の実施までサポートを受けられるので、「学生起業したい」人には最適なビジネススクールだといえるでしょう。

クラウンアーツ・ビジネススクール   

クラウンアーツビジネススクールは「世界の起業家教育における最高学舎となる」「若者がヒーローとして世界で活躍する舞台を創造する」「愛と正義を以て社会道徳の規範となり、創造力と情熱力で世界に変革をもたらす」ことをモットーに若者に対する起業教育を行なっています。

内容は主に署名人による講義であることが多く「成功者と人脈を作りたい」「著名人の話を聞きたい」人に人気です。

TOKYO STARTUP GATEWAY(トウキョウ スタートアップ ゲートウェイ)

こちらは完全無料のビジネススクールです。

起業に必要な数十講座の中から気になる講座に複数参加でき、会員同士のコミュニティなどもあります。

無料ですので、興味がある方はどんどん参加してみましょう。

起業を志す学生におすすめの本6選

起業を考える学生の方におすすめの書籍を紹介していきます。

渋谷で教える起業先生!

学生でもわかりやすい起業の教科書です。
藤田晋・サイバーエージェント社長、孫泰蔵・ガンホー・オンライン・エンターテイメント会長のインタビュー、タレントの杉村太蔵氏との「起業」対談を収録しているので、成功者のマインドを知ることができます。

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

東大王、水上颯さんが推薦する本です。スタンフォード大学の集中講義が収録されており、起業家精神とイノベーションを学ぶための本になっています。

成功者のマインドを学ぶための分かりやすい書籍となっています。

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

ビル・ゲイツ、バラク・オバマ元アメリカ大統領も大絶賛している世界で300万部の大ベストセラーです。

データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣であるファクトフルネスについて解説しています。世界を正しく見るスキルを身につけるためのファクトフルネスを学べる本になっています。

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学

アメリカで最も有名な投資家の1人であるロバートキヨサキの有名すぎるお金に関する知識の本です。お金は「使うもの」ではなく「お金を生み出すもの」と、お金に関する基本的なマインドと知恵を学べます。

高校生、起業せよ!

「高校生が起業するとしたら」をテーマに、会社や起業するための基礎的な知識や起業に至るまでのプロセスについて記載した本です。マインドよりも起業に至るためのハウツー本になっており、起業のためにどのような手続きをすればよいか分からない人におすすめの本になります。

未来をつくる起業家 ~日本発スタートアップの失敗と成功 20ストーリー~

日本人のIT起業家の成功例と失敗例を20掲載した本です。あまり語られることがない、失敗事例をメインに掲載しているので、よりリアルな成功までの軌跡を知り、失敗を成功に変えるマインドを得られます。

大学へ行かず起業するのはむずしいのか?

ここまで起業したい学生が大学へいくメリットを述べましたが、有能な経営者がみな素晴らしい学歴を持っているとは限りません。現に高卒や高校中退から起業して大成功をおさめている経営者も存在します。

例を挙げると

  • GMOインターネット株式会社 熊谷 正寿 社長
  • 株式会社DMM.com 亀山 敬司 社長
  • 株式会社ZOZO前澤 友作 前社長

などが有名でしょう。

今をときめくGMOやDMMなどの巨大IT企業経営者やZOZOTOWN創業の前澤社長などは、大学を出ていません。

また、日本政策金融公庫総合研究所が出版した「2020年度版新規開業白書」によると、2019年度に新規開業した起業家の最終学歴は次の通りです。

  • 中学 3.4%
  • 高校 29.7%
  • 専修・専門・各種学校 27.1%
  • 短大・高専 4.2%
  • 大学・大学院 35.7%

大学・大学院を出て起業した人は全体の4割もいません。「いますぐ起業したい」と具体的なビジョンがあるのであれば、大学に行かずに起業してしまうことも選択肢としてはありでしょう。

しかし「大学へ行くよりも今どうしてもやりたいことがある」と強い意志があるならば、が前提です。なんとなく大学へ行きたくない、就職したくないと消極的な理由で起業をえらぶのはリスクが大きいといえます。

まとめ        

大学で学べることは多くあります。

起業と学歴はそれほど関係ありませんが、具体的なビジョンが決まっていないのであれば、まずは大学で経営に必要な知識を学び、人脈を作り、様々な体験をしてみるのがよいでしょう。大学でも大学の外でも起業のための学びは必要です。

ご紹介した書籍などから、起業に必要な知識を得ることも怠らないようにしましょう。

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

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