企業会計 Vol.5 「あと2カ月で会社はつぶれます」税理士にそう言われたら?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
起業しても、当初 予定していた事業で思ったように売り上げが上がらないということもあるものである。そんなときにどうするのかが経営者の本当の力かもしれない。今回はセミ ナーのポータルサイト「セミナーズ」を営むラーニングエッジ株式会社の代表取締役 清水社長の事例を紹介します。

思いつく限りのことをやってみても売り上げが上がらない

  最初は失敗の連続でした。設立当初は、家庭教師の派遣事業をしていたため、チラシを印刷してポスティングしてみたり、全員で駅前に繰り出してチラシを配っ てみたりと、思いつく限りのことを試してみたという。しかし、折りしもの個人情報保護法施行の影響で個人情報の取得が難しくなり、売り上げはいっこうに伸 びず、どんどんと資金が減っていった。

 

 「あと2カ 月で会社がつぶれます」

 「とうとう言われてしまいました」と語る清水さん。このままではいけないので、まずはすぐにお金になる ことをやろうと決意。ゴールデンウィーク中に「お金の聖書」という教材を執筆し、セミナーも行い、ネット上で売り出した。これが予想外の反響で、後に PHP出版から本として出版され、アマゾンで1位になるほどのできあがりだった。これで少ないながらも当面の事業資金が確保できた。

 

今後は必ずセミナーが伸びる

 当時は、セミナーに行きたくてもその情報を得る手 段がほとんどなく、本当によいセミナーに行けないという時代であった。そこにビジネスチャンスを発見した清水さんは、自らのセミナーを行ったり、自ら数多 くのセミナーに参加したりしたノウハウを元に「セミナーズ」というポータルサイトを始めることになる。その際に自らのコンサルタントとしての経験を活用す るだけでなく、世界的な経営コンサルタントにも相談し、二度とお金に困らないビジネスモデルを構築して、次の成長に必要なシステム投資のためにエンジェル へのプレゼンを精力的に行った。

 

本気になれば必ず 資金は調達できる

 まだできてもいないし売り上げも上がっていないようなサイトのプレゼンテーションを行っても投 資は受けられない。この時期は、創業メンバーが夜を徹して手作業でサイト運営を行い、ゲリラ的にセミナーの集客を行ったという。その努力の甲斐もあり、 20件名以上の出資を受けることができ、セミナーのポータルサイトで現在の地位を獲得できた。その中には、ベンチャーキャピタルや事業会社も含まれている ため、社長の人脈だけでなく、ビジネスプランの力でも集めた投資であることがわかる。

 あなたは、今行っている事業が立ち行かないとわかっ た時、どのような行動を取りますか。その時は明日かもしれませんし、永久に来ないかもしれません。しかし、確実に言えるのは、事前に準備をしていた会社の 生存確率は、準備を怠った会社と比べて高いということです。

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