誰でもスタイリストになれる!多くの芸能人も使うファッションQ&Aサイト「COODE(コーデ)」が誕生

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

ファッションに悩みを抱える人同士を繋ぐ「COODE」。ECサイトではない驚きの購買システム!
展開している事業内容・特徴

e-coode1「あんなコーディネート、挑戦してみたいけど、私にできるかな?」
 「買ったのはいいけど、上手な着こなし方がわからない」

おしゃれ好きな人たちのこんな悩みを解決するサービスが、2011年9月にスタートした。それが、「COODE」だ。ファッションについての悩みを投稿すると、スタイリスト、エディター、デザイナー、ショップ店員、一般人などから良質なアドバイスが届く、今までにないサービスだ。

2011年9月に、機能を追加してリニューアル。さらに12月には「Yahoo!知恵袋」とのサービス連携を発表。昨年後半からいっきに登録数が急増し、2012年3月現在、登録者数は数千人を超えている。そして、その数は今も急増中だ。

「COODE」を運営するのはPlaymined株式会社。代表の濱田光貴氏によれば、ファッションについては一人一人嗜好が違い、例え同じ質問でも質問する人によって、求める回答が違ってくる。ファッションに特化したQ&Aサービスを始めた理由もそこにあり、ファッションには多種多様であの、質問と回答の先に、さらに深いニーズが潜んでいると考えた。

その読みは当たり、同社のQ&Aサービスには意識の高いユーザーが集うようになり、そこから実際に服や靴などのアイテムが売れている。通常のECサイトではない新しい購買モデルが生まれつつある。「COODE」のビジネスモデルは、Q&Aを通じて集まったユーザーによる購買が発生した際の手数料を収益源としている。アフィリエイトサイトに近いモデルだが、C2Cモデル、ユーザー間のコミュニケーションが収益源となっている点がポイントだ。

また、「COODE」は、読者モデルがオススメ情報やファッションスタイルなどを発信するサイト「Dokumog」と連携しており、「COODE」内で発表したコーディネートで得票数1位を獲得した人は、「Dokumog」の読者モデルになれるという特典も打ち出している。

ファッションに関する質問は回答が少ない。そこにビジネスチャンスの芽をかぎ取った
ビジネスアイデア発想のきっかけ

e-coode2「COODE」を創業した濱田氏は、国内の大学を卒業後、米国に2年間留学し、帰国後にネットプライスというベンチャー企業に入社した。もともと起業志向だったというが、ネットプライス社内で新規事業に携わるだけではなく、自分でビジネスをゼロから立ち上げたいという思いが募るように……。そして同社を退職し、28歳で起業した。

アメリカに留学していたこともあり、常に海外のサイトをウォッチしていた濱田氏。ある日、偶然アクセスしたファッション関係のWebサイトに目を惹かれた。。それは、ファッションに関する画像が2枚ずつ出て来て、自分の好きな方を選択していくと、最終的に自分の趣味趣向に沿ったが商品が提案されるというサービスだった。

濱田氏は、この仕組みをさらに発展させて、機械的ではなく、ファッションのプロであるスタイリストが、一般人に対して感覚的にコーディネートを提案することができ、両者がつながることができる仕組みがあれば面白いと考えるように。そして、「COODE」の元となるアイデアが生まれた。

さらに、ビジネスモデルを詰めていくなかで、「Yahoo!知恵袋」にファッションに関する質問が数千件もあったが、回答済みの質問があまりにも少ないことに気づいた。ファッションに悩んでいる人はネット上にたくさんいる。しかし、その悩みが解消されていない。この差を埋めるサービスがあったなら……。

そんなプロセスを経て、ファッションに特化したQ&Aを軸にした「COODE」のビジネスモデルが完成されていったのだ。「COODE」のサービスは多くの有名人にも使われており、ミュージシャンの広瀬香美さんが、質問を投げかけてくれたこともあるそうだ。

また、著名なベンチャー経営者である家入一真氏も同サービスで質問をして、それが瞬く間にネット内で拡散していったことも。Q&Aサービスは、質問者が面白ければ、それだけで活性化するということにも気づいた。今後は、いかに面白い質問者を集め、同サービスを活用してもらうか。そこに注力していきたいと濱田氏は考えている。

「外見は一番外側の内面」。世界中の人々をかっこよくしたい!
将来への展望

Playmined株式会社は、濱田氏と後輩の横山氏の2名で、2011年1月に設立された。2月にはベータ版のサービスをリリース。その後、投資家などとブレストを重ねて、サービスモデルをブラッシュアップ。2011年9月に、現在のかたちでローンチした。もちろん、今も理想とする仕組みへの改善の途中である。

濱田氏は、30歳までに起業して、その5~7年後には上場させようと考えていた。しかし、実際に起業したのは28歳なので、2年前倒し。今では、35歳までに上場することが目標となっている。

濱田氏がアメリカ留学時代に感じたことは、留学先で出会ったアジア人たちは、頭がいいのに外見を気にしない人が多く、それだけで回りから低い評価を受けてしまう。ファッションで損をする場面が多いのだ。「ファッションで自分の外見を少し変えるだけで、人生も変わるのに……」。留学時代、「彼らは優秀なのに、もったいない」と感じたことも、「COODE」を起業した理由の一つだそうだ。

「COODE」ではQ&Aサイトを軸に、さらに物販、売買、020(オンラインtoオフライン)など多様なニーズに対応するプラットフォームを計画しているという。

「外見は一番外側の内面だ」という言葉をよく耳にする。ファッションに関心を持つことで、外見がかっこよくなれば、周りからの見方が変わり、人生が楽しくなっていくはず。できるだけ多くの人たちに、そのことを知らせていきたい。それが濱田氏の根本にある理念であり志のようだ。

Playmined株式会社
代表者:濱田 光貴 社員:5名
設立:2011年1月 URL:http://e-coode.com/
事業内容:
オンラインファッションコーディネート事業

当記事の内容は 2012/3/22 時点のもので、該当のサービス内容が変わっていたり、サービス自体が停止している場合もございますので、あらかじめご了承ください。

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