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Facebookで23万もの「いいね!」をゲット!台湾で大人気の日本旅行サイト「樂吃購(ラーチーゴー)」

執筆者:ドリームゲート事務局
更新日:2013年08月25日

台湾人なら知らない人はいないほどの人気サイト。仕掛けたのは若き日本人 展開している事業内容・特徴

 letsgo1「樂吃購(ラーチーゴー)」というWebサイトをご存じだろうか。台湾人向けの日本旅行情報サイトなので、日本国内ではそれほど知名度がないかもしれないが、台湾では知らない人はいないという人気の旅行情報サイトだ。月間20万人以上が来訪し、同サイトのFacebookファンページには、なんと23万以上もの「いいね!」を獲得している。

ここ数年、日本にはアジア各国からの旅行客が目立つようになってきた。ニュースなどよく取り上げられる中国人旅行客が多い印象があるが、実は台湾からの旅行客のほうが多く、今では中国人の2倍以上ともいわれている。台湾の人口は2300万人ほどなので、中国との人口比で考えると台湾人の日本好きは相当なものだと思われる。

実際、台湾は親日国としても知られており、日本人にとても好意的だ。そうした背景もあって、日本への旅行客は安定して伸びているそうだ。
 「樂吃購」の収益源の一つは、広告収益。それも台湾向けに商品を売り込みたいという日本の大企業がメイン。例えば資生堂が同サイトに広告を出稿している。日本製品は台湾でとても人気があり、ブランド価値も高いのだ。

なかには日本国内で売られている価格の3倍以上の値段で売れる商品もあるそうで、台湾からの観光客の多くが、日本製品を本場で安くまとめ買いしていく。そうした観光客に自社商品を購入してもらいたい日本企業側が、同サイトに広告を出稿してPRするというわけだ。

「樂吃購」を仕掛けているのは吉田皓一氏という若き日本人。大学卒業後、朝日放送に入社。起業を目指して退職し、知人の母親が経営している株式会社ハピフルに入社。貿易関連の業務を担当しつつ、新規事業として2011年10月に同サイトを立ち上げた。

2013年8月時点では、株式会社ハピフルの事業部門の一つだが、近々分離して法人化する予定。今後は、旅行代理店との提携、台湾に進出したい日本企業の台湾向けWebサイトの企画・翻訳などを新たな収益機会として、事業を拡大させたいという。

中国よりも親日国の台湾で! メディア事業に商機を見つけた ビジネスアイデア発想のきっかけ

朝日放送に入社た吉田氏だったが、なかなか思うような仕事ができず、悶々とする日々を送っていた。そして入社3年目、大学の先輩からの誘いに乗って、起業を前提として転職。給料は激減したものの、好きなことさせてくれるという条件で物流会社の株式会社ハピフルに入社した。吉田氏は中国語と英語の両方が使えたため、主に中国方面とのやり取りを担当。1年半ほど通常業務をしつつ、新しいビジネスを模索していくなかで、海外向けのメディア事業のアイデアを思いついた。

そこで目を付けたのが台湾。マーケットとしてはまず中国が思い浮かぶが、中国は反日感情も強く、経済情勢や政治的にリスクが高いと感じていた。しかし、一方の台湾は真逆の親日国。実際に吉田氏が台湾に旅行で訪れても、日本人というだけで仲良くしてくれ、嫌な思いなど一度もしたことがなかったそうだ。

吉田氏は、台湾滞在中に財布を紛失したことがある。しかし、その財布は翌日に自分の手元に戻ってきた。財布を拾った台湾人は中身を見て、持ち主が日本人だとわかると、すぐ警察に届けてくれたのだ。それほど日本人に好意的な国民性だということを知り、ここ台湾でビシネスを展開しようと決めたそうだ。

 また、親日国で日本への観光客も多いのだが、日本旅行に特化した情報サイトがなかったことも台湾を選んだ理由の一つ。日本では当たり前のように使われている旅行情報サイトを、台湾で展開すれば大きなビジネスチャンスになると吉田氏は気づいたのだ。

Webサイト「樂吃購」の開発には台湾のクリエイターにも協力してもらったが、基本的には吉田氏による手づくりでスタート。

また、広告営業に関しては、3カ月間ほど「こういう媒体をつくったから広告を売ってくれないか」と、東京や大阪をぐるぐる回りながら進めていった。もともとテレビ局で働いていたので、広告代理店等のつながりを活用しての営業活動だった。

「樂吃購」がオープンしてすぐに、「いいね!」の数が3万以上もついた。これは吉田氏のある狙いがあった。資金的にはまったく余裕がなかったが、あえて100万円ほどかけてFacebook内に広告を出したのだ。Facebook広告がまだあまり活用されていない頃だったこともあり、費用対効果は大きかった。これで即座に3万以上の「いいね!」を獲得し、その後は広告頼らずとも自然に拡散して、さらに多くの「いいね!」が集まるようになった。

SNSには、自然と拡散されるための閾値(しきいち)のようなものがあると吉田氏は考えていて、実際にそれを超えるまで広告を出し続ける戦略が見事に当たったというわけだ。

また、台湾人のFacebook利用率は非常に高く、インターネット人口の実に60%以上が Facebookアカウントを持っているという統計がある。ちなみに日本はネット人口の17%前後だ。このFacebook利用率の高さも吉田氏のプロモーション成功を後押しした。

そして、2011年10月の立ち上げから1年半という短期間で、月間20数万人が訪れる人気サイトに成長。また、吉田氏自身も台湾のテレビなどでたびたび紹介され、台湾では有名な日本人になっている。台湾で飲みに行ったり夜の街を歩いたりしていても、吉田氏だと気づかれることも多く、「もう、台湾では変な遊びはできないですね」と笑う。

47都道府県を全部やる!目指すは台湾版『地球の歩き方』 将来への展望

letsgo2吉田氏に今後の展望を伺ったところ、「47都道府県全部やる」と即答いただいた。「樂吃購」は2013年8月時点で、大阪・東京・京都・神戸版の4つを展開している。これを全都道府県版で展開していくのが、当面の計画だ。

というのも、最近の台湾人旅行客は目が肥えており、有名な観光地よりも、もっとマニアックな情報を求めているという。例えば 、岐阜県の白川郷などが最近は注目されているそうだ。

 「さらに大きな目標としては、日本にやって来る台湾人全員が、樂吃購を見るようにしたい。北海道に行く、沖縄に行く、広島に行く、神戸に行く、すべての地方で。そういう状況をつくり出したい。日本でいう地球の歩き方のような感じ。オンリーワン、ナンバーワンの媒体になる。そこまでいけたら一つのゴールですね。あとは、旅行以外でも、例えば日本のドラマを向こうに輸出するとか、台湾と日本合作の映画をつくってみるとか。そういうことも今後やりたいと思っています」

旅行はあくまで一つのフック。それ以外の分野でもひたすら台湾市場を深掘りして、ビジネスを展開していくという吉田氏。今後も注目していきたい。

株式会社ハピフル 樂吃購(ラーチーゴー)事業
代表者:吉田 皓一 スタッフ数:
設立:2011年10月 URL:http://letsgojp.com/
事業内容:
台湾向け日本旅行情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)」の運営

当記事の内容は 2013/8/27 時点のもので、該当のサービス内容が変わっていたり、サービス自体が停止している場合もございますので、あらかじめご了承ください。

この記事の執筆者

ドリームゲート事務局
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取材・文:ドリームゲート事務局 起業・開業・独立・ベンチャーの悩みに、専門家がお答えします。無料なのでお気軽にどうぞ。

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