コロナ禍での開業届を出すタイミングについて

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

2019年に個人でオンラインサービスの提供をはじめました。開業届はまだ出していません。

今年(2020年)の春に開業届と確定申告をする予定でしたが、コロナ禍の現在ではどのタイミングで開業届を出せばよいのか分かりません。

青色申告・白色申告の決め方も教えて頂きたいです。

 

回答:開業届の開業日は、過去に遡って設定できます。

この質問への回答者

山崎 大地(やまさき だいち) / Earthコンサルティング株式会社
大手物流会社、ベンチャー企業、国会議員秘書など、様々な経験をしてきた山崎アドバイザー。とくに福祉サービスでの創業支援が得意で、丁寧で前向きなアドバイスに定評があります。

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はじめに、確認事項が4つあります。

 

  • 個人事業主の場合の決算期は1月1日から12月31日までです。
  • 売上、経費が65万円/年間 以上あるかどうかが、青色申告か白色申告かを選ぶ基準となります。
  • ご自身で「帳簿」をつける、または税理士などに依頼することが可能ですか?
  • 経費について「領収書」「レシート」などの支払を証明するものがありますか?

 

〇開業のタイミング

大きな売り上げが見込める日や、設備投資・家賃などの支払日が決まっているのであれば、そこを軸に開業日を決めると良いでしょう。個人の確定申告と合わせて1月1日を開業日にしている方が多いです。開業日は過去に遡って設定できるため、コロナ禍以前の2019年に設定することもできます。

 

〇青色申告・白色申告の選択

「簿記の知識、会計の知識がある」または「65万円以上の売上、経費がある」という場合は青色申告をおすすめします。そうでなければ白色申告を選ぶと良いでしょう。

 

〇コロナ対策の補助金・助成金について

現在政府は、2019年の1~3月の売上に比べて、2020年の売上が大きく減った事業者(会社)に対し、補助金・助成金を検討しています。 この売り上げが減ったという証明ができなければ、補助金・助成金を受けることは難しいでしょう。 個人としてもらえる補助金・助成金についても、給与明細や確定申告などで収入が減ったとことを証明する必要があります。

 

※この記事は2020年4月時点の回答です

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