起業・経営FAQ:副業で起業して会社設立。本業の社会保険に与える影響は?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

私は今、会社員ですが副業として起業しようと思っています。会社では副業は禁止されていないのですが、起業することは知られたくないと思っています。こうして、一時的に個人事業主として事業を行おうと思いましたが、今は事業形態を株式会社か合同会社どちらで会社を設立したらよいか迷っています。
開業初年の年収は100万以下想定であります。
株式会社と合同会社のどちらが良いのか教えていただきたいです。

また、副業をすることで、本業の社会保険にどう影響が出るのか知りたいです。

 

回答:副業で会社設立すると、社会保険への加入義務が生じるため、本業の社会保険料に影響があったり、会社に知られる可能性もある。

現在、起業を考えており、株式会社か合同会社のどちらにするか迷っているとのこと。また、副業をすることで本業の社会保険にどう影響が出るのか知りたいとのことですね。

株式会社と合同会社のどちらが良いかについて

典型的には、株式会社の不利な点(=裏返せば合同会社の有利な点)として、設立費用が高い(実費だけで14万円は違います)、決算公告の負担など設立後のランニングコストがかかる、役員の最長の任期が決まっており、改選の都度登記が必要(登記には費用もかかる)といったことが挙げられます。
他方で、株式会社の有利な点(=裏返せば合同会社の不利な点)として、知名度があり社会的な信用がある、今後、出資者を募ることを予定しているのであればそれに適している、といったことが挙げられます。

もし、質問者様が今後も一人で会社を経営していこうというのであれば、合同会社で良いと思います。しかし、今後、従業員を雇ったり、別の出資者も募ることを考えている、要するに会社をもっと大きくしていく予定があるのであれば、株式会社のほうが良いと思います。

詳しくはこちらの記事などが参考になります。
https://www.dreamgate.gr.jp/contents/column/c-legal/43423

副業で起業する場合の社会保険について

本業の社会保険については、副業のほうで会社を設立すると、社会保険への加入義務が生じます。その結果、本業の社会保険料の額に影響があったり、副業が会社にばれる可能性もあります。詳細については、社会保険労務士や税理士の方にご相談ください。

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