個人事業主が法人成りするタイミングを教えてください。

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

個人事業主として事業を始めました。今年の確定申告を青色申告でおこなうか迷っています。青色申告のメリットデメリットを教えてください。

また、事業を法人化する適切なタイミングも知りたいです。

 

回答:年商1000万円を超えたときか、事業所得(利益)が500万円程度になったときが良いでしょう。

この質問への回答者

横山 禎一(よこやま ていいち) / サイバークルー株式会社 / 横山税理士・行政書士事務所
ローリスクで起業できるよう、ありとあらゆる面から起業家のサポートをされている横山さん。積極的に起業家同士の交流会を開催するなど、力を入れているあつい方です。

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青色申告のメリット

  • 繰越欠損金が3年間繰越できる
  • 65万円(10万円)の控除が受けられる

青色申告のデメリット

  • 決算書の作成等に手間がかかる

 

次に法人の設立とそのタイミングについてです。 法人設立のメリットは、

  • 節税しやすい
  • 社会保険に加入できる
  • 信用度が高くなる
  • 繰越欠損金が9年間繰り越せる

などです。 いっぽう個人事業主のメリットは、

  • 設立の手続きが簡単
  • 交際費に損金算入限度額がない

などです。

 

法人化するタイミングは2つあり、1つは年商1000万円を超えたときです。 なぜなら、年商1000万円を超えた翌々年は課税事業者となり、消費税を納める義務があるからです。

ただし、2023年10月からインボイス制度が導入されるため、年商1000万円から課税されるというラインはなくなります。

 

もう1つは、事業所得(利益)が500万円程度になったときです。 この500万円の利益を法人化し、役員報酬として支払った場合は節税メリットがあります。

 

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