雑貨&セレクトショップで起業

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

店舗を出したいと思うこと は簡単です。しかし、オープンして儲かっている店舗として、継続させようとすると、なかなか簡単ではありません。「熱意があれば何とかなる」と、切り抜け ることもあるでしょう。が、可能であれば、自分なりに納得できる手法で、継続できることが望ましいのではないでしょうか。そのためのキーワードがいくつか あると思います。

●「明るいオタクになろう」
何にでも、こだわろうということを苦にせず継続するためには、オタクになることが、もっとも手っ取り早いと思います。仕入れにおいても、販売においても、やはり、並外れた知識を持っている必要があります。オタクといわれるぐらい詳しければ、鬼に金棒です。

●「いつも肌身離さず持ち歩ける手帳を見つける」
自分の行動に、期限をつける。「今しなければならないこと」の優先順位をつける。気が付いたことや、アイデアをメモする。毎日やっていくと、自分のマネジメントが、できるようになります。いつも、肌身離さずに持ち歩くことが大切ですね。

●「とにかく現場主義」であること
どんな店舗にする場合でも、先輩店舗はいいマーケティング材料です。「出店場所は?」「どのようなMD(マーチャンダイジング)にする?」「販促方法は?」「売り方は?」などなど、すべて現場に問題点と答えがあります。

●「論理的な考え方」をする
ひとつのテーマを分解してさらに深く掘り、それを再構築し、優先度を明確にしていきましょう。思いつきだけでは、カタチになりません。論理を組み立てて いった方が、ビジネスモデルとしてカタチになります。最初はとっつきにくいかもしれませんが、癖をつけることで、慣れていきます。

●「小売業の論理を学ぶ」
以上のことができたとしても、最後は、やはり小売業の論理を学ばなければ、店舗は運営できません。売るものや、売り方によって、運営の方法や商品構成など も大きく変わってきます。「なぜ違うのか」「そのためにはどう改善するべきなのか」などを必ず学び、実践していくことが必要です。私のコラムでは、この小 売業の論理について解説していきたいと考えています。

 自分の手で店を立ち上げ、買っていただいて、使っていただいて、お客様に喜んでもらえることを経験すると、今までの努力も報われるものです。その橋渡しが、お店なのです。ぜひ、小売業を目指してもらいたいですね。                     

  経歴

明瀬 隆郎  Takao Akase

株式会社イーノウハウ 代表取締役

1977年 株式会社ライカ入社
1985年 株式会社小島ファッションマーケティング入社
1988年 独自でコンサルティング事業開始
1992年 有限会社明瀬リテイルシステム設立
2000年 株式会社イーノウハウ設立

  アパレル・SPA・問屋・チェーンストア等の店頭支援およびショップ運営部のコンサルティングおよび「見本だし」、店頭基点マーケティングをベースに不振 店・部門対策の提案・コンサルティングおよび「見本だし」などを得意とする。コンサルティングの一環としての販売代行や、ショップ運営代行・VMDコー ディネーター代行などを精力的に行うほか、実践的な研修・セミナー講師としても活躍。
 現在、ドリームゲートカレッジにて『雑貨&セレクトショップオーナーコース』講師および担任を務める。

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