【初心者OK】起業・創業しやすい副業は?サラリーマンでも安全にはじめるコツを解説

この記事は専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

「副業をはじめたいけど、何から手をつければいいかわからない」「本業に支障をきたさず、安全にはじめられる副業はあるの?」そんな悩みを抱えるサラリーマンの方は多いのではないでしょうか。実は、リスクを最小限におさえながら副業で収入を得る方法は存在します。
本記事では、初心者でも安心してはじめられる副業の選び方と、成功のコツをくわしく解説します。サラリーマンから起業を目指したい方にも、副業からのスタートがおすすめです。記事を読んで、自分に最適な副業を見つけ、本業に支障がないようにはじめましょう。

副業からでも起業・創業は可能?サラリーマンでも目指せる理由

「サラリーマンが起業なんて無理」と諦めていませんか?副業を活用すれば、起業・創業へのハードルは大幅に下がります。安定収入を維持しながらビジネススキルを磨き、段階的に起業を目指せるのが副業の大きなメリットです。副業から起業しやすい理由を、じっさいの成功事例も交えながら解説します。

なぜ副業から起業しやすいのか?

副業から起業へのステップアップが注目される理由は、リスクを最小限に抑えながらビジネススキルを習得できるためです。本業で安定収入を確保しながら、副業で市場ニーズを検証し、顧客基盤を構築できます。
また、副業期間中にマーケティングや営業、資金管理などの実践経験を積むことで、起業時に必要なスキルセットを自然に習得できます。副業収入が本業を上回った時点で独立するケースが多く、経済的な不安を軽減できるのも大きなメリットです。

副業から起業した成功事例

じっさいに副業から起業を成功させた事例は数多く存在します。SNSには、副業から独立に成功した方の投稿が多数見られます。

リスクを取らずに人生を変えたいなら副業に取り組むことです。僕もサラリーマン時代、月20万稼げるようになって独立も果たせました。自分の人生ですから。

引用元:X|としぶん|文章力の先生(最終閲覧日2025年8月9日)

今日、20年以上働いた会社を退職します
そして、独立します
副業をはじめてから7年
ここまでこれました

引用元:X|ソレイユ|ブログ×YouTuber(最終閲覧日2025年8月9日)

副業から起業した成功者に共通するのは、次のような点です。

  • 目的が明確
  • 自分の強みやスキルを活用
  • リスクをおさえ、段階的にステップアップ
  • 継続力と失敗を活かす姿勢
  • 人脈や他社からの助言を活用

特別な才能よりも「目的意識・行動・粘り強さ・学び・協力」の積み重ねが、成功の共通要因といえます。副業でスキルや専門性をコツコツ身に付けることで、初心者でも独立を狙うことは可能です。

【無料で完成】事業計画書作成ツール
累計8万人が利用!質問に答えるだけで「事業計画書・数値計画書」が完成
⇒事業計画書作成ツールを無料で利用してみる

  • 日本政策金融公庫の創業計画書も作成でき、融資申請に利用できる。
  • 業種別にあなたの事業計画の安全率を判定
  • ブラウザに一時保存可能。すべて無料
⇒事業計画書作成ツールを無料で利用してみる

初心者におすすめの起業・創業しやすい副業20選

副業選びでもっとも重要なのは、自分のライフスタイルやスキルレベルに合ったものを選ぶことです。ここでは、初心者でも無理なくはじめられ、将来的な事業拡大の可能性が高い副業を4つのカテゴリーにわけて、くわしくご紹介します。
自分の強みと照らし合わせながら、最適な副業を見つけて、安全な起業への第一歩を踏み出しましょう。

【スキル不要】未経験からはじめられる副業5選

副業をはじめたいけれど「特別なスキルがない」と感じている方におすすめなのが、ここで紹介する未経験者向けの副業です。未経験からはじめやすい副業5つを表にまとめました。

副業名 概要 初期費用 必要スキル 収入目安(月) はじめやすさ(★5段階)
データ入力・文字起こし かんたんなデータ入力や、音声を文字に起こす作業。集中力がポイント。 不要(PCがあれば) PC基本操作 1~5万円 ★★★★★
フリマアプリ物販 メルカリ等で不要品や仕入れ品を販売。撮影や梱包もかんたん。 不用品なら不要、仕入れは数千円程度 出品、撮影、梱包 0.5〜10万円 ★★★★★
アンケートモニター・ポイントサイト スマホやPCでアンケート回答。すきま時間に手軽にできる。 不要(スマホやPCがあれば) 不要 0.1~0.5万円 ★★★★★
レンタルスペース提供 空き部屋や駐車場を貸して収入を得る。初期投資は内装や設備で変動。 100万円程度 PC操作、接客、清掃対応 0.6~30万円 ★★★☆☆
単発・短期アルバイト イベントスタッフやチラシ配りなど、短期間ではじめやすい現場仕事。 不要 体力や丁寧さ 1~3万円(月8~24時間稼働の場合) ★★★★☆

上記のような副業は初期投資が少なく、リスクを最小限におさえながら副業経験を積めるため、副業初心者にはとくにおすすめです。

【スキル活用】成長やキャリアアップにつながる副業5選

本業で培ったスキルを活用できる副業は、収入アップとキャリア成長を同時に実現できる理想的な選択肢です。主に次のような副業があります。

副業名 概要 初期費用 必要スキル 収入目安(月) はじめやすさ(★5段階)
webライティング 企業ブログ・メディア向け記事作成。SEO知識の習得で単価UP可能。 ほぼ不要 文章作成、リサーチ力、SEO知識 1〜3万円 ★★★★☆
webデザイン webサイトやバナー制作。Adobeや無料ツールの習得で仕事が可能。 数千円~ デザインソフト操作 3万円前後 ★★★★☆
プログラミング アプリやwebシステム開発。基礎から応用まで学び副業案件獲得。 数千~数万円 プログラミング言語(JavaScript等) 5〜30万円 ★★★☆☆
動画編集 YouTube・企業PR・SNS等の動画編集。無料・低コストソフトではじめやすい。 無料〜数千円 PC操作・編集ソフトの基本知識 5〜10万円 ★★★★☆
SNS運用・マーケティング 企業や個人のSNS運用代行。分析や広告運用の知識が稼げる鍵。 ほぼ不要~数千円 SNS操作・広告知識 0.3~3万円 ★★★★☆

スキルを活用できる副業は、本業のスキルアップにも直結するため、将来的なキャリア形成にも大きなメリットがあるといえます。

【時間を有効活用】サラリーマンでも続けやすい副業5選

サラリーマンは、しっかりと本業を優先しながら取り組める副業を選ぶことが大切です。すきま時間や短時間でできる副業、レンタル型など手間がかからないものを中心に紹介します。

副業名 概要 初期費用 必要スキル 収入目安(月) はじめやすさ(★5段階)
民泊運営 自宅や所有物件を宿泊施設として貸し出す事業。法律や運営ルールあり。 50~300万円 物件管理・接客・運営知識 10~50万円 ★★☆☆☆
コインランドリー運営 自動洗濯機設置の無人店舗。開業費用大。人手不要。 2,000~2,500万円 資本力・運営管理・立地選定 30~40万円 ★☆☆☆☆
コワーキングスペース運営 事務所や空きスペースを時間貸し。内装や設備投資が必要。 100~1,000万円 施設管理・集客・予約管理 10~40万円 ★★☆☆☆
セミナー講師 自分の知識や技術を有料オンライン・現地講座で提供する。 数千~1万円 専門知識・人前で話す力 3~20万円 ★★★★☆
ネットショップの出品代行 他人の商品を代理でECサイトへ出品・管理する副業。 数千~1万円程度 PC操作・EC知識 2~10万円 ★★★★☆

手間がかからない副業でスケジュール管理をしやすくすると、本業に支障を出さずに継続できます。労働時間や体力・集中力に無理がない副業を選ぶことも、本業と両立するうえで重要です。

【柔軟な働き方から大きなリターンまで】本業化を狙える副業5選

副業名 概要 初期費用 必要スキル 収入目安(月) はじめやすさ(★5段階)
ブログ・アフィリエイト 体験・知識をブログで発信し広告やアフィリエイト収入を得る。 月1,000円程度 ライティング・マーケティングの基礎 0〜10万円(半年〜1年で10万円超も可) ★★★★☆
オンラインコーチ・コンサル Zoom等で専門知識やスキルを指導・助言。個人から法人まで対象。 数千~1万円程度 専門知識・指導力・集客 5万〜30万円 ★★★★☆
物販・ネットショップ運営 自社商品や仕入れ品のEC販売。運営・梱包・顧客対応が必要。 数千〜数万円 出品・撮影・販促・仕入れ 10~15万円 ★★★★☆
ライブ配信・You Tube配信・ストリーマー YouTubeや配信プラットフォームで定期的に動画配信し収益化。 無料〜数千円 動画制作・編集・企画力・コミュニケーション力 数千円〜10万円程度 ★★★★☆
投資(株式・不動産・投資信託) 株配当、不動産賃料、投資信託の分配金など資産運用で収入獲得。 数万円〜数百万円以上 金融知識・リスク管理 配当収入など数千円〜数万円以上 ★★★★☆

上記5つの副業は、スキルや資産を活かし、高収益や本業化も狙える分野です。初期費用や必要スキルはさまざまですが、在宅など柔軟な働き方が可能で、長期的な収入源になる可能性があります。

副業から得られるメリットと起業へのステップ

副業には、単なる収入アップにとどまらない多面的なメリットがあります。スキル向上、人脈拡大、実績構築など、起業・創業に必要な要素を実務を通して獲得できます。ここでは、副業を通じて得られる具体的なメリットと、起業への効果的なステップについてくわしく解説します。

収入アップだけじゃない! スキルや人脈も広がる

副業の大きな魅力は、金銭的な報酬以外にも多くの価値を得られることです。本業では経験できない業務に取り組むことで、新たなスキルセットを身につけられます。また、異業種のクライアントとの接点が生まれることで、本業では出会えない人脈が構築されます。
副業で得た人脈は、将来的なビジネスパートナーや顧客になる可能性を秘めています

起業・創業に必要な「小さな実績」を積める

起業・創業でもっとも重要なのは、市場での実績と信頼の構築です。副業を通じて小さな成功体験を積み重ねることで、起業に必要な実績を段階的につくれます。たとえば、次のような実績があれば、独立時の信頼性が大幅に上がるでしょう。

  • 副業で設定した収入目標や作業ノルマを達成
  • 販売、副業講師、サービス提供などで顧客と接し、ニーズ把握や信頼獲得を経験
  • ライティング、動画編集、ネットショップ運営など副業で得た専門スキルや実績
  • 副業で出た課題に対して工夫し、改善を繰り返す体験
  • 売上や経費管理を副業で経験

顧客からの評価や推薦文が蓄積されれば、起業後の営業活動がスムーズになります。

安定収入を得ながら起業準備ができる

副業の大きなメリットのひとつとして、本業からの安定収入を維持しながら起業準備を進められることがあります。生活費の心配をせずに新しい事業にチャレンジできるため、冷静な判断でビジネスを構築できます
副業収入を起業資金として蓄積することで、独立時の資金調達リスクを軽減でき、サラリーマンでも安全に起業への道筋を描けます。

【無料で完成】事業計画書作成ツール
累計8万人が利用!質問に答えるだけで「事業計画書・数値計画書」が完成
⇒事業計画書作成ツールを無料で利用してみる

  • 日本政策金融公庫の創業計画書も作成でき、融資申請に利用できる。
  • 業種別にあなたの事業計画の安全率を判定
  • ブラウザに一時保存可能。すべて無料
⇒事業計画書作成ツールを無料で利用してみる

副業を安全にはじめるための注意点

副業をはじめやすい環境が整っている現代でも、安全にはじめるためには事前の準備と知識が不可欠です。ここでは、副業をはじめる前に必ず確認しておくべき重要なポイントを解説します。

本業の就業規則と副業禁止規定を確認する

副業をはじめる前に、現在の勤務先の就業規則をくわしく確認することは、本業に支障を出さないために大切です。企業で副業が解禁されはじめていますが、競業避止義務や情報漏えい防止の観点から、特定の業種や活動を禁止している場合があります

就業規則等において、競業により、自社の正当な利益を害する場合には、副業・兼業を禁止又は制限することができる

引用元:厚生労働省|副業・兼業の促進に関するガイドライン|7ページ(最終閲覧日2025年8月11日)

また、副業をおこなう際には事前申請や報告が必要な企業もあります。就業規則に違反した場合、懲戒処分や解雇といったリスクがあるため、人事部や上司に相談して正式な許可を得ることが安全です。
不明な点があれば、労働基準監督署や労働相談窓口で専門的なアドバイスを受けることをおすすめします。

確定申告や業務委託契約などの基礎知識を身につける

副業で収入を得る場合、税務上の手続きや契約関係の知識が必要になります。副業収入が年間20万円を超える場合は確定申告が義務付けられており、住民税の申告も必要です。

副業などで得た所得が20万円を超える方は、確定申告が必要となります。医療費控除やふるさと納税などで確定申告を⾏う方は、副業などで得た所得が20万円以下であっても、申告が必要です

引用元:国税庁|スマホで確定申告(副業編)|1ページ目(最終閲覧日2025年8月11日)

業務委託契約を結ぶ際には、報酬の支払い条件や著作権の帰属、損害賠償責任などを明確にしておくことが重要です。また、源泉徴収の有無や消費税の取り扱いについても理解しておく必要があります。
確定申告や業務形態、税金などについての知識不足により、あとから税務トラブルに発展するケースもあります。事前に税理士に相談したり、税務署の相談窓口を活用することが大切です。
ドリームゲート」では、確定申告や税務に関するプロフェッショナルが多数在籍しています。副業をはじめる方や、副業から独立を検討している方は、相談することで安心感をもって業務を進められるはずです。
初回のメール相談は無料なので、ぜひお気軽にご相談ください。

詐欺や高額案件に注意する

副業ブームに便乗した詐欺案件が増加しているため、十分な注意が必要です。「誰でもかんたんに月50万円稼げる」「初期費用を払えば高収入保証」といった甘い誘い文句にはとくに警戒しましょう。

「手軽に稼げる副業あり」等のSNS上の広告は詐欺の可能性があります!
多額のお金を失う前に、やり取りを中断し、警察や家族に相談をしてください。

引用元:警視庁|特殊詐欺対策ページ(最終閲覧日2025年8月12日)

まっとうな副業案件では、事前の高額な費用請求や個人情報の過度な要求はありません。極端に高額な報酬を謳う案件も詐欺の可能性が高いため、市場相場と照らし合わせて判断することが重要です。
不審な案件に遭遇した場合は、消費生活センターに相談したり、インターネット上の口コミや評判を事前に調査して、安全性を確認してから取り組むようにしましょう。

副業から起業・創業を目指すコツ

副業から起業・創業を成功させるには、戦略的なアプローチが重要です。闇雲にはじめるのではなく、自分の強みを活かし、段階的に事業を拡大していくことで、リスクを最小限におさえながら安全に独立を目指せます。
ここでは、副業から起業への具体的なステップとコツを解説します。

自分の得意分野・好きなことではじめる

副業から起業を成功させるポイントのひとつに、自分の得意分野や興味のある分野からはじめることがあります。すでに持っているスキルや知識を活用できれば、学習コストをおさえながら早期に収益化できます。
たとえば、次のような形で得意分野や好きなことを活かせるでしょう。

  • 文章を書くのが得意、情報収集が好き▶webライター
  • アクセサリーや雑貨、服作りが好き▶ハンドメイド販売
  • 占い、恋愛相談、イラスト制作、学習指導などができる▶スキルシェアサービス
  • 写真が好き▶ストックフォト販売
  • 語学、美容、健康、ビジネススキルなど専門知識がある▶セミナー講師

もともと興味や実績があり、自然に取り組めるジャンルを選ぶことで継続しやすくなります。好きなことであれば困難な状況でもモチベーションを維持でき、長期的な成長が期待できます
市場ニーズとの兼ね合いも重要ですが、まずは自分の強みを最大限に活かせる分野から挑戦することをおすすめします。

段階的なシフトを意識する

副業から起業へのシフトは、一気におこなうのではなく、段階的に進めることが成功の鍵です。まずは副業収入が月5万円、次に10万円、そして本業の半分程度まで育てることを目標にしましょう。
収入が安定してきたら、労働時間を徐々に副業にシフトし、本業との比重を調整します。また、顧客基盤の拡大や業務の仕組み化も並行して進めることで、独立後の事業安定性を高められます。
急激な変化はリスクが高いため、3年程度の中長期計画を立てて、着実にステップアップしていくことが重要です。このような計画的なアプローチにより、安全かつ確実に起業を実現できます。

税金・開業届・法人化のタイミングをおさえる

副業から起業への移行では、適切なタイミングで税務・法的手続きをおこなうことが重要です。副業収入が年間20万円を超えたら確定申告が必要になり、継続的に収入が見込めるようになったら開業届の提出を検討しましょう。
個人事業主として開業届を出すことで、青色申告による節税効果や事業用口座の開設が可能になります。また、次のようなタイミングで法人化を検討するのがおすすめです。

検討のタイミング 理由
利益が800~900万円を超えたとき 個人事業主の所得税率は最大45%に達するのに対し、法人税率は利益800万円以下は約15%、それ以上でも約23%と低い。
課税売上高が1,000万円を超えたとき 個人事業主は売上1,000万円を超えると消費税課税事業者となるが、法人化すれば設立後2年間は消費税の納付が免除される。
事業拡大や信用度向上を目的とするとき 法人化することで、大手企業から仕事を受けやすくなったり、資金調達がしやすくなったりする。
5名を超える従業員を雇用する 健康保険・厚生年金保険の社会保険加入義務が発生し、法人化すると社会保険の整備がしやすくなる。
決算月や手続きのタイミングに配慮する場合 1月や4月に法人化するケースが多い。1月スタートは年度計画が立てやすく、個人事業との会計整理がスムーズになる。

法人化のタイミングが適切でないと、不必要な費用がかかったり、逆に負担が増えるケースもあります。専門家と相談し、具体的な数字や事業計画を踏まえたうえで判断することが重要です。
ドリームゲート」では、適切な法人化のタイミングについて専門家からアドバイスさせていただきます。初回相談無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

起業・創業しやすい副業についてよくある質問(FAQ)

副業がしやすい時代になったとはいえ、じっさいに起業・創業を目指す際には多くの疑問や不安が生まれるものです。ここでは、副業から起業を検討している方からとくによく寄せられる質問について、回答をまとめました。
安心して次のステップに進めるよう、ぜひお役立てください。

副業から起業するにはどんな準備が必要?

副業から起業する際の準備は、まず安定した顧客基盤の構築がもっとも重要です。月収20~25万円以上を3か月以上継続できる状態を目指しましょう。次に、事業計画書の作成と資金計画を立て、最低6か月分の生活費を確保することで、生活が不安定になるリスクを防げます。
開業届や青色申告の手続き、事業用口座の開設などの事務手続きも事前に準備しておくとスムーズです。

個人事業主か法人どちらがよい?

副業から起業する場合、まずは個人事業主としてスタートすることをおすすめします。手続きがかんたんで維持コストも低く、事業の方向性を試行錯誤しやすいためです。年収が800万円を超える、従業員を雇用する、社会的信用が必要になるタイミングで法人化を検討しましょう。
法人化により節税効果や信用度向上のメリットがありますが、維持費用も考慮して判断することが重要です。

起業しても副業を続けていい?

起業後もほかの副業を継続することは、基本的に問題ありません。むしろリスク分散の観点から、起業後の副業にはメリットがあります。ただし、本業となった事業に集中できる時間を確保することは、成功のために不可欠です。
また、顧客との利益相反が生じないよう注意し、複数の事業を同時におこなう場合は、適切な時間管理と優先順位付けが必要です。事業が軌道に乗るまでは、収入源を複数持つことでリスクを軽減できます。

起業・創業しやすい副業を選び、自分の道を切り開こう

サラリーマンでも副業から起業・創業を目指すことは十分可能です。重要なのは、自分に合った独立しやすい副業を選び、段階的にスキルと収入を積み上げることです。本業の安定収入を維持しながらリスクを最小限におさえられるのが、副業起業の最大のメリットです。
就業規則の確認、税務知識の習得、詐欺案件への警戒など、安全面にも十分配慮しながら進めましょう。まずは小さな一歩からはじめて、着実に起業・創業への道を歩みましょう。

執筆者プロフィール:ドリームゲート事務局

ドリームゲートは経済産業省の後援を受けて2003年4月に発足した日本最大級の起業支援プラットフォームです。
運営:株式会社プロジェクトニッポン
Facebook | Twitter

 

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

無料で始める