大手企業のコンサルティング実績多数!
海外進出を目指す“企業の挑戦”を徹底支援

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: 松元 順子  編集:菊池 徳行(ハイキックス)

戦略のプランニングから実行まで、
企業の海外進出をトータルサポート
展開している事業の内容・特徴

20170523-1少子高齢化に伴い国内市場の縮小が懸念される昨今、日本企業にとって海外進出の必要性が年々高まっている。そんな時代のニーズに応えるべく、海外進出支援コンサルティング事業を展開しているのが、株式会社Tryfundsだ。

日本、米国、ベトナム、ブラジル、南アフリカ共和国に拠点を置き、世界7地域、58カ国のネットワークにより企業の海外進出を支援している。社名のTryfundsは、“挑戦の蓄積”という意味。その名が示すように、海外進出支援をはじめ、市場調査、組織開発、ブランド戦略の策定、M&Aアドバイザリーなど、多角的なサービスで企業の挑戦をサポートしている。

「どんなに理想的なプランを立案しても、それを実現できなければ挑戦はできません。お客様の課題を根本的に解決するためには、プランニングから実行まで支援させていただくことが重要だと考えています。戦略コンサルティングはもとより、企業買収の支援、商品企画やデザイン、マーケティング、人材採用など、進出前から進出後まで一貫してサポートできるのが当社の最大の強みです」(Tryfunds代表・丹野裕介氏)

2012年の創業から現在までに手がけたプロジェクトは350以上。クライアントには大手上場企業も多く、海外の国営企業とのM&Aなど大規模なプロジェクトをサポートした実績もある。収益を倍増させるなど、確実に成果を出すコンサルティングが評判を呼び、顧客の大半が紹介と口コミによるものだという。

こうしたプロジェクトを実行できる理由のひとつは、多彩なキャリアをもつプロフェッショナルが集結している点にある。同社には20代から60代まで、幅広い世代のメンバーが在籍。大手企業の役員・取締役経験者や金融、IT業界からの転職者など高い専門性をもったメンバー構成により、あらゆる業種の案件に対応できる体制を確立している。エンジニアも10名以上在籍しており、AIやIoTの活用支援も行っている。

水泳選手の夢を断念し、起業家に。
挑戦できる日本企業を増やしたい
ビジネスアイディア発想のきっかけ

20170523-20歳から18歳まで水泳一筋の人生を歩んできた丹野氏。インターハイに出場し、オリンピックを目指していたが、けがで競技生活を断念。人生の目標を見失いかけていたときに、進学先の早稲田大学で「ベンチャー起業家養成講座」を受講。その後、ビジネスプランコンテストで優勝したことを機に、“起業”という新たな目標を見いだす。

大学2年次には、スポーツマネジメントの会社を設立し、アスリートのセカンドキャリア支援ビジネスをスタートし、事業売却を経験。大学卒業後、リクルート社に入社したことから、人材採用についてより深く考えるように。「今後はアスリートだけでなく、必要とされる人材を幅広く企業に送り込む仕組みをつくりたい」という思いが芽生えていったという。

学生時代から人材ビジネスに携わってきた丹野氏が、海外進出支援に着目したきっかけは何だったのだろうか。

「リクルート時代にお客様から海外に進出したいという相談を受けたのですが、戦略立案から実行支援までを一任できるコンサルタントがいなかったため、自分で立ち上げるしかないと、起業を決意しました。実は、海外進出に成功している日本企業はそれほど多くありません。そうした現状に一石を投じたい、もっと挑戦できる日本企業を増やしたいという思いも強くありました」

2012年9月、24歳のときにTryfundsを設立。もっとも苦労したのは、信頼できるメンバーを見つけることだった。スキルや経験など、何を基準に選考するか悩み抜いた末、最終的に「意志ある挑戦を創造する」という経営理念に共感してくれた大学時代の親友を迎え入れる。

「よく友人と起業すると失敗すると言いますが、私はこの選択が正しかったと思っています。経営者にとって、本当に信頼できるパートナーは重要で、このメンバーがいなければ、ここまで事業を拡大することはできなかったと思います」。

起業したものの、最初の半年は受注がまったくない状態だったという。しかし、その間にブラジルとインドネシアに拠点を構え、戦略立案から現地企業とのアライアンス締結まで、すべてをサポートできる体制を確立していたことから、2013年4月に大手自動車メーカーの海外進出支援プロジェクトを受注。この仕事の成功が、口コミなどで徐々に広がり、顧客を拡大。同社が成長していく礎となった。

オンラインコンサルサービスを構築し、
時価総額1000億円の企業を目指す!
将来の展望

近年、顧客企業から、「海外進出後に現地法人をマネジメントできる人材が欲しい」「国内側の経営支援もしてほしい」といった要望が増えてきた。こうした企業がさらに飛躍するための第2ステップを支援すべく、昨年から新たに始めたのがヘッドハンティング支援だ。

「当社のヘッドハンティングは、単に予算に応じて人材を紹介するだけではありません。その企業のビジネスモデルを分析し、必要に応じて、戦略の修正案を提示したり、新たな人事規定や給与制度を策定したりするところまで支援します。顧客企業の経営課題を抽出し、事業戦略の立案からサポートするため、紹介した人材の内定率は9割を超えています」

同社は創業以来、「2020年度に時価総額1000億円の企業にすること」を最大の目標として掲げている。この目標を達成すべく、現在BtoB向けITサービス『BIZIT』を開発中。これにより、さらに多くの企業の挑戦を支援することを目指している。また今後は、M&Aアドバイザリー、スタートアップ企業の資金調達支援にも、より一層力を入れていく構えだという。

「『海外進出したいけれども、どうしたらいいかわからない』とチャンスを逃してしまう企業も多くみられます。『挑戦をカルチャー』にというビジョンのもと、これからも企業が新たな一歩を踏み出すための後押しができればと思っています」

最後に起業を目指す若者にメッセージをお願いした。「私は学生起業したときから、『自分の人生をかける』という気持ちで取り組んできました。一度起業すると、お客様のためにも途中で簡単に投げ出すことはできません。従業員全員の人生を背負う覚悟も必要です。だからこそ、生半可な気持ちでするものではないと思います。大きな挑戦をするには、大きな責任が伴います。しかし、そうした責任を負う不安がある反面、目標を達成したときの喜びは計りしれないほど大きい。ぜひ高い志をもって、挑戦を楽しんでほしいと思います」

株式会社Tryfunds
代表者:丹野 裕介氏 設立:2012年9月
URL:https://tryfunds.co.jp/ スタッフ数:40名(業務委託等を含む)
事業内容:海外進出に関するコンサルティング業

当記事の内容は 2017/05/23 時点のもので、該当のサービス内容が変わっていたり、サービス自体が停止している場合もございますので、あらかじめご了承ください。

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