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世界中のランナーが自慢の道を投稿、検索!
走る喜びをふくらませてくれる「Runtrip」

執筆者:北川 麻利奈  編集:菊池 徳行(ハイキックス)
更新日:2016年09月27日

至れり尽くせりの情報が満載!
ランナー専用のWebサービス 展開している事業の内容・特徴

20160927-1日本におけるランニング人口が1000万人を突破したといわれている。単純計算すると、10人に1人が同じ趣味を楽しむという巨大マーケットに成長したわけだ。毎週末のように各地で大会やイベントが行われ、ランニングクラブやコミュニティの数も急増してきた。
モノではなくコトにお金と時間を費やしたいという価値観も、ランニングブームの拡大を後押ししているのだろう。

一人ひとりのランナーたちには特性がある。いいタイムや順位を目指すシリアスなランナー、走るコトが好きでランニングがライフスタイルになっているファンランナー、そして美容や健康のためにと走り始めたビギナーランナー。どのランナーにも共通して言えるのが、”道を走る”ということだ。それぞれのランナーたちに役立つ“道”の情報を提供しようと2015年5月にスタートしたのが、今回紹介するRuntripというWebメディアである。

「当社に協力してくれているコースディレクターと呼ばれるベテラン・ランナーたちが、自分のお気に入りのランコースを投稿。さらにはMAPをスマートフォンで確認でき、カフェやラン・ステーションといった周辺情報も同時に検索することが可能。ユーザーは自分のニーズに合った新しい道を発見できます。従来にも似たようなサイトはありましたが、コースの紹介が主観的すぎたり、コンセプトが統一されていなかったり、情報にバラつきがあるなどして、決して使いやすいとサービスではなかったのです」とは、Runtripを運営する株式会社ラントリップ代表の大森英一郎氏の談。

Runtripは、ランナーが本当に必要としている情報だけを集約しながら、「サーファーがいい波を求めて旅をするように、ランナーもいい道を求めて旅をしてみよう」といったような“ライフスタイル”を提供している。

また、ランニングの大会情報やランニンググッズなど新製品情報、食やコンディショニングの情報など、ランニングにまつわるコラム記事も多数掲載。ランナーたちが、より快適に生涯スポーツとして長くランニングと付き合っていける情報も満載だ。

家の近所でも旅先でも、“知らない道を走る”ということは、新しい発見や出会いの連続である。筆者もランナーであり、Runtripのユーザーであるが「次の週末はどこを走ろう、このコースを走ってみたい」と使うほどにランニングの機会が増えていく。そんな人生の豊かさ=ランナーが味わうことのできる新たな価値を、すべてのユーザーが見つけられる “きっかけ”を届けてくれるRuntrip。2015年のサービス開始から1年、多くのランナーからの人気を博し、会員数が増え続けている。

タイムや順位を目指すだけが楽しさではない。
観光とランを組み合わせた地域活性で勝負 ビジネスアイディア発想のきっかけ

20160927-2大森氏は、大学時代、陸上部に所属し、箱根駅伝にも出場したトップランナーだった。「大学時代は1日に30km以上のハードな練習をこなし、ライバルとタイムを競い合い、走ることが嫌になってしまう日も少なくなかったですね」。

大森氏は、大学卒業後に選手を引退し、走ることから一切離れ、会社員として働いていた。しかし、そうのうちに仕事の合間を縫ってランニングコーチをやってみようと考え、選手時代はかかわることがなかった市民ランナーとの交流の場を持つように。「そのときに出会ったランナーたちの顔はすごく輝いていて、彼らからランニングの本当の楽しさを教えてもらった気がしたのです」。そこで市民ランナーの役に立つサービスを立ち上げたいという気持ちが生まれる。

「一般的にランナーの評価は、タイムや順位といった数字で語られることが多いです。しかし、結果が出ない人もいるし、シリアスになりすぎるとそこに純粋な楽しさは存在しなくなる。そんな世界を変え、できるだけ長く、できれば生涯ずっと走ることそのものを楽しんでもらえるようなサービスがつくれないものか――2~3年くらいは考えていたと思います」

もともと30歳までに起業したいと考えていた大森氏。上記のようなビジネスプランを考えていた当時、彼は観光系事業会社に勤務していた。地域活性にも興味を持っていたが、例えばあるイベントで1日限定数万人を集客しても、その地域の対応キャパを超え、しかも局所的な効果しか得られず困っている――そんな問題があることを知る。その時、大森氏の実現したい世界の方向性が徐々に見え始めた。

知らない土地を走ることの楽しさもランニングの醍醐味である。どんな地域にも通っている“道”というコンテンツを使って集客できないか? 「走る+旅」をコンセプトとした、「ラントリップ」。この概念をなんとか世の中に価値として提供できないか?など、どのようなビジネスモデルであれば普及させられるかを考え抜いたという。地域の情報はそこに住んでいる地元の人がよく知っている。ならば、自慢の道を誰もが投稿できるサービスにすればいい。そうやってRuntripの骨格が出来上がっていった。

とはいえ、観光業とランニングに対する知識しか持っていなかった大森氏。サービスのつくり方を一から学ぶ必要があった。とにかく、周囲に実現したいビジネスモデルの話をし、ビジネスプランコンテストにも参加した。そして、賛同してくれた仲間とRuntripのサイトを立ち上げた後、ランニングがライフスタイルである仲間に声をかけ、コースディレクターとして“道”を投稿してもらうところからスタートした。

そして、ユーザーに合った“道”が探しやすいように項目を設定した投稿フォーマットをつくり、主観的ではなく、第三者目線で誰もがわかりやすいコース案内の仕組みづくりを考案。道を投稿するコースディレクターはSNSでの告知にも協力してくれ、彼らのファンがどんどん会員となっていったという。

走る楽しみをもっと多くの人に知ってほしい。
数年後には世界中で使われるサービスに! 将来の展望

20160927-3現在のRuntripのサービスは、会員登録をせずとも誰でも利用できる親切なつくりになっている。しかし、今後は会員登録率を上げるために、ユーザーが登録したくなるインセンティブの提供を考えている。

また、既存会員には、長くランニングに親しんでいるユーザーが多いため、これからランニングを始める人、始めたばかりのビギナーに対してのきっかけづくりのためのイベント企画やコミュニティ形成も計画中だ。現在は投資資金を使いながら事業を運営している段階だが、ユーザー課金化制度などマネタイズの種まきも同時に行っている。

今後はさらに、地域のコミュニティや観光業を営むさまざまなジャンルの企業と密接な関係を築き、Runtripのビジネス構想を具体化させていく。目下課題は尽きないが、大森氏の描く絵はさらに壮大である。

「世界各国から日本を訪れる旅行者に対し、また日本から海外旅行に出かける日本人に対し、日本の道、世界中の道を誰でも簡単に調べて走ることができるサービスにしていきたい。さらには、そのコース、場所に訪れた際に、アテンドをしてくれる現地の人がいて、その人と交流することでさらに旅の深みが増す。そんな世界観を目指しています」

目標タイムや順位を達成することはもちろん素晴らしいことだ。しかし、それができなかったからといって、その人の”走りたいという思い”が否定されるわけではない。ランニングは誰もが人生を豊かにするために始めるこができる大切な趣味。「だからこそ走ることを純粋に楽しんでほしい」と大森氏は言う。そんな大森氏の思いに共感してくれる人はとても多い。Runtripは、そんな協力者たちと、世界中のランナーたちに愛されながら大きく成長していくだろう。

株式会社ラントリップ
代表者:大森 英一郎氏 設立:2015年 5月
URL:https://runtrip.jp スタッフ数:4名
事業内容:・ランナー向けWebサービス、ライフスタイルマガジンの運営

当記事の内容は 2016/09/27 時点のもので、該当のサービス内容が変わっていたり、サービス自体が停止している場合もございますので、あらかじめご了承ください。

この記事の執筆者

取材・文/北川 麻利奈  編集/菊池 徳行(ハイキックス)

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