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課題・悩み
個人事業主で、年商1200万ほどあります。
現在、公庫の融資が決定し、公庫融資残200万円と今回の新規融資100万円を合わせた300万円の借り換え融資となりました。商工会議所のマル経融資も検討しています。
また、商工中金は年商が1億くらいないと申請しても意味はないのでしょうか？
先行きが不安なので、資金を確保しようと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
回答：借入先を増やすよりも、まずは今の融資を最大限に活用して、できるだけ売上・利益を増やす工夫をすることが重要です。
上野 光夫(うえの みつお) / 株式会社 ＭＭコンサルティング
元日本政策金融公庫の融資課長として5000名以上の起業家を支援した上野アドバイザー。現在は、資金調達の専門家として活躍されております。融資を検討されている方にはうってつけのアドバイザーです。
信用保証協会の「危機関連保証」は、売上規模が大きくて通常の保証枠で不足する企業向けですので、実現可能性は低いです。
商工会議所のマル経融資は、日本政策金融公庫からの融資になります。 公庫の融資が300万円決定したところなので、今すぐだと難しいかもしれません。 半年～1年後に申し込みした方がよいでしょう。
また商工中金は、年商規模が比較的大きい企業向けとなります。私のクライアントでは、年商6,000万円くらいの企業が、商工中金から600万円の融資を受けることができました。
私からのアドバイスは、まずは今回の300万円の融資を最大限に活用して、できるだけ売上・利益を増やす工夫をすることです。コロナ融資はまだかなり先まで続くと思います。
追加融資の申し込みは今すぐではなく、できるだけ期間をあけたほうがいいです。すぐに申込してNGになると、その記録が残るため、かえってよくない面があります。まずは業況の回復に注力してから、タイミングをみて追加融資を申し込んだほうがいいでしょう。
ただ、商工中金が融資してくれる可能性はありますので、今相談されるかどうかはご自身でご判断ください。
