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強い組織とは

公開日:2013/10/31  最終更新日:2019/11/22

a322dfb64d67b6f50c0620733489644b_s女子サッカー日本代表(なでしこジャパン)の2011年FIFAワールドカップの優勝は、東日本大震災をはじめ、暗い話の多かった当時の日本に、久しぶりに明るい話題を提供してくれました。

当時、なでしこジャパンを率いていた佐々木監督は、ワールドカップ優勝の功労者の一人であると言われました。ゲームの采配の巧みさだけでなく、チームを一つにまとめあげた「統率力」の高さも評価されています。

佐々木監督は、選手とギャグを交えたコミュニケーションをとると同時に、ワールドカップ優勝という目標を共有することで、選手やスタッフと意思疎通を図ったと言います。監督自身が描いた戦術を全員が共有し、選手一人ひとりが自ら考えて行動できるチームを作り上げました。強い組織力があったからこそ、強豪アメリカを破りワールドカップ優勝という栄光を勝ちとることができたのではないでしょうか。

組織力の大切さはスポーツだけでなく、ビジネスの世界でも同じことが言えます。組織内の意思疎通が欠如していると、仕事の上で行き違いが多く発生します。リーダーがどれだけ優れたビジョンを持っていても、実際に動くメンバーに伝わらなければよい結果は望めません。

2011年版の中小企業白書によると、中小企業の経営課題として「人材の確保・育成」が、「営業力・販売力の強化」に次いで第2位にあげられています。また、起業の成功要因としても「質の高い人材の確保」が上位にランクインしているだけでなく、創業時や起業後の課題としても重要なポイントであると考えている企業が多いという結果でした。

日本政策金融公庫の2016年版の新規開業実態調査によると、創業時の平均従業者数は3.4名で、年々減少傾向にあります。一般的に、経営が順調で事業が拡大するに従って仕事量も増えるため、従業員の増員が必要です。しかし、調査時点(創業から平均14.6ヶ月後)の平均従業員数は4.6名で、創業後の人材はほとんど増えていないことがわかります。つまり、創業後しばらくの間は、少ない従業員で仕事を回していく必要があるのです。

創業計画書には、従業員は人数程度しか記入する必要はありません。しかし、経営者になると、従業員をうまくマネジメントして、少ない人数で利益を追求していかなければなりません。
創業計画を立てる際、事業の方向性や見込み、資金の調達や利益見込みなどについて検討することは大切ですが、同時に、従業員の力を最大限に引き出せる組織を作るための方策についても検討してみてはいかがでしょうか。


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