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借入金の上手な使い方

公開日:2013/10/31  最終更新日:2018/12/25

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金融機関の立場で創業支援を行っていると、「もったいないな」と思う時があります。それは、借りたお金を上手に使っていない創業者に出会った時です。特に、それまで事業が順調に伸展していた場合では、なおさらです。そういった企業は私の経験では、創業して3年~4年が経った頃に見かけることが多いように思います。

創業後、事業が順調に推移すると、創業当初に比べ、金融機関からの借り入れ交渉がスムーズにいくことがあります。そんな時こそ、借入金の使い道や自社の返済能力などを緻密に検討して借り入れすることが大切です。

しかし現実は違います。金融機関からの借り入れがスムーズになるからこその落とし穴があります。創業時は緻密に事業計画を立て、地道に事業を営んできた人でも、事業が順調に推移し、借り入れがスムーズにいった場合は、気持ちが大きくなってしまうのです。事業が順調だからこれからも順調だろう、ある程度余裕があるから多少無理をしてしまっても大丈夫だろうという安易な気持ちが借入金のもったいない使い方に繋がってしまうのです。

もったいない借入金の使い方というのは、「準備が整っていない事業への多角化」や「不要な設備の購入」といった、誤った経営判断での資金が流用すること。このような収益を生み出さない部分に借入金を投入してしまうと、予想外の経営苦に立たされることもあります。当然、不要な部分への投資は利益を生み出さないため、これまで順調に借入金を返済していても、突然借入金の返済負担が重荷となることもありますし、苦境に追い込まれる要因になってしまいます。

融資を受けることが経営苦に繋がると言っている訳ではありません。使い方次第では、2倍、3倍の恩恵を受けることができるものでも、経営者が判断を誤れば融資も有効活用ができず全くの無駄になってしまうこともあるということです。

創業して3~4年と経営が軌道に乗って来たからこそ、もう一度創業計画書を見直して、借入金をどこに使うことが有効なのかしっかりと考えることが大切です。
「収益を生み出す部分に資金を投入する」。
あたりまえのことですが、経営者の中には、一時の事業の好調に流されて、うまく資金が活用されていないというケースも少なくありません。よくよく検討が必要でしょう。

心の緩みに気をつけて、細心の注意を払って経営すること、それが事業を長く続けるためにも大切なことではないでしょうか。特に事業で得た利益を流用するのならまだしも、借入金を使う際は、しっかりと検討することが大切です。


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