創業融資のご相談なら日本政策金融公庫 国民生活事業 ドリームゲートプラザ 運営:DREAM GATE

失敗事例に学ぶ~資金繰り編~

公開日:2013/10/31  最終更新日:2018/12/25

bb88f32e47960401bc523ad883726785_s

『勘定合って銭足らず』ということわざがありますが、文字どおり、現実でも多くの創業者が『帳簿上は利益が出ているはずなのに、お金が足りない』という状況に直面しています。

ある飲食店経営者のケース。
客入りは良く、売上・収益ともに順調であるはずなのに、お金が全然足りなくて困っているとのこと。売上帳を見ても、予測を上回る売上を計上していますし、もうけも確保できているのに、なぜでしょうか?

よくよく話を聞いてみると、そのお店には、売上を“つけ(いわゆる売掛)”にするお得意さまが多く、その“つけ”がかなり溜まっているとのこと。“つけ”により、日々の現金収入が少なくなっているのにもかかわらず、仕入れは少しでも安くするため、毎日“現金”で行っており、気づいた時には手元にお金がほとんどなくなってしまっていたというわけです。

このように、お金の流れを無視して、売上・収益を良くすることだけを考えて経営すると、最悪の場合、倒産(黒字倒産)に陥ることもあります。黒字倒産とは、売上はあるのに、現金で支払いができなくなってしまい倒産してしまうということ。せっかく事業が軌道に乗ってきたにも関わらずこのような形で倒産に追い込まれてしまうのは、経営者としてはとても歯がゆい状況ではないでしょうか。

今回の飲食店経営者のケースは資金繰りが悪化する前に気づけたケースではありますが、中には現金で支払いができないからと、仕入れ先への支払いが遅れたり、従業員への給与の支払いが遅れたりするというケースもあります。さらには、銀行との取り引きが停止してしまうという大きな問題に発展することも。ここまでくると、会社の財産であるはずのヒトやモノはどんどんなくなってしまいます。さらに、経営をするうえで重要な信用にも傷がつきかねません。

資金繰りが難しくなるということは、事業を営むうえで決定的な負の遺産になるのです。信用が落ちた状態では、回復が難しく、売上は好調でもやむを得ず黒字倒産に追い込まれるというケースもあります。

創業後、事業を継続していくためにも、『勘定あって銭足らず』とならないよう、お金の流れ(資金繰り)を常に意識しながら経営する必要があるということです。

予防策として資金繰りを常に考えることも大切ですが、どうしても取り引き上、売上はあっても、お金が必要になるという時は、日本政策金融公庫の国民生活事業など、融資を受けることを視野に入れるのも一つの解決方法になるかもしれません。


カテゴリー

創業前に考えること
事例に学ぶ!創業成功の秘訣
融資に必須!創業計画書作成術
資金調達・資金繰りの手引き
事業に欠かせない35の秘訣
転ばぬ先の成長戦略