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堅実な創業計画の作成方法

公開日:2013/10/31  最終更新日:2019/11/22

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セミナーなどで、時々参加者の方から「堅実な創業計画ってどのように作るのですか?」と質問されることがあります。
そんな時は、「××できるだろう」という楽観的な予測の上に立つのではなく、「××できないかもしれない」という悲観的な予測に立った観点から計画を考えていきましょうとお話をしています。実際のところ事業を行う上では、そうそう期待したことばかりは起こらないのが現実だからです。

堅実な創業計画を作るためには、例えば予想売上を考える場合、「この商品は想定通り売れるだろう」と考えて計画を立てるのはなく、「この商品は想定通り売れないかもしれない」と考えて計画を立てていきます。想定通りに売れない場合、その理由は何が考えらえるのか、その場合にどうやってその問題に対応するのか、その費用はどのくらいを想定しているのか。そんな、考えられる可能性を一つ一つ検証してクリアしていくことで、売上のシミュレーションはより精緻なものとなっていきます。同様に、売上以外の項目についても細かいシミュレーションを繰り返していけば、創業計画全体がより緻密で堅実なものとして、ブラッシュアップされていくのです。

ところで、堅実な創業計画はなぜ必要なのでしょうか。一つ目の理由は、事業の成功確率を高めるためです。仮に、希望的観測に基づいて、順風満帆な創業計画を立てたとしましょう。その場合に、何か不測の事態が起こったとすると、どのように対処したらいいのか、トラブルが発生して初めて対応方法を考え始めることになります。それでは時間を要して遅きに失する場合もありますし、費用が捻出できないこともあるでしょう。焦って考えた対策では万全ではない可能性もあります。

逆に悲観的な予測に立って創業計画を立てた場合は、何かトラブルが発生したとしても、創業計画を立てる段階で様々な事態を想定し、綿密なシミュレーションができているので、余裕をもって迅速に対応することが可能です。必然的に、事業失敗のリスクも低減できます。

堅実な創業計画が必要な二つ目の理由は、融資を検討しようとする金融機関を含めた第三者が、創業計画を理解し易くするためです。緻密にシミュレーションされ、データに裏打ちされた創業計画は、創業計画書を目にする人を納得させるだけでなく、その事業にかける創業者の熱意を伝える一つの有効な手段ともなります。

新創業融資制度を行っている日本政策金融公庫であっても、堅実な創業計画が求められます。一般に金融機関は年利2~5%で融資しているので、1件の融資が不良債権となった場合、その損失を補填するには、他に何十件もの融資が必要となるからです。失敗のリスクが高い事業に対して、融資をしようという金融機関がないのは当然のことだと言えるでしょう。


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