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シナリオ分析のススメ

公開日:2013/10/31 最終更新日:2019/09/11

73693c64e1962ac8b250e411df2c1911_s「事業計画書に記載された予想売上高が達成できなかった場合、どのように対処したらいいのでしょうか。」

創業予定の方から事業計画についてご相談をいただいた際に、このような質問をさせていただくことがあります。もちろん事業計画書に記載されたとおりの、売り上げ、利益が確保できれば良いというのは言うまでもありませんが、経済環境も不安定ななか、計画どおりにいく保証はありません。

特に融資を受けて事業をスタートさせ、事業計画が上手くいかなかった場合、借金の返済が滞るという最悪のケースも想定されます。自己資金に余裕がある場合は良いですが、起業時点で資金が豊富にある方はなかなかいらっしゃらないのが現実です。

そこで活用していただきたいのが「シナリオ分析」です。

シナリオ分析とは、リスク要因を分析するため、複数の異なる条件で事業計画や収支予測をシミュレーションする手法です。具体的には、売上高が予想を下回った場合に資金的にどこまで対応できるか、予想を上回る受注が発生した場合に「カネ」や「ヒト」などの経営資源を手当てすることができるのか、などの観点から検討することです。

シナリオ分析を進めて行く際に大切なことは、意思決定と不確定要素を分けて考えることです。意思決定は自分で決められること、不確定要素は自分の力ではどうすることもできないことを指します。

例えば、売上高が予想を下回った場合に、今までと同じ戦略を続けるのか、新しい販促方法を取り入れるのかといった判断は意思決定です。そして同じ戦略を取った場合に時間が経てば利益が出るのか、または新しい販促方法を取り入れた場合にその方法が上手くいくのか、という部分は不確定要素になります。

このように、起こり得る状況を想定し、どんな判断を下すか、またその判断によりその後どうなることが想定されるかを様々なパターンで考えることが、シナリオ分析の基本です。

ビジネスは売り上げがなければ継続できず、逆に予想外の受注が続く場合も仕事が回らなくなってしまいます。そのため両方の事態に備えて対応を考えておくことは、経営者として必要なことであると言えます。

シナリオ分析を行えば、事業が計画どおりに進まなかったときの対応策を事前に準備しておくことができます。創業初期は経営基盤も不安定であるため、事業が計画どおりにいかないケースが多いと言われています。創業計画を策定する際には「シナリオ分析」を活用してみてはいかがでしょうか。

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