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イベントレポート

発表! DREAM GATE AWARD 2008

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 東京・三田の地にたたずむ西洋建築の傑作、“綱町三井倶楽部”にて、“DREAM GATE AWARD 2008”の授賞式&パーティーが開催された。この建物は、鹿鳴館の設計者としても知られるジョサイア・コンドル博士が手がけ、大正2年に竣工した三井グループの迎賓館である。2008年10月9日(木)、ベンチャーキャピタリスト、大企業投資部門、インキュベーター、ベンチャー関連大学教授、ベンチャー雑誌編集長など、94名のアワード推薦委員によりエントリーされた35歳以下の若手起業家140名の中から、書類選考を通過したノミネート者20名と最終選考をくぐり抜けた7名のアワード受賞者の発表、7名による事業プレゼンテーション、授賞式が行なわれた。さらに今年は、一般来場者1点、審査委員10点の投票により、“WINNER”ひとりが選出されている。7名のアワード受賞者のいったい誰がその栄冠を手にしたのか。詳細と結果は各ページから。

三井グループの迎賓館“綱町三井倶楽部”に日本の未来を支える若手起業家が集結

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 「当日は雨」の予報をいい意味で裏切り、最高の秋晴れに恵まれた2008年10月9日(木)。東京・三田の“綱町三井倶楽部”にて、“DREAM GATE AWARD 2008”の最終選考会&授賞パーティーが開催された。今年は7名のアワード受賞者が各々のビジネスモデルをプレゼンテーションし、一般来場者、審査委員の投票により、“WINNER”ひとりが選出されるという特別表彰も。プレゼンテーション会場に260名強ものベンチャー企業経営者、ベンチャー支援者、マスコミ関係者が着席し終わった、スタート直前の熱気あふれる雰囲気の中、アワード受賞者、審査委員が入場。“DREAM GATE AWARD 2008”が幕を開けた。

7名のアワード受賞者が、熱い思いをプレゼンテーション

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 16時、メイン司会を務める、ショーンK氏が登場。開会宣言として、ドリームゲート代表松谷卓也からご挨拶。株式会社エイチ・アイ・エス取締役会長・澤田秀雄氏ほか7名の審査委員のご紹介に引き続き、審査委員を代表して元ソニー会長であり現クオンタムリープ代表・出井伸之氏よりご挨拶。そしていよいよ、最終選考の難関をくぐり抜けた7名のアワード受賞者の事業内容プレゼンテーションおよび審査委員からの質疑応答がスタートした。わずか7分という限られたプレゼンテーション・タイムの中で、7者7様の事業にかける思いが熱く語られた。彼ら全員が共通して持っていたものがある。それは、起業は我がためではなく、「このビジネスで、日本を、世界を、社会を良き方向に導いていきたい」という尊い志だった。(各アワード受賞者のプレゼン概要はこちらから→)

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元ソニー会長、クオンタムリープ代表・出井伸之氏
「確かに世界経済は窮地に立たされています。しかし、君たちはまだ若い。あと、1回か2回はバブルを経験できるでしょう。悲観的に考えながらも、楽観的に行動するのが成功の素です。ぜひアクティブに行動して欲しい。そして、国のことは政治家と行政に任せ、国に頼らないグローバル戦略を最初からもってチャレンジすることです。ぜひ、世界や社会を良き方向に変えるための会社をつくってください」

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際コーポレーション代表・中島 武氏
「僕はレストランビジネスの経営者で、アナログ人間です。今回のアワード受賞者にはITビジネスを手がける人が多かったので、正直、よくわからないし、つらい気持ちで審査会場入りしました(笑)。でも、皆さんのプレゼンを聞いていると、素晴らしい若き日本人の存在を知り、元気が出たし、感嘆しました。僕自身がコンプレックスを感じたくらい。強い会社、強い商品が大好きです。ぜひ、頑張ってください」


アワード受賞者の周りには、名刺交換を希望する来場者が殺到

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 18時、プレゼンテーション・タイムもつつがなく終了。アワード受賞者と審査員、来場者はメインバンケットとホワイエに移動し、ウエルカムドリンクを楽しみながらしばしご歓談。ワインなどのドリンクを片手に談笑が続いた。ホワイエには、“DREAM GATE AWARD 2008”に協賛いただいた各スポンサー企業のPRブースが。そして司会のショーンK氏が、5社各社のスポンサーコメントを読み上げた。また、本館裏手に広がる西洋庭園の噴水の周りに、スポンサー企業の1社“CORNES社”が展示したマセラッティなど3台がずらり。審査委員・ネクシィーズ代表の近藤太香巳氏が、試乗リポートとともに起業を目指す若者に向けたメッセージを披露した。その後、協賛社挨拶として、日本ヒューレット・パッカード取締役専務執行役員の吉田雅彦氏が登壇し、今回の特別賞ともいえる“ヒューレット・パッカード賞”の用意があることを報告された。

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ネクシィーズ代表・近藤太香巳氏
「19歳で起業した時、『いつか絶対にいい車に乗ってやる!』、それが大きなモチベーションでした。それに比べ、7人のアワード受賞者はみんなすごい(笑)。明確な社会貢献という志が、起業の原点にあるんですから。僕は昨年40歳の大台を超えましたが、これからもネクシィーズというステージで生き残りのための挑戦を続けながら、みなさんのような志ある若き後輩を支援していきたいと思っています」

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日本ヒューレット・パッカード 取締役専務執行役員・吉田雅彦氏
「わずか7分間という短い時間でしたが、7人の気合の入ったプレゼンに感動です。そしてすべてのプランが、これから日本が挑戦すべき問題点を言い表していることにも驚きを覚えました。また、7社とも社名がカタカナなのもいい。これからはグローバルな視点での挑戦が必須ですから。今回、当社ではIT部門賞ともいえる特別賞“ヒューレット・パッカード賞”を用意しています。受賞者の発表を楽しみにしていてください」


会場のボルテージが高まる中、今回の“WINNER”が発表された

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 19時、推薦委員を代表して、サンブリッジ・投資事業プリンシパル・祐川京子氏からの乾杯の挨拶で、豪華な食事が用意された立食パーティーがスタート。飲み物とおいしい料理に舌鼓を打ちながら、再び楽しい歓談が続く。そしていよいよ表彰式の時間。まずは、アワード受賞者7名を含む、今回のノミネート者 20人が名前を呼ばれ、スポンサーボードのあるステージに登壇。彼らを前にし、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.(日本)社長のロバート・サイデル氏より協賛社挨拶。次に、“ヒューレット・パッカード賞”の発表へ。誰もがバイヤーになれる、「BuyMa(バイマ)」などのネットサービスを提供する、エニグモが同賞を受賞した。同社の共同経営者・須田将啓氏、田中禎人氏の両氏には、トロフィーと副賞のノートPCの目録が贈呈された。

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 表彰会場であるホワイエのボルテージがどんどん高まる中、再びアワード受賞者7名が登壇。HIS会長・澤田秀雄氏からトロフィーが、日本ヒューレット・パッカード取締役専務執行役員の吉田雅彦氏から副賞であるノートPCの目録が贈呈された。澤田氏からの挨拶が終わると、ついに“WINNER”発表の瞬間が訪れる。司会のショーンK氏が手にしたカードに名前が書かれた起業家とは? かなりのためをつくってショーン氏が発表。「今回の“WINNER” は……、ソフトイーサ株式会社・代表取締役会長、登大遊さん!」。23歳の若すぎる起業家に、会場からは割れんばかりの祝福の拍手が贈られた。そしてスポンサー企業の日本航空常務取締役・齋藤俊一氏より、ファーストクラスで行く、東京―サンフランシスコの往復航空券の目録が、登氏に贈呈された。

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 元NEC社長、現IPA理事長の西垣浩司氏からの審査委員総評、そして元マイクロソフト日本法人社長の古川亨氏から締めの挨拶を頂戴し、“第2回 DREAM GATE AWARD 2008”は昨年を上回る盛会のうちに終了とあいなった。次回はどんな素晴らしい起業家と出会いが待っているのだろうか。その日を期待して待ちたい。


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アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.(日本)
社長・ロバート・サイデル氏
「日本の起業家を支援するアワードのお手伝いができたことを光栄に思っています。イノベーションと社会へのインパクトを創出する次世代リーダーをサポートするために、ドリームゲートさんと一緒に“アメリカン・エキスプレス・アカデミー 起業家プログラム”を創設しました。世界で活躍するために必要なスキルやリーダーシップを育成するこのプログラムに、今年と昨年のアワードノミネート者50名をご招待します」

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サンブリッジ・投資事業プリンシパル・祐川京子氏
「今回のアワードも私が知っている限り、ありったけのイケてる経営者を推薦させていただきました。ただ、その中に年齢オーバーの36歳の経営者がいたことが後からわかりまして、私も年をとったんだなぁと実感(笑)。これからもっと若い経営者たちと友だちになって、次回もどんどん推薦していくつもりです。日本のさらなる発展と、健全な起業家の出現に尽力していきたいと思っています」


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HIS会長・澤田秀雄氏
「ベンチャー苦難の時代と言われていますが、若くて元気で、素晴らしい起業家たちが頑張っていることを嬉しく思います。私は20数年前に起業したのですが、みなさんの若さがもう一度欲しいですよ。10年後、20年後も元気なままでいられる経営を支えてくれるのは、やはり高い志と大きな夢です。日本の現状は暗いけど、この会場は明るい(笑)。今日、皆さんと出会えたことで、少しあかりが見えてきた気がしています」

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日本航空常務取締役・齋藤俊一氏
「“WINNER”を獲得された登大遊さん、本当におめでとうございます。日本航空はエアサービスを24時間、365日提供し続けることで、ビジネスの成功をお手伝いしている会社です。また、イノベーションに取り組み、挑戦してうまくいけばみんなで喜ぶ。当社にもそんな社風が生まれています。イノベーションに挑戦する起業家を、これからも応援していきます。今回のプレゼンテーターになれたこと、とても嬉しく思っています」


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元NEC社長、現IPA理事長・西垣浩司氏
「私がNECの社長を務めていた時も、ベンチャー支援を行なっていました。その当時から比べると、アワード参加者のグローバリズム感覚は100点満点じゃないでしょうか。ただ、惜しむべきはアワード受賞者の中に女性起業家がいなかったこと。次回は、女性の受賞に期待したいですね。あと、皆さんにお伝えしたいのは、ライバルの出現、技術革新、マーケットやユーザーの嗜好の変化などなど、起業すれば成長段階に応じてハードルが必ず現れるということ。そこで必要なのは、変化に負けず、どれだけ前を向いて粘れるかどうか。大きく成長するためには、いわゆる根性というものも必要なのです」

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元マイクロソフト日本法人社長・古川亨氏
「3年前、あるベンチャー関連のパーティーに招待されたんです。会う人会う人、『出資してください』『役員になってください』というお願いばかり。すぐに嫌気がさして会場を去りました。でも、今回は違った。ドリームゲートアワードの趣旨に共感し、是非審査員をやらせて欲しいと。みんな企業理念がしっかりしていて、心の底からお客さまの笑顔を見てみたいと願っている思いを肌で感じることができた。時間は最大の財産です。本気で成長したいなら、私たちのような先輩の知見をどんどん盗むこと。恥ずかしがらずに、飛び込んでくればいい。ただし、お金の話はしないこと(笑)。世界をいい意味で変えたいという強い志があるなら、私は喜んで手を貸すし、踏み台になりますから」


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