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大挑戦者祭2009 潜入レポート

スペシャルステージ パネルディスカッション

澤田氏、松田氏、牧野氏、
3名の大物起業家が徹底討論!

「成功の方程式はない!
必要なのは情熱と勇気だ!」

パネルディスカッション

業界のリーディングカンパニーであるエイチ・アイ・エスの創業者・澤田秀雄氏、タリーズコーヒを日本で大ヒットさせた松田公太氏。大企業向け国産ERPで市場を圧巻したワークスアプリケ-ションズの牧野正幸氏がコーディネーター役となり、両氏にこれからの起業を目指すかたのために、これから身につけるべきキャリアについて、また二人の起業家人生の切り開き方を聞いた。

澤田氏

牧野:
「起業以前の経験の中で、起業に一番役に立ったこととは?」

澤田:
「私は会社に勤めた経験はないのですが、やはり学生時代、ドイツの大学に留学し、いろんな国を旅行して回ったことが大きかった。世界中でたくさんの人に出会って、それぞれ異なる文化、考え方に接したことが今の自分の肥やしになっていると思います。」

松田:
「大手銀行に6年間勤めた後、起業しました。大手企業に勤務していると、業績が会社の看板か自分の実力かわからなくなってしまう。なので、僕の場合は、会社を辞めてまずゼロから売ることを始めた。パソコン関連商品の訪問販売をしてみたり、こうろぎチョコというユニーク商材を輸入して量販店に納入してもらったことも。裸一貫でも自分はやれるという自信をつけて、タリーズコーヒーの出店にチャレンジしたのです」

松田氏

牧野:
「澤田さんは旅行、松田さんは飲食で起業。どんな想いでスタートしましたか?」

澤田:
「エイチ・アイ・エスが誕生する前、日本人は外国人の2倍もの料金を払って海外に出かけていました。海外で暮らし、旅を続けてきた私は、これを何とかしたかったんです。でも、本当を言うと旅行は趣味のままにしておきたかった(笑)。実は最初の起業は貿易業でしたが、ある規制がうまれたことでそのビジネスがとん挫。そこで、生活するために何かやらねばと、格安航空券の販売を手掛けることになったのです。しかし、起業当初は半額以下で海外に行けるなんて誰も信じてくれなくて……。1年くらいでやめようと思ったこともありましたよ」

松田:
「子どものころアフリカとアメリカで生活したことで、日本食の素晴らしさを世界に広めていきたいと考えていました。その後、僕の中に食を通じた世界交流をという概念が生まれ、自分がなすべき人生の目的として置いたのです。友人の結婚式で訪れたボストンのカフェで、初めてスペシャルティコーヒーと出逢って驚きました。コーヒー嫌いの僕がうなるほどの味わい。日本人にこの味を届けたい。アメリカから日本と“目標”は真逆になりましたが、食を通じた世界交流という“目的”は同じです。軸はぶれていないのだから継続できる。そう確信し、決断したのです」

牧野氏

牧野:
「将来自分が起業したいと思う分野の会社で、まずは働いてみるべきだと思いますか?」

澤田:
「もしも私がJTBさんで働いていたとしたら、今の自分はないでしょう。学ぶことが多すぎて、起業なんてできなかったかもしれない。経営の面白さは、自分にない力を持っている人たちと一緒にいろいろやれることにあります。知らないこと、不得意なことがあれば、それを補ってくれる仲間を探せばいいんです。過去に戻れたとしても、会社に就職するのではなく、やはり今と同じように好きなことを、好きな人たちと一緒にやっていると思います」

松田:
「起業した1997年、日本はデフレ化が進み、2着で20000円スーツ、100円ショップなど、格安ビジネスがどんどん生まれていました。起業前、コーヒー業界の方々に相談したのです。『ドトールが1杯180円なのに、350円のコーヒーが売れるはずない』『絶対に失敗する』など散々でした。業界にいると、ブレイクスルーが考えづらくなるんですね。シロウトで何もわからないから挑戦できたと思っています。なので、僕も澤田さんと同じ意見で、同業界にいれば今のチャレンジはできなかったかもしれませんね」

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スペシャルステージ パネルディスカッション

スペシャルステージ パネルディスカッション

スペシャルステージ パネルディスカッション

牧野:
「これからすべき起業準備とは何でしょうか ?」

澤田:
「本当にやりたいことを見つけること。それと、やはり勉強。学び続けることだと思います。人から、本から、様々な経験から、なんでもいい。ビジネスプランを綿密につくっても、それで成功した人は少ない。実際に起業してみると、その時の環境、人、運によって結果は違ってくるんですから。そんなことよりもやはり、挑戦するビジネスに対する思い、気持ち、成功への決意、説明できないようなデッカイ夢。継続していくためには、そっちのほうが大事なんです。勉強に関しては、“賢者は歴史から学ぶ”の言葉どおり、歴史、人物、思想、戦略、戦術などの本を読むことをおすすめします」

松田:
「人生を振り返ってみると、誰もが必ず大きな喜怒哀楽を感じた経験をしているはずです。まずは自分の記憶を掘り下げて、そのシーンを探してみましょう。それが、起業すべき目的発見の第一歩。次に、その目的を自分だけではなく、家族、親戚、ご近所、町、日本、地球へと広げながら当てはめてみて、すべてにプラスが行き渡るなら、その継続はきっと大きな成功につながっています。また、私は毎年、来年の日本経済を予測する雑誌を買って、半年後くらいに読んでいます。すると、予測がたいてい外れているのです。その外れた原因を読み解いていくと、世の中の様々な真意が見えてきます」

3人からのメッセージ

澤田氏

澤田氏:
「情熱を持って取り組めるビジネスがあるなら、思いきって挑戦すべき。人生は今以上に面白くなるし、成果もデカイ、やりがいも増えます。チャレンジするには難しい時代ですが、飛び出して、この不況を乗り越えれば大成功が待っていると思います。会社はお金があれば潰れることなく回っていくもの。でも、今は資金調達が大変に厳しい。そういった意味で、3年間は売り上げがなくても生き残れるくらいの資金を集めておくことです。起業に一番重要なのは継続力。もちろん、継続を支える志、夢も必要ですが、現実的な問題もしっかり計算しておかなければ。絶対に、安易なスタートをしないでください」

松田氏

松田氏:
「このイベントに来場された方は成功に近い人だと思います。やはり、ピンチをチャンスととらえることができる人は強いですから。社会は大胆なパラダイムシフトを続けていて、ものすごいチャンスが生まれています。飲食店を例に挙げれば、家賃は安い、優秀な人材も採りやすい。ローコスト経営が可能。1日の目標来店者数も半分で済む。もちろん簡単ではないですが、今、力をつけて、将来大きく花を咲かせればいい。『今はまだ…』という人は、期限を決めて職場を変えてみては。3年先でも5年先でもOK。人は期限を決めると真剣に取り組むもの。自己成長のスピードが高まります」

牧野氏

牧野氏:
「会社員として働いているなら、『これは何かおかしい』という矛盾に気づくことがあるでしょう。それを誰もやらず、自分がやるしかない、やることで社会にとって大きなプラスになるなら、自分で起業するべきです。僕の場合もそうでした。でも、絶対にその矛盾を解決するという思いが固まらないなら、無理して起業しなくていい。ただし、大手企業に勤めている人に言いたいのは、そこには目標を設定して数年勤めれば十分ではないかということ。規模が小さな企業に行って、いろんな仕事を主体的に手掛けるといったチャレンジをしてみるべきだと思います。ベンチャーでしっかり自己鍛錬しておけば、未来のチャンスをつかむ確率も高まります」

来場者コメント

キャリアに関する内容が主だと思って聞いていましたが、起業にまつわる様々な本音もどんどん飛び出して非常に面白かった。
(情報系コンサルティング会社勤務・41歳・男性)

つくり込まれた事業プランより事業にかける情熱が大切という話に共感できた。私自身、プランづくりを重視せず突っ走っているので。安心できた(笑)。
(化粧品関連会社経営・51歳・女性)

松田さんの経済展望雑誌、逆読みの話がためになった。実践してみようと思う。これからも、就職と起業を選択肢として計りながら、勉強を続けていく。
(大学生・男性・23歳)

ベンチャーの最前線で活躍されている起業家の生の話が聞けると聞いて参加した。ライブ感、会場の熱気、素晴らしかった。無料というのがさらに良い。
(人材関連企業勤務・35歳・男性)

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