開催日:2007年3月11日 会場:東京・赤坂プリンスホテル
2007/01/14 [大挑戦者祭2007エリア代表選] 九州エリア代表選
2007/01/14 [大挑戦者祭2007エリア代表選] 九州エリア代表選
2007/01/14 [大挑戦者祭2007エリア代表選] 九州エリア代表選
2007/01/14 [大挑戦者祭2007エリア代表選] 九州エリア代表選
2007/01/14 [大挑戦者祭2007エリア代表選] 九州エリア代表選
2007/01/14 [大挑戦者祭2007エリア代表選] 九州エリア代表選
2007/01/14 [大挑戦者祭2007エリア代表選] 九州エリア代表選
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幼少時代のヒーローへのオマージュ、中国の子どもたちに大きな夢を与えたい!
中国市場初の実写版ヒーロー番組「変身戦士 亜龍」は、すでに7,000万円を投資して15話分が放送済み。人気と視聴率の実績を武器に、必殺プレゼンで勝負!
普段は冠婚葬祭業や飲食業、サービス業などすでにその経営手腕をふるっている田中さん。今回プレゼンする案はズバリ「ヒーロー」もの。北京電視台
(テレビ局)との協力で、すでに15話の放送を終えている「変身戦士
阿龍」は、ウルトラマンやドラえもんを超える視聴率を叩き出した人気ヒーロー番組です。
中国では子ども向け番組を自国で製作しようという流れがある中、共同製作という形で2006年1~3月に放送された本作品。ロイヤリティビジネスが難しい
とされる中国において、著作権の70%を日本側が所有しています。田中さん自身が投資家として7,000万円をつぎ込んで開始したこのプロジェクト。
「思いのほか好評だったため、第2弾の展開やグッズ展開に乗り出したい」と資金調達を目的に今大会に参加しました。少なくともあと26話を作るために2億
円が必要、5年後には12億円売り上げるというビジョンを語ってくれました。プレゼンでは、主役である「阿龍」が登場するというアトラクションに、メン
ター審査員も思わずデジカメ片手に興奮。場内を沸かせてくれました。
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飲酒運転ゼロ宣言。折りたたみバイクによる、低コストの運転代行サービス!
現役理系大学院生が4人でタッグを組んで、折りたたみバイクの運転代行サービスを実演プレゼン。飲酒運転ゼロを目指して、Bikoいざ発進!
折りたたみバイクによる運転代行サービスの事業化を目指して今大会に参加した、森さんと3人の仲間たち。鹿児島を朝4時出発という強行スケジュール
での来福にもかかわらず、キラキラと若さ全開のプレゼンでエリア代表に選出。事業内容もプレゼン本番も、きめ細かい部分まで計算されたシナリオ性を評価さ
れました。鹿児島から彗星のごとく現れた、九州のスターといった存在感です。
「去年11月に『第6回 KISC 学生ベンチャー ビジネスコンテスト』、12月には『第6回
大学発ベンチャー・ビジネスコンテスト』に参加し、優秀賞と経済産業局長賞(準グランプリ)をいただききました」。しかし、参加した2つのコンテストは、
学生のみを対象としたコンテスト。事業化あるいは事業拡大へ向け、熱意を注いでいる人たちと同じ舞台で競い合い、果たしてどれくらいやれるのか、と挑戦す
る気持ちで今コンテストに参加したそうです。
「ほかの挑戦者のコンテストに対する熱意に圧倒され、準備不足を感じましたが、若さを活かして、楽しく思いっきりプレゼンすることだけを考えました」。と
はいえ、現状の運転代行との価格、狙うターゲットの分析、折りたたみバイクをお客様の車に載せて発車するまでの3分間シミュレーションをムービーで見せた
り、実際のユニフォームとバイクで仲間が途中登場するなど、エンターテイメント性の高いプレゼンを披露してくれました。
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ベランダでのガーデニングを丸ごとリース、という大胆な発想で新規事業提案
27年のサラリーマン生活で培った経験を糧に、ベランダ・ガーデニングのリースという新しいシステムにチャレンジ。Win-Winスタイルの花は咲くか?
27年のサラリーマン生活を経て、脱サラ後に起業した大迫さんは、これまでの経験を活かしたインテリア、アウテリア(ガーデニングなど)デザインの
新しいビジネススタイルを掲げて、鹿児島から来てくれました。事業内容は、急増するマンションのシニア層をターゲットに、ベランダでのガーデニングを丸ご
とリースで提供しようというもの。ユーザーの「ベランダで緑は見たいが世話が面倒」という悩みと、団塊世代の「リタイア後、趣味の庭いじりを仕事にした
い」という希望をマッチングさせることを売りにしています。
「インテリア分野では、施設や備品のリースサービスが台頭し、販売メーカーが圧迫されている」という現状から、ガーデニングにもその流れが来るのではと思
いついたことが、今回のプランの軸になっているそうです。長年携わってきた業界から派生しての新規ビジネスということもあり、地に足のついたプランと落ち
着いたプレゼンで、本人評価は95点の出来だったとか。
ドリームゲート挑戦者祭への参加のきっかけを尋ねると、「脱サラを決意した時に、参加した商工会議所主催の創業塾と雇用能力開発機構主催のアントレプレ
ナーでの事業計画書作成をする中で、自分のビジネスプランを人前で話すきっかけができ、今回のドリームゲートに参加する機会を得ました。感想としては、自
分の思いつきと信念だけでは他人に思いは伝わらないことを痛感し、『プレゼン能力とパフォーマンス』も必要であることが分かりました」。
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ママが夢を持てば、子どもたちももっと羽ばたける。子育て事業を全国へ!
自身が子育て中という立場を活かした、ママたちに夢を届けるビジネスを提案。社会貢献度の高さに収益性を比例させられるかどうか、審査員の目が光る!
清水さんが、今大会に応募するきっかけになったのは、今回のメンター審査員・森氏(株式会社リトル・ママ)だったそうです。子育て支援のNPO法人
を立ち上げる際に、「リトル・ママ」編集長の森氏が昨年のドリームゲートのファイナリストであることを知って、後押しになったのだとか。
ビジネスプランは、子育て中のママたちが安心して来られる習い事を軸に、ママたちに夢を持ってもらおうという企画。ひいては、低下が叫ばれる家庭での教育
力向上や、ママの起業・雇用に繋げ、日本を子育て先進国に導くという社会貢献度の高い内容です。2006年の6~12月という短期間ではありますが、実際
に活動を開始したところ、300人以上のママが会員になり、1年間でのべ1万人のママがイベントに参加してくれたとのこと。イベントの最後に、子育て支援
ビジネスを営む企業からのお知らせタイムを設けることで、広告費を得る仕組みも用意。ママと企業の架け橋になる、一石二鳥の事業なんです。
九州エリア大会のプレゼンテーター7名の中で、最初に登場した清水さん。見ているこちらも緊張する1番目ながら、「みなさん、こんにちはー!」とステージ
を飛び出しての元気なプレゼンに、審査員たちも思わず顔がほころびました。「普段からママ向けの講演等があるので、人前で話すのには慣れていますが、さす
がに緊張しましたよー。でも雨の中、子連れママたちが応援に駆けつけてくれていたので、パワーを分けてもらいました!」
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間取り図作成代行サービスで、世界進出を視野に入れた事業拡大に挑戦
不動産各社が頭を悩ませる、間取り図作成業界に参入。中国とのルート確保で、低コスト・大量受注を実現。実績を引っさげて、世界進出への第一歩を踏み出す。
今回最年少21歳の参加者である千代田さんは、すでに現役社長として日々休みなく働き、仕事が趣味と言い切るほど、ビジネスにのめり込んでいます。
「不動産との人脈」「事業初期の運転資金」「認知度」を手に入れるべく、舞台に立った千代田さん。「オーラの見えない江原です」と今話題のスピリチュアルカウンセラーの名前を出して観客の緊張をほぐすなど、大物感漂う登場です。
彼が展開しようとしている事業の軸は、「間取り図」。住宅情報誌の間取り図作りを担当していたスタッフの存在が、きっかけになったそうです。
「大小問わず不動産会社では、物件をユーザーへ見せるために間取り図を作成します。一般には間取り図作成ソフトを使って、各不動産業者がすべての物件の間
取り図を作成するのですが、使いこなせない年輩経営者も多く、かさばる外注費や、増える物件に追いつかない」というニーズを発見、早速事業展開を開始。
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「間取り図作成代行サービスは、2006年12月より本格的に営業を開始。企画書を見せれば受注率は70%、リピート率100%を誇っています。や
はり現場での必要性は高いようです。間取り図1つ200円からと安い単価で提供できているのは、日本で知り合った中国人スタッフを通して、安価に外注でき
るシステムを構築しているから。1人のスタッフが1日に作る間取り図は100個、社として受けられるMAXは、月に20,000個、と製造ルートの確保は
完璧です」。
メンター審査員たちも「間取り図」というセグメントされた事業に興味津々。間取り図制作スキルと完璧な外注システム、そして短期間とはいえ実際に営業して仕事が獲得できているという数字の実績は説得力大。
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からだの中から美しく。医療や美容学の専門家を自分専用のアドバイザーに
女性の視点に立った、美と健康のカウンセリング事業。悩みを持った女性と各業界の専門家とを繋ぐシステムを特許出願中。美しく華やかにプレゼン開始!
生涯、美と健康を追求する女性たちにとって、救世主的な事業を提案するのが三浦さんです。ご自身も女性として経験した「肌や美容・健康について、利
害関係のない専門家に相談したい」という悩みが、このビジネスのきっかけ。化粧品メーカーの売り場にいる相談員には相談しづらい、からだの中からきれいに
なりたいという悩みを持つ女性にとっては、医療や美容学の専門家は強い味方です。三浦さんは、長いおつきあいの友人・知人である専門家の方々と協力関係を
結び、悩める女性たちとの仲介システムを築こうとしています。専門家と共同開発するオリジナルコスメも計画中で、実際に試作品をプレゼン会場で審査員に見
せるなど、アクティブなプレゼンテーションを展開してくれました。
メンター審査員からは、「ご自身が広告塔になれるぐらいスター性をお持ちです。『ジャパネットたかた』のように、表に出られたら?」とうれしいコメントも。カリスマ性が追い風になる美容ビジネスでは最高の褒め言葉です。
起業を決めてから3年、この事業計画は1年ほど前から温めてきたというだけあって、きめ細かいマーケティング、経験から来る説得力も手伝い、メンター審査員もうなずく場面が見られました。
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ネット上に現実世界を築き、ショッピングを可能にする3次元都市システム
ネット上に現実と同じ街を築き、買い物や旅ができるという壮大なプラン。時代の流れを先読みしたSNSの進化形。メンター審査員のメガネに適うか勝負!
鹿児島からの参加者である山下さんは、これまで建築設計デザインやホームページ作成などを手がけてきました。「最近のインターネットにおける
mixiなどの2次元サービスを、もっと刺激的にできないか?」という発想からスタート。Google EarthやSecond
Life、PS3など旬の流れを踏まえて「限りなくリアル」を軸に、SNSとネットオークションが合体したような次世代型オンライン仮想3次元都市のシス
テムを持ってきてくれました。
現実と同じ道路や、現実と同じ百貨店などをネット上で再現し、実際にそこでショッピングができるという仕掛け。自分のキャラクターを作り、友だちとネット
上で偶然はち合わせるなんてことも夢じゃない空想都市です。例えば、行ったことがない土地を散策して買い物をするなど、旅行気分を楽しむこともできる、壮
大なプロジェクトは見応えたっぷり。審査員の質疑応答では痛いところを責められる場面もありましたが、プレゼン自体は堂々たるもの。審査員だけでなく、観
客の心に訴えかけるパワフルなものでした。
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惜しくも受賞を逃したものの「実現不可能で手に負えないプランでした。独創性、新規性と共に、信用性の高いマーケティングや事業の収益性と計画性ま
で納得させるプランが受賞されていましたね。非常に勉強になりました」と参加後にしっかりと手ごたえを感じていました。「経験や分析というバックボーンが
あり、また筋の通った深みのあるお話を聞くことができ、貴重な経験でした」。メンター審査員は、ITに通じた先輩がたくさんいらしたので、交流会でも学ぶ
ところが多かったとのこと。
今回の企画の発案者であり、チームメイトでもあったパートナーは、高校の同級生だとか。お互い友人として、同業者として、そして経営者として切磋琢磨しながらビジネスに励む、いい関係が築けているそうです。
プライベートでは、小学校の頃から続けているバスケットボールが趣味。尊敬する人を尋ねると「マイケル・ジョーダン」の名が。アメリカ留学中に録画してい
た彼のゲームを見て、元気づけられることもしばしば。「大きなプレッシャーに打ち勝ち、歴史に残る結果を残していること。ひとつひとつのプレーの芸術的な
こと。そしてコート外での紳士的な姿。彼の生き様から数多くの興奮と感動をもらいました」。もちろん座右の銘は“Never Give Up!“。
山下傑志氏
合同会社 スーパーユニット 代表、現在30歳。鹿児島で建築設計デザイン・ホームページ作成の2本柱で事業を展開している。SNSとネットオークションをミックスしたような3次元システムを企画し、今大会に参戦。