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大挑戦者祭2005 レポート

開催日:2005年2月11日(建国記念日)  会場:東京国際フォーラム

DREAM GATE for student

起業家と聞いて「自分とは別次元の人」と距離を取ってしまう学生は多いかもしれません。でも、学生の前にはその実、無限の可能性が広がっています。この「DREAM GATE for student」が、自分の掲げる理想や目標に向かっていく一助となればと思います。
株式会社オプト代表取締役CEO鉢嶺登氏と株式会社ネクシィーズ代表取締役社長近藤太香巳氏に来ていただきました。ドリームゲートインターンシップ1・2期生の学生4人の質問を通してお2人の起業家の学生時代や起業家としての足跡に迫ります。
―― 学生時代の夢や起業しようと思ったきっかけを教えてください。


近藤氏 最初は夢も希望もありませんでした。高校を辞めた後、最初に持った夢が「車がほしい」というもの。それで220万円の車を買ったのですが、買った17時間 後にスピンして廃車になり、借金を抱えてしまいました。それが起業のきっかけとなって、50万円で起業することになったのです。最初から大きな夢を持つ必 要はないと思います。明日への希望を持ってがんばれば心が磨かれていき、視野も広がっていきます。そして、小さな希望がいつしか大きな夢に切り替わるので す。「夢がない」と悩んでいる人も、全く落ち込む必要はありません。
鉢嶺氏 僕は中学生ぐらいの時から、自分で会社を経営したいと考えていました。やりたいことを見つけるために大学に進学しましたが、4年間遊んで結局見つからず。 就職して社会人になってもわからないままでした。僕の場合は、何かを変えたいという思いが強く、その思いに従って前向きに進んでいった結果、起業するに 至ったのです。
―― 最初に就職した会社を選んだ理由は何ですか?
鉢嶺氏 就職してから3年で起業すると決めていました。起業にあたってはお金や不動産の知識が必要になるので、当時、興味を持っていた都市開発に携わることにしました。また、3年間で起業資金を貯めるために、できるだけ給料の高い企業を選びました。
近藤氏 僕は高校を辞めてすぐ起業したので、企業を選ぶポイントをお話したいと思います。「これ、なんとなく面白そうだな」という自分の感性を信じて、自分で決断 を下すことが大切です。他人が勧めるから選ぶのではいけません。自分で決断することには不安はつきものですが、不安だからこそがんばれるのです。それと、 「世の中こんなものだ」「自分はこんなものだ」などと決め付けないことです。最初から成功している人は誰もいません。
―― 今、学生時代に戻れるなら何をしますか。また、どんな学生時代を送っていましたか?
近藤氏 僕は学生時代を経験していないから、ドラマのようなキャンパスラブをしてみたいですね。あと、大学で本当の友達を作っておきたい。社会に出てからも続くよ うな、お互いの魂を殴り合えるような優しさの関係をつくることが大切だと思います。僕がここまでやってこれたのは、いい人たちにめぐり合えたから。その基 礎を学生時代につくっておきたいね。
鉢嶺氏 学生時代は、勉強せずに合コンに精を出すという、典型的な大学生の生活をしていました。また、起業しようと決めていたので、会計の専門学校にも通いました が、続かずに辞めてしまいました。大学4年生のときは、これ以上ないぐらい自堕落な生活をしようと決心したほどです。その反面、社会人になってからは自分 の遅れを取り戻すためにがんばりました。今考えると、がんばる時期と力を抜く時期のバランスがとれていて、自堕落な学生時代も無駄ではなかったと思いま す。


―― 起業してよかった点はありますか?


近藤氏 僕が起業した時代には、ベンチャーやアントレプレナーという言葉さえありませんでした。「若造に何ができる」という風潮の中で自分を認めさせるためには、 周囲の期待以上の成果を出していくことが必要です。起業してからこれまでの18年間のうち10年間は、たとえジェットコースターに乗っていても仕事で悩む ぐらい、大変なことばかりでした。生活水準は向上しましたが、そこに魅力を感じることはありませんね。人生はお金ではなく、夢のためにチャレンジすること に意味があると思います。
鉢嶺氏 僕には人生の中で得たいものが4つあります。人脈、経験、ノウハウ、資産です。大企業に勤めていた26歳のとき、起業したほうが得るものが大きいと判断し たため、起業に至りました。仮に起業が失敗した場合でも、資産がマイナスになる可能性はありますが、人脈、経験、ノウハウにおいては大きなプラスになるは ずです。
―― 起業して最も辛かったことは何ですか。また、それをどのようにして克服しましたか?
近藤氏 上場承認が下りて、上場を目前にしていたところでITバブルが弾け、上場が取り消しになったことがありました。自分の力不足ではなく世の中の情勢の変化 で、目的を達成できなかったことが辛かった。さらに取引先の銀行が撤退する、闘病生活を送っていた元社員の訃報が届くなど、嫌なことが続き心が折れてし まったのもこのときです。そのときに勇気をくれたのがアルバイトの社員でした。「俺たちは絶対にあきらめない。こうなったら意地でも上場する」という言葉 を受けて再起し、上場を果たすことができました。人には、絶望を希望に変える力があります。無理だと思った瞬間に進歩は止まり、不可能だと口にしたとたん に未来はつまらないものになります。
鉢嶺氏 起業してすぐは、何かを変えたいという思いが強く、理想が先行していました。3年で上場するという計画も、うまくはいきませんでした。5年間全力で走り続 けても会社の業績が上がらず、かつて夢を共有した社員が一人、二人と辞めていくのは堪えましたね。そのような状況を乗り越えるのは他ならぬ自分の心です。 決して逃げずに、少しずつがんばってゆく。そうして小さな糧を得ていけば、それまでの努力が結実するのです。
―― 学生の皆さんにメッセージをお願いします。
鉢嶺氏 高度経済成長やバブル経済の時代においては、いい大学に入って大企業に入るという「成功の方程式」が存在していました。企業の中では終身雇用と年功序列に 守られ、退職後は年金や退職金によって守られていたのです。しかし、そのような時代は終焉を迎えました。チャレンジしていく人が勝つ時代になったのです。 どんどんチャレンジして、いまだに旧い「成功の方程式」にしがみついている日本を変えていってほしいと思います。
近藤氏 「棚からぼた餅」という諺があります。一生懸命じたばたがんばると地面が揺れて、棚がカタカタ鳴り出す。そして棚の上にある餅が少しずつ寄ってきて、ある 日突然落ちてくる。これが「棚からぼた餅」です。学歴があっても学力がなかったらいけない。知識があっても知恵がなかったらいけない。体格があっても体力 がなかったらいけない。自分で考える力、工夫する力、根性をつけることが大事なのです。最初、僕には「車がほしい」という夢しかありませんでしたが、必死 に心の足を掻くことで自分の夢が見えてきました。みなさんは凄い才能を持っているはずです。ぜひがんばってほしいと思います。

 

ディスカッションの後、17:00より、ジャーナリストコース・鳥越俊太郎賞の授賞式およびドリームゲートインターンシップ二期生の卒業式を行いました。 賞を受賞したのは、株式会社ネクストジャパンを取材した京都大学文学部・磯部征紀さん。鳥越俊太郎氏による表彰と作品の講評が行われました。「磯部君は起 業家の心のひだをも読み取る観察力、それを表現するみずみずしい文章力にすぐれている。作品を一読してすぐ、彼に決めました。ぜひ、メディアの第一線で活 躍してほしい」。

卒業式では、二期生を代表して慶応大学理工学部永岡靖貴さんにドリームゲートチーフプロデューサー・吉田雅紀より卒業証書の授与されました。

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メインステージ オープニングイベント

経済産業大臣 中川昭一氏特別講演、チャレンジャー ボブ・サップ氏登場!
基調講演:グッドウィル・グループ株式会社 折口雅博氏

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メインステージ サプライズステージ

永遠のチャレンジャー やるなら世界一を。私の挑戦心を駆り立てるもの。
[株式会社ライブドア 堀江貴文氏]×[全日本柔道連盟女子強化コーチ 古賀稔彦氏]

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メインステージ スペシャルセッション

起業への第一歩をどう踏み出すか。~ 起業家 BEFORE & AFTER ~
[株式会社サイバーエージェント 藤田晋氏]×[株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ 野尻佳孝氏]

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メインステージ DREAM GATE for student

学生が秘めた無限の可能性が新たな時代を創り出す。
株式会社オプト 鉢嶺登氏、株式会社ネクシィーズ 近藤太香巳氏、インターン1、2期生

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起業・独立講座

パネルディスカッション

会社員から起業
株式会社バルチック・システム 吉野幸則氏/株式会社ペリエ 和田裕美氏/株式会社ペンシル 覚田義明氏/コーディネーター:有限会社かほり堂 山口俊介氏
社会起業家としての起業
株式会社いろどり 横石知二氏/株式会社キューペット 横井朋幸氏/株式会社ユー企画 大塚真実氏/コーディネーター:NPO法人ETIC. 宮城治男氏
女性起業
株式会社カフェグローブ・ドット・コム 矢野貴久子氏/株式会社ナビット 福井泰代氏/株式会社メディセフ 井崎孝映氏/コーディネーター:株式会社花形商品研究所 西 樹氏
ネットで独立
アイランド株式会社 粟飯原 理咲氏/株式会社アナザーブレイン 久田智之氏/株式会社クララオンライン 家本賢太郎氏/コーディネーター:株式会社ライブレボリューション 増永寛之氏
学生から起業
オイシックス株式会社 高島宏平氏/株式会社ドリームキャリア 植島幹九郎氏/株式会社ゆめみ 片岡俊行氏/コーディネーター:株式会社ムーサ・ドットコム 出雲 充氏
一円起業
有限会社クレース・プランナーズ 正門律子氏/サポタント株式会社 床 美幸氏/有限会社ディナーラッシュ 木下三郎氏/コーディネーター:株式会社タンク 増田紀彦氏
フリーターから起業
株式会社エムビーエス 山本貴士氏/株式会社オリエンタルダイニングアンドリゾーツ 尾崎友俐氏/株式会社デジタルストリート 今泉隆照・毅彦氏/コーディネーター:株式会社リクルート 渡辺一正氏
カフェで独立
有限会社クリアール 藤代 聡氏/有限会社マザーズ・インク 武藤ゆうき氏/コーディネーター:商業環境研究所 入江直之氏/ゲストスピーチ:株式会社バルニバービ 佐藤裕久氏