イベント・セミナー集客4つのコツ「トキ消費」のオンライン化を味方に低予算で集客

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: 阿部 エリナ

顧客に商品やサービスを知ってもらったり、購入を促すことなどを目的に企業が行うマーケティング活動の一つがイベントやセミナーの開催です。コロナ禍ではイベントやセミナーのオンライン化が進んで誰もが開催しやすくなったこともあり、あちこちで無料・有料のオンラインイベントやセミナーが開催されるようになりましたが、多くの企業にとって課題となっているのが集客です。
筆者の会社では、今年の3月に、法人向けイベント「ウーマンズ・ミートアップ」を立ち上げました。こちらは、女性ヘルスケア領域で事業を行う方々が、共に学びディスカッションし、各位が自分自身の事業における課題解決策や事業戦略ヒントを見つけることを目的としているのですが、有料で3回開催したところ、すでに101の企業・医療法人様にご参加頂いており、新規事業としては良いスタートがきれたのではないかなぁと思っています。

以前からも、様々なイベントや講演で満席を継続させてきた筆者より、イベント・セミナー集客のコツを解説します。皆様のマーケティング活動のご参考になれば幸いです。

トキ消費のオンライン化、今こそ取り組みたいイベント・セミナー開催

消費者の消費スタイルが、モノ消費からコト消費、そして最近ではトキ消費へと移り変わっていることは皆様もすでにご存知のことかと思います。

トキ消費とは、同じ志向を持つ人とその時間や場所でしか味わえない盛り上がりを共有することで楽しむ消費行動のことを指す。SNSやスマホの普及に伴い、コト(体験)に関する情報が氾濫し始め、消費者はコト体験に既視感を得るようになった。特別感や貴重さが薄れたことで、消費者たちがコト体験の次に価値を見出すようになったのが、トキ消費だ。博報堂生活総研によるとトキ消費の主な特徴は以下3つだという。

・非再現性:同じ体験は二度とできない
・参加性:参加することが目的になっている
・貢献性:貢献していることが実感できる
引用:ウーマンズラボ「コト消費・モノ消費・トキ消費とは?企業事例を紹介」

コロナ禍の生活が続く中では、ライブやイベントへの参加など、リアルな体験が難しくなり、消費者の消費スタイルはさらに変化。「トキ消費のオンライン化」が進んでいると言われ始めています。リサーチサービスを提供するアスマーク(東京・渋谷)は、次のように言及しています。

オンラインでの「トキ消費」の特徴として、リアルな「トキ消費」よりも、配信者や一緒に参加している見知らぬ人と、より直接的な交流がはかりやすいことではないでしょうか。チャット上でファン同士コメントしあったり、配信者と直接やり取りしたりと、場所や立場を選ばず、参加者が自ら発信し、レスポンスを受けることで”自分がその場に貢献している”ことをより実感できていると考えられます。(引用:アスマーク

トキ消費のオンライン化が進んだことは、多くの企業・個人にとってチャンスです。コロナ前まではイベントやセミナーを主催するのは、「人」「金」といったリソースが十分にある企業が圧倒的に有利でしたが、今やリソースが十分にある大企業も、リソース不足な企業であっても一律zoomなどのオンラインツールを使ってイベントやセミナーを主催しています。

「人」「金」がなくても、zoomなどのオンラインツールさえ使いこなせれば、誰でも主催できるようになったのですから、このチャンスを今こそ掴んでおくべきです。

イベント・セミナー集客のコツ

とはいえ、冒頭で申し上げた通りイベント・セミナー開催の大きな課題は集客です。
筆者が運営する会社の実体験によるコツとはなりますが、以下にオンラインイベント・セミナー集客のコツをまとめましたので、ご参考にして頂ければと思います。(イベント・セミナー集客のコツについては、ネット上で多くの方々が公開しているので、一般的な方法<例:「ポータルサイトに掲載しよう」「Facebookで告知しよう」など>については割愛します)

1.ターゲットは明確か?/ターゲットに合ったコンテンツか?

そもそも、そのイベント・セミナーにはどういった方々に参加して頂きたいと思ってるのか?例えば、同じ「効果的な販促を学ぶセミナー」でも、テレビCMを流すような誰でも知っている大企業相手なのか、それとも自宅で個人サロンを開いている個人事業主相手なのか、によって当然、コンテンツは変わってきます。

明確にターゲットを策定した上で、コンテンツを作りこみます。筆者の会社では先日「企業が集まって、フェムテックビジネスの課題についてディスカッションする」というイベントを主催したのですが、告知からすぐに定員となり、募集を締め切った後もコンスタントに「参加したいけれど、もうダメですか?」といったご連絡を頂いていました。

こちらのイベントは、参加条件を設けており、コンテンツも、参加条件をクリアできた企業さんのみに適合するよう、企画しました。上記リンク先をご覧頂くと、「ターゲットは明確か?/ターゲットに合ったコンテンツか?」という意味を具体的にご理解いただけるかなと思います。

2.ご参加者様満足度にこだわっているか?

筆者は東京ビッグサイトや幕張メッセで開催されるような展示会主催講演など、様々な場で講演をさせて頂いていますが、大変ありがたいことに、ほぼ毎回満席になります。

実はご参加頂いている方のうち2~3割はリピートでご参加くださっている方々で、多いときで4割程度になることもあります。イベントやセミナーの集客では、多くの企業がどうしても「新規獲得」ばかりに躍起になってしまうと思うのですが、一般的な事業と同じで、リピートのお客様をどれだけ増やせるか?の視点はとても重要です。

筆者が登壇させて頂く講演や、筆者の会社が主催するイベントはほぼ毎回満席となりますが、おそらく、リピートでご参加くださる方々がいらっしゃらなければ、満席にはできてないんだろうと思っています。

では、どうすればリピートご参加者様を増やすことができるのか?それは「ご参加者様満足度にどこまでこだわっているか?どこまで『満足度』にコミットするか?」です。集客において大事なのは「新規のお客様」と「リピートのお客様」のバランス。ご参加者様満足度に徹底してこだわり続けることで、リピートのお客様も増えていき、安定的な集客ができるようになります。

3.日頃からコミュニケーションを大事にしているか?

筆者の会社はBtoBの事業を行っている会社で、日頃から企業様とのコミュニケーションを大変重視しています。具体的には「ウェブメディアの運営」「メルマガ配信」「ライン配信」「アンケート調査」などを通してコミュニケーションを図っています。

一方的に情報を発信するだけではなく、企業の皆さんから頂く声を常に自社サービスに反映し、その旨を逐一、企業の皆さんにご報告させて頂くなどしています。

企業の皆さんに役立つ情報を発信し続けているので、多くの企業様が当社からの情報を日頃からご覧くださっています。日頃からそういったコミュニケーションを一切とっていないのに、イベントやセミナー開催するときだけ、いきなり一斉配信で情報を送ったりしたら、当然「宣伝メールが届いた」となってしまい、申込をしてもらえないばかりか、そもそも情報を読んでもらえなかったり、あるいは最悪メール配信解除をされてしまいます。

集客できる体制づくりは、一朝一夕では難しいのが実際です(もちろん、相当の広告予算があれば一朝一夕で、大人数を集客することは可能です)。日頃からこういった地道な取り組みを継続していくことで、集客できる体制、というのが出来上がっていくのではないでしょうか。(すぐすぐの結果を出したい!と思って読んでくださっている方には、申し訳ないです‥‥‥)

4.自社は一体何者なのか?を明確にしているか?

イベント・セミナーの告知ページのタイトルに興味を持った方が、ページをざっと確認した後に、真っ先に思うことは「この企業・人は、一体どこの誰?」です。皆さんも、イベントやセミナーに参加しようかなと思ったとき、「申し込みボタン」をクリックする前に、やはり「どこの誰が主催しているのか?誰が話すのか?」は、必ず確認するのではないでしょうか。

筆者の会社は、ここをとても重視しています。筆者の会社が「Google」「パナソニック」「資生堂」といった、超有名企業だったら、いちいち詳細を語る必要はないですが、筆者の会社をはじめて知ってくださった方からすれば「どこの誰ですか?」状態です。

告知ページには必ず、当社の事業内容や当社の仕事実績、イベント・セミナーの登壇・主催実績などを掲載しています。告知ページを見てくださった方の「あなたはどこの誰ですか?」状態をクリアにすることで、安心して「参加しよう!」と思って頂けます。

意外と、ここが抜け落ちている集客ページを頻繁に見かけますので、告知ページの一番下にはしっかりと、「一体何者なのか?」を表記するようにしてみてください。「ページは閲覧されているのに、なんで申込が入らないのかなぁ…」と感じてらっしゃる場合は、ひょっとしたらこの視点がぬけおちているのかもしれません。

微差は大差になる

他にも告知ページに

  • 「ミスマッチなフリー素材を使ってないか?」
  • 「告知ページの文章(日本語そのもの)が分かりづらくないか?」
  • 「信頼性を損なうような表記(例:テキストでの装飾を行う、言葉づかいが稚拙など)になってないか?」
  • 「参加者が参加しやすい開催日時を入念にリサーチしたか?」
  • 「コンテンツと価格のバランスは問題ないか?」

など、色々チェックすべき箇所はあります。一言で申し上げるなら「微差は大差になる」ということをしっかり頭に入れた上で、企画・集客を行っているか?が、当稿の“答え”になります。
ここまで作りこみができれば後は「露出量に比例して参加人数が増えていく」という状態になりますので、広告予算次第で人数を調整できるようになります。

もし集客が思うようにできなかったとしても、必ずすぐにPDCAを回すことです。
こうして、回を重ねるごとに、自社ならではの集客できる体制づくり(ノウハウ)が積み上がっていきますので、諦めずにまずは510回程度は、勇気をもってどんどん主催してみると良いと思います。

参考までに、筆者の会社が主催しているイベントの告知ページをご紹介いたしますので、ぜひ皆さんの告知ページづくりの参考にして頂ければと思います。こちらは、告知開始1日目で4社様にお申込み頂きました。こちらのページは、毎日チェックして、ちょこちょこと改善を行っています。「1%でも反応をあげるんだ!」という気持ちで、向き合うと、意外にも告知スタートしてからも、「ここはこうした方がいいな」という点が案外見つかるものです。

トキ消費のオンライン化が急速に進む今こそ、オンラインイベントやセミナーを主催して、お客様との接点を持つチャンスです。
微力ながらアドバイスできることもあると思いますので、オンラインイベントやセミナーの企画や集客についてお悩みがある方はお気軽に筆者までご相談いただければと思います。オンラインイベントやセミナーでは、じかにお客様たちから声を頂けるので、主催側にとっても、本当に学びが多く、筆者の会社では毎回、楽しく取り組んでいます。

執筆者プロフィール:
ドリームゲートアドバイザー 阿部 エリナ【女性マーケティング支援のウーマンズ】
女性ヘルスケア市場を専門に「リサーチ&コンサルティング事業」と「法人用ニュースサイト運営」を行う会社を経営。大手企業を中心に支援実績多数。女性マーケティング戦略を強化したい方におすすめ。
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ドリームゲートアドバイザー 阿部 エリナ

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