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タクシー事業者9800以上が登録。アプリは12,000ダウンロードを突破。日本最大級のタクシー検索アプリ「たくる」

執筆者:ドリームゲート事務局
更新日:2014年05月20日

ガラケー時代からサービス展開。今いる場所にワンクリックでタクシーを探せる『たくる』 展開している事業内容・特徴

終電が終わり駅前のタクシー乗り場の行列に並ぶ、または土地勘のない場所で最寄りのタクシーを探すなど、タクシーをつかまえるだけなのに苦労しないといけないのか…と感じる人も少なくないのではないだろう。

近年、この問題を解決し、スムーズなタクシーの利用をサポートしてくれる無料アプリが注目を集めている。それが今回紹介するタクシー検索サービス『たくる』だ。

20140418_3機能はシンプル。iOS 、Androidどちらにも対応した同アプリは、GPSと連動してワンクリックで自分がいる場所まで、最寄りのタクシーを呼んでくれる。そして、「どのような」タクシーが「いつ」来るのか、目的地までのタクシー料金概算も把握できる。さらには、ユーザーの所在地付近にあるタクシー会社や空車情報まで検索でき、自分が乗りたいタクシーを選べる優れもの。つまり、走行するタクシーを“見える化”させているのが同サービスの最大の特徴である。

同アプリをスマホやタブレットにインストールしておけば、これまでのように、タクシー乗り場の列に長時間並んだり、タクシーを探し歩いたりといった必要はない。また、PCからの利用も可能なので、自宅や会社からのタクシー予約にも便利なのもうれしい。

運営するのは横浜にあるベンチャー企業、株式会社オンラインコンサルタント。まだスマートフォンが普及する前、ガラケーが主流だった2010年からサービインイン。2012年10月にはiPhoneアプリをリリースし、2014年5月時点で登録されている法人、個人事業主あわせて9,800社以上。アプリのダウンロード数も12,000を突破している。

ちなみに、このサービスはタクシーを運転する側もアプリで利用できる。特別にパソコンや端末を用意しなくても良い事から、タクシードライバーにとっても使いやすい。

近年、長引く不況の煽りを受けて激しく衰退するタクシー業界。業界が最も潤っていたと言われる20年前と比較して、現在の総売上は1兆円以上と大幅な減少を見せている。また、一方でタクシー法人事業者は7,185社に対し、14,798社と20年で2倍に増え、総売上に反比例しているそうだ。このことから鑑みれば、業界は過当競争の渦中にあり、何らかの打開策を講じなければならないのは明らかだろう。

そこにきて、タクシー予約の間口を広げてくれ、口コミ機能もあることから指名獲得も期待できる同サービスは、タクシー業界へのソリューションサービスと言える。

事業者が導入する場合のアプリ機能は、顧客の所在地をマップで確認、到着時間を顧客に知らせられる以外にも、「空車」や「乗車」など、リアルタイムの状況の発信できる機能を搭載。また、これまでに走行したルート履歴や、ドライバーの拘束時間・休息時間.乗車時間の記録・出力などといった勤怠管理ツールとしての機能も用意されており、業務の効率化も望めるメリットを持っている。

世の中の疑問や課題を解決しうるサービスの創出を求めて ビジネスアイデア発想のきっかけ

order-2同サービスの誕生は、株式会社オンラインコンサルタント代表 後藤暁子(あきこ)氏の実体験がきっかけだ。

「待ち合わせ場所の食い違いや、祝日でタクシーを呼ぶことすら困難なケースに出くわして、こんな便利な時代なのにと、とても不便を感じたことがありました。それで、ITを用いればタクシーの利用をもっと便利にできるのではと、『たくる』の構想に至りました」と後藤氏は振り返る。

こうして、産声を上げた同サービスだが、当初、登録タクシー業者の獲得は難航したという。それは、悠然たる歴史を持つタクシー業界では保守的な傾向があり、ほとんどの業者が新鋭のサービスを受け入れることに難色を示したからだった。

「最初はタクシー会社への営業を行っていたのですが、まったくの門前払い。ならばと、会社単位ではなく個人単位の営業に的を絞ったことで徐々に登録数が増えていきました」と、当時の苦労話を語ってくれた。

そして、事業者でも一般ユーザーと同様に無料で導入できる手軽さも功を奏し、着実に登録数は上昇していった。現在、登録している法人、個人事業主は併せて9,800社以上。サービスの展開エリアも北海道から沖縄までに拡大し、全国区を網羅したタクシー検索アプリへと成長を遂げた。

以上が、『たくる』の概要と特徴、開発経緯だが、オンラインコンサルタント社としては他にも「Smart動態管理」や「True Gift」といった、実生活に密着したITサービスを展開しており、ネット×リアルを得意とする。

ただ、こうしたコンセプトは創業時からのものではなく、事業を行う中で定まっていったという。

後藤氏は東京大学卒業後、2社の外資系企業で営業職に携わった。1社はアメリカの通信機器ベンダーであるモトローラ、そしてもう1社はイギリスに本社を構える大手セキュリティソフト会社である。その2社での日々を通して、後藤氏はIT産業の奥深さ、やりがいを感じていった。だが一方で、外資系企業の職場環境から、国内のIT業界に違和感を覚えたそうだ。

「日本でITエンジニアと言えば、朝もなく夜もなく…、俗に3Kと言われてきた業種ですが、外資系のエンジニアは異なりました。朝は8時と早く出勤しますが、夜は6時には帰社し、皆プライベートライフを楽しんでいる。勤勉が美徳とされる日本で育った私にとって衝撃的でした。また、クリエイティブな思考が最大限に求められるエンジニア業だからこそ、こういったスタイルが必要なのではないだろうかと感じ、いつしかそれを発信していきたいと強く思うようになっていきました。」

このことが起業への“火種”となった。そして、在勤中に同僚のエンジニアと開発した、例えるなら「Yahoo! 知恵袋のプロフェッショナル版」のようなオリジナルサイトを運用したことでビジネスの面白さに目覚め、起業の意志を固めた。

そうして、2006年10月にそのサイト名を社名として設立したのが、株式会社オンラインコンサルタントである。

資本金は自身の貯蓄から300万をあてた。当初の事業はホームページ制作の受託がメインで、それまでに築いたコネクションから引き合いはたえることなく、同社は順調なスタートを切った。そうして業務をこなす日々の中で、社としての独自の事業を模索していった。

後藤氏はこう語る。
「起業当初、それほど明確には意識はしていませんでしたが、同僚と制作したサイトのように、世の中にある問題や不便の解決できる事業を行いたいという気持ちがあり、ネット×リアルという方向へ向いていきました」

その過程の中でリリースされたのが『たくる』であり、同サービスで各メディアからの取材も増え、同社の名は広く知られるようになっていく。その後、2012年には、配送業者等の事業者に向けて、たくる同様にスマホやタブレットで車の位置やルートをリアルタイムに把握でき、勤務時間や収集物の管理なども可能なアプリ「Smart動態管理」をリリース。

2014年には、Facebookの情報を元にプレゼントを贈りたい相手の好きな物をamazonと楽天からキュレーションしてくれるiPhoneアプリ「True Gift」をリリースするなど、幅広い事業展開を進めている。

画期的で身近なITサービスを展開し、次世代のスタンダードとして提唱していきたい 将来への展望

同社の今後の展望を伺ったところ、まずは各サービスの一層の普及とシステムの拡張に注力していくという。

特に『たくる』に力を入れており、今後は宿泊施設やその他サービス施設との連動、タクシードライバーの求人募集項目の追加など、コンテンツの拡充を図りながら、一般ユーザー、事業者双方にとってさらに有益であるサービスへとアップデートさせていく構えだ。

昨今の人々が 、“たベログ”を見て食事に行くように、『たくる』を利用しタクシーを呼ぶ行為がスタンダードとなることが当面の目標。

また、これらのサービスとは他に、近い将来、ウェアラブル端末の普及を見据えている同社は、その機能を活用した新規事業計画も推進させている。

ネットと日常生活の架け橋である同社。今後も、そのアイデアと技術で私たちの暮らしをより豊かにする革新的かつ身近なサービスを次々と生み出してくれるに違いない。

インタビューの最後に、女性起業家である後藤氏から起業を志す女性へメッセージを頂いた。

「女性が活躍できる世の中になったといっても、まだまだ起業している女性は少ないですから困難なことは度々あります。その中で大切なのは、あきらめず、自身の掲げた目標に向かって前進していくこと。志を持ってコツコツと事業を続けていけば、必ず周囲は認めてくれますし、仲間や協力者も自然と現れてくるものです。“千里の道も一歩から”という言葉がありますが、一歩一歩の着実な歩みが会社を、そして新しいサービスを形づくっていくのだと確信しています」

株式会社オンラインコンサルタント
代表者:後藤 暁子氏 設立:2006年10月
URL:
http://www.onlineconsultant.jp/
スタッフ数:4人
事業内容:
・Webシステム開発
・スマートフォンアプリ開発
・ホームページ作成
・ITに関するコンサルティング
・ソフトウェア・ハードウェアの販売代理

当記事の内容は 2014/5/15 時点のもので、該当のサービス内容が変わっていたり、サービス自体が停止している場合もございますので、あらかじめご了承ください。

この記事の執筆者

ドリームゲート事務局
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取材・文:ドリームゲート事務局 起業・開業・独立・ベンチャーの悩みに、専門家がお答えします。無料なのでお気軽にどうぞ。

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