成田での手続きってどうすればいいんですか

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

Q.成田での手続きってどうすればいいんですか

来月スペインに行く予定です。
その時磁器の食器を買い付けて売りたいと思っています。

それをハンドキャリー(携帯)で持ち帰った場合、成田での手続きってどうすればいいんですか?

A.回答

磁器の食器を輸入する際には、食品衛生法に基づき輸入届出の手続きが必要になります。
また、販売目的で輸入する場合には、一般旅行者の携帯に比べて、食品等輸入届出手続も含め通関にはかなり時間がかかるんです。以下、手続きの方法を説明しますね。
 
まず、税関で販売用の磁器を携帯している事を申告します。そのときに、必要な書類は「携帯品・別送品申告書」インボイス(納品/請求書)等です。そして一旦携帯品を「保税蔵置場」に預けた上で(保管料が必要になります)、厚生労働省の検疫所へ[食品等輸入届出書]と必要な書類を提出します。前述の食品衛生法の基づき、鉛やカドミウムの溶出基準に適合していることなどの審査を受ける事になりますが、場合によっては実際に検査を受ける事もあります。

検査となると、税関に[見本持ち出し]の申請をして、検査用のサンプルを公的検査機関へ持って行き分析検査を受けることになります。食器の深さや容積により規格基準が異なります。また、使われている各色について検査を受けることになります。食品衛生検査に合格すると届出書みに「届出済印」と「届出受付番号」が交付されるので、この書類を添付して手続きをします。このとき、課税価格が30万円を超えると、インボイスなどを添付して、「輸入申告書」を提出して税関検査を受ける事になります。そして、関税と消費税を支払い、貨物を引き取ることになります。

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