Vol.6 プロボクサーがトップセールスに!『人生の転機をチャンスに』 前編

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
営業に向いている 人と、向いていない人がいるのでしょうか?もし営業で成功するために、センスや才能が必要だとしたら、営業に向いていない人はいくら努力しても報われない ことになります。

 

 今回インタビューした、株式会社ヴァンクールの草野史仁さんは、プロボクサーから営業に転職し、バリバリの営業会社でトップセールスになった異 色の経歴の持ち主です。29歳ではじめて営業を経験したにもかかわらず、なぜ成功できたのか?秘訣をお聞きしました。

 

  プロフィール:高校卒業後、建設現場で働きながらプロボクサーを目指す。2年後にプロデビューし活躍。その後、自分の力を試すために亜細亜大学へ入学する も、方向性が見えず卒業後フリーターに。結婚を機にフォーバルグループのビー・ビー・コミュニケーションズ株式会社に入社、今年の四月からは、同じフォー バルグループの新会社である株式会社ヴァンクールに移動。入社一年目からトップセールスに。その後も常にNo.1の成果を上げ続ける営業マン。33歳。

(インタビュー:横田雅俊)

 

プロボクサーから営業職へ ~人生の転機~

 「正直なところ始めは仕事でやりがいを見つけるというよりも、毎月決まった給料がもらえればいいといった軽い気持ちでした」と語る草野さんは、 29歳ではじめて営業を経験します。

 営業に魅力を感じたというよりは、その当時社長をしていた、孫正義氏を新聞や雑誌で見て「この人の 下で働きたい」と思って応募したのがきっかけだったといいます。それまで草野さんは、働きながらプロボクサーを目指していました。昼間は建設現場で100 トンのクレーンを運転しながら、夜はジムでトレーニングをし、2年後プロとして後楽園ホールで試合をするまでになっていました。

 そんな 生活から、営業職へと転職したわけですから180度生活が変わったといっても過言ではありません。入社した時、周りは全員(上司まで)年下だったといいま す。

 

失敗の連続

 ネクタイを締めて出勤するのも、自分の名刺を持つのもはじめてだった草野さんが営業社員としての生活をスタートさせます。当然失敗の連続と、売れ ない日々が続きます。「半年間はとにかく失敗ばかりでしたね。本当に何をやっていいか全くわからない状態でした」と本人が語るように、基礎を身につけるま では、何をやってもうまく行かない日々が続きます。

 もしここであきらめてしまったとすれば、その後の草野さんの成功はなかったことで しょう。ではいったいどんな努力をしたのでしょうか?売れ出したきっかけは何なのでしょうか?

 

何歳だろうと私は1年生だ

 売れない状況に投げ出すどころか、「今まで作業服を着て道路工事をやっていた人間が新しいことを始めるわけですから、一からやってみようと考え た」のです。「聞くことがはずかしいとか、年上だとかまったく考えませんでした。とにかく何歳だろうと、私は1年生ですからとにかく教えてもらおうと思い ました」と草野さんは語ります。

 この謙虚さが、成功を早めたに違いありません。営業に向いていない人とは、自分を変えられない人です。 「何歳だから」「今までやってきたから」「今更営業なんて・・・」と思っていたとすれば、営業で成功することはできません。しかし、逆に営業として身につ けるべきことを身につければ、トップセールスになることも夢ではないのです。

 営業は、後天的な能力で成功するかが決まるのです。

 

電話をしているだけでお金がもらえる??

 草野さんはまったく売れない時期でも「サラリーマンというのは何て楽な商売なんだ。一日電話をしているだけでお金をもらえるなんて・・・」と思っ ていたそうです。確かに、自分の拳一つで戦うボクサーに比べたら、危険も少なく安定しているのでしょう。営業という仕事自体に感謝の気持ちを持つという考 え方も新鮮でした。次回は、草野さんがトップセールスになるきっかけとなった名言についてお聞きします。

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