Vol.2 32%の企業が新規開拓ゼロの現実。販路開拓の重要性を認識せよ!

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
起業したての経営 者の多くは、知り合いからの紹介や、旧知の人脈を使って営業をしようとします。しかし、本当にそれで良いのでしょうか?早い段階で販路開拓の仕組みを構築 しなければ、仕事が途切れてしまうでしょう。本当の営業力を身につけるためには、何が必要なのでしょうか?

驚くべき依存体質

 ツバメの巣を見たことがありますか?私の田舎では、今でも軒下にツバメが巣をつくります。春から夏にかけ ては、ひな鳥が大きな口を開けて、親から餌をもらう様子を目にすることができます。ところがもし、このひな鳥が、成長しても「自分で全く餌をとらない」と したら、どうなってしまうでしょう?そのツバメは、生き残っていけるでしょうか・・・。

 企業 が生き残って行くためには、契約を獲得しなければなりません。しかし驚いたことに、日本では3社に1社の企業が、新規開拓の営業を行ったことがありませ ん。株式会社カーナープロダクトが全国370社、1064人の経営者および営業担当者に行ったアンケートによると、32%の企業から新規開拓営業を「全く やっていない」といった驚くべき回答が帰ってきました。

 この答えは、私たちにも予想外の答え でした。新規開拓営業を1回も行わずに、いったいどのように売上げを上げているのでしょうか?

 

ぶら下がったままで良いのか?

 「新規開拓営業を やったことがない」と答えた経営者の多くが、「うちは大手電機メーカーM社と取引があるから」とか「自動車メーカーT社に納入しているから営業の必要が無 い」と,大手との結びつきを自信たっぷりに答えていました。取引上の取り決め云々は別にして、大手の看板にぶら下がった経営者の考え方に疑問を持ちます。 本当にそれで良いのでしょうか?ラブコールを送っているのが自分たちだけで、全くの片思いだったとしたらどうするのでしょうか?一方的に取引が減らされ る、もしくは、なくなった場合、どう対処するのでしょうか?少なくとも、新規獲得の手段だけでも、持っている必要があるのではないでしょうか?

 これでは、成人しても餌のとり方を覚えられない「ツバメ」と一緒ではありませんか?良いものを作れば売れ た時代は、とっくの昔に終わってしまいました。大手の傘の下でしか行動できない企業、自力で勝ち残っていく力の無い企業は、必ず淘汰されてしまうでしょ う。営業力「ゼロ」の企業が、これから先どのように戦って行けるのでしょうか?現実を見つめ、営業力の強化を目指すべき時ではありませんか?

 

起業と同時に販路開拓に目を向ける

 起業した時点で、商品開発をするだけでなく売り方も考えるべきです。知り合いやコネクションに頼る前に、 自分たちで新しい販路開拓を行なう方法を身につけましょう。そのために次のことを考えてみてください。

1 この商品を欲しいと思う人はどこにいるのか?

2  どうすればその人たちとコンタクトを取れるか?

3 時間とお金をかけずに見込み客を集める方 法は?

4 どんなPRがもっとも効果的か?

5 一人の顧客をみつけるのにどれくらいの費用がかかるのか?

 こうしたことを考えて事業をスタートさせたとき、本当の意味での営業力を身につけることができるのです。

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