起業・経営FAQ:ワインを輸入したい。酒飯免許等について教えて欲しい

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

現在は医療および工業部品の輸出を主に手掛けていますが、今後ワインの輸入事業も手がけたいと考えています。
酒飯免許取得について、他品目を扱っている貿易会社でも新規取得(卸・通販)は可能なのでしょうか?
また供給元、国内販売先の確保と免許取得ではどちらを優先して進めていくべきでしょうか?
ちなみにワイナリーを紹介してほしくて、某国大使館商務部へ相談した際は、まずは免許を取得してからにしてくださいとの返答でしたが、果たしてそうなのでしょうか?

回答

まず、酒販免許(卸売販売)の取得にあたっては、他業種では認可が受けられないという規定はありません。決算書などを元に審査があり、それをクリアすれば 許認可を受けることができます。

次に、免許取得が先か、取引先の確保が先なのかという質問ですが、免許取得そのものがビジネスの目的ではないので、免許取得に取り組む前、あるいは同時進行で供給元や販売先を確保しましょう。免許取得の際、卸売先企業(酒販店など)で長期的取引を行う予定販売先の取引承諾書(押印あり)を一緒に提出するよう求められることがあるかもしれません。ですので、供給元と販売先については、企業名や取引条件などある程度、ビジネス上の取引の目処はつけておく必要があるでしょう。

最後に、大使館からの返答についてですが、 各国の大使館ごとに対応は異なるとは思います。具体的な紹介があればラッキーと考えるくらいに受け止めましょう。

取り組みの順序を整理しますと
1.おおよその供給元、販売先のピックアップと情報収集
2.供給元企業の確定(正式契約はしないまでも、免許取得後、仕入れられることを確認)
3.主要な販売先の目処をつける(供給元企業の情報、取り扱う予定の製品情報をネタに)
4.免許申請
5.開業
というような流れになるかと思います。

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