学生から起業・独立 Vol.3 ノリで起業してもええやん!

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
卒業もしくは退学後は普通の起業家になるのだから、それまで学生起業家であることをしっかり利用することに大きな意味があると僕は思います。

『学生で起業する』っていうけどほんとにそれって起業なの?

 学生で会社を作ることは起業になるのか、というテーマは非常に興味深いです。もちろん、『業を起こす』という意味で言えば、学生であっても誰であっても事業として進めているのであれば、それは立派に起業した、といえるでしょう。

  では、『起業家としてどうなのか?』ということでいえば、別の見方もあります。以前にも学生たちの間でかなりの議論になったこともありますが、議論のポイ ントとしては、そこまで考えていないまま学生で起業してしまうことのぜひであり、いわゆる『ノリ』で起業したのではないか、それは起業といえるのか、とい う視点がありました。

 

学生起業家である意味

 一般的に学生起業家が問われるテーマとして、『なぜ学生の間に起業する必要があったのか?』があります。

・卒業してからでもいいのではないか?
・学生を辞めてから起業すればいいではないか?

 若干批判的かもしれませんが、ちょっと思ってしまう疑問ではないかと思います。

 学生起業家側の考えとしては言い分はたくさんあります。

 例えば、

・勉強をしたいけど経済的に厳しいからアルバイトより起業をすることで稼ぎたかった
・学生の間であれば、万が一失敗しても就職など次の手が打てる(リスクヘッジ)
・「学生起業家」というイメージでのマスメディアなどのPR効果を見込める
・資金調達や良きメンターなど学生起業家であることで得やすくなることもある

 など挙げれば限りはないです。

 『学生起業家だからこそできること』が非常に多いので、卒業もしくは退学後は普通の起業家になるのだから、それまで学生起業家であることをしっかり利用することに大きな意味があると僕は思います。

 

ノリであってもいいのかどうか

  「気軽に考えて学生起業家になりました」というのもよく聞く話です。「ノリで起業されても困る」という声も聞こえそうですが(笑)、学生起業家にはよくあ るパターンでもあります。個人的には、学生起業家でやってきている人からすれば、周りの人にかなりイタイことを言われたりもしますが、たとえノリで起業し たにしても、「本人的には満足している選択である」ことにはまったく変わりがないと思うのです。

 今まで、コラムとして、社会一般的に思わ れているイメージであるとか、よく言われたこと、言われることを書いてきましたが、実際問題、学生起業家本人としては、「どう思われてもかまわない」、 「むしろ、そのイメージをうまく使って立ち回ってみせる!」という起業家も多いと感じています。

 学生起業家が、会社員からの起業家や、シ ニア起業家と比べ、さしたる将来のビジョンもなく起業してしまったり、「とりあえずアルバイトよりもお金になりやすいから起業をしてみた」、「目立ちたい から起業した」というのもひょっとしたら多いのかもしれませんし、学生だからこそ、そういう実例が目立つのかもしれません。(・・・実際目立っています ね)

 でも、かつて学生起業家だった自分を考えても思うのですが、学生起業家でなくても、普通の起業家にも上記のような起業家はいますし、とりわけ学生起業家だけ言われることでもないと思います。

 ノリでもなんでもいいと思います。ただただ自分の人生の選択として「学生起業家」であることを選んだ、そのことを学生起業家である人に誇りに持ってもらいたいですし、胸を張ってもらえればと思います。

見方を変えれば、学生の時に、起業まで経験できるのですから!

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