「組織化」とは何かを理解する

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
中小企業がなぜそ のままで終わってしまうかというと、「組織化」をクリアできないからです。組織化とは「情報や知識が社内で共有化されている」ことであり、「組織としての 力を発揮できる状態になっている」ということです。

 

会社の発展=組織化

 「経営とは投資で ある」こと、そしてその投資には順番があります。販促→採用→教育→環境整備→システム、これが会社を大きくする投資の順番で、この5つの段階を経ること で、会社は大きく発展していきます。ではこれらの投資をしていくと、どうして会社は大きく成長していけるのでしょうか?それは、この5つの段階が、会社の 組織化を完成させるためのステップでもあるからです。中小企業がなぜそのままで終わってしまうかというと、この「組織化」をクリアできないからに他なりま せん。もっと言えば、会社を「組織化」させることの重要性を正しく理解している中小企業経営者は意外と少ないのです(――;)。

 

「組織化」の意味を理解していますか?

 時々、「組織図が あるから、うちの会社はもう組織化できている」と考えている社長さんにお会いすることがありますが、「組織化」とは「情報や知識が社内で共有化されてい る」ことであり、同時に「組織としての力を発揮できる状態になっている」ということで、決して組織図があるから、会社が組織化されているわけではありませ ん。このことは、組織化と反対の状況を考えるとよくわかるのですが、「属人的」とか「職人的」と表現される状態、つまりその人がいなければ、その件は何も わからない、またその仕事は停止してしまうといった状況が、組織化できていないということです。

 今は社会のスピードがどんどん加速してい ますから、組織化できていない状態では、競争力をつけ、会社を大きくしていくことは不可能に近いでしょう。そして、会社を組織化する本来のメリットとは、 「社員一人当たりが生み出す利益の額が上がる」ということなのです。例え同じ能力の社員でも、会社が組織化されることによって、その能力は何倍にも効率的 に活用され、会社に利益生み出すというわけです(*^^)v。

 

社長の仕事は「経営」である

 毎日頑張って働いているのに、会社が全然発展しないとか、売り上げは上がっているのに、 会社が大きくならないというのは、社長の経営観がズレている証拠です。社長が先頭切って「売っている」会社は、はっきりいって大きくなりません。社長は一 日も早く「商売」から抜け出し「経営」をすることです。社長が直接商売に関わらなくても会社が回っていく状態を作り出し、会社の舵取りをしながら、大きく 発展させていくことこそ本来の社長の仕事なのです。今のやり方がうまくいかなくなったら、新しいやり方を考え、方向転換していくこと、さらに今のビジネス で思うように利益を上げられなくなったら、新しいビジネスを考える、これらもすべて社長の仕事です。

 今は情報化社会ですから、「世の中は 自分のためにお金を出して実験してくれている」と考え、世の中を注意深く観察してください。これも社長業です!きっと、あなたが現状打破をするために、役 に立つヒントがたくさん見つかるはずですよ(^_^)v。

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