Vol.10 店舗販促の基本はよいところを知ってもらうこと!「てっぺん」大嶋社長

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

有限会社てっぺん代表取締役の大嶋啓介さん。自分が広告塔となることで店を有名にしていくプロモーション戦 略といえます。お話をお聞きしました。

 

メディア戦略とイベント告知戦略を兼ねた大嶋啓介さんの手法

 その日は大嶋さんが代表を務める『居酒屋甲子園』についての講演会があり、講演終了後に取材させてもらうことになっていた私達取材陣も講演をお聞 きすることに。私達が会場に足を踏み入れたのはもう講演の半分を過ぎた頃。会場のドアを開けると語りかける大嶋さんの声がすでに熱をもって響いていました。 ハスキーな声を張り上げて伝えようとする姿勢に聞いている方も熱くなっているのがわかります。時間の経過とともに自然と姿勢が前のめりになっていくので す。

 そんな大嶋さんの講演の内容は居酒屋甲子園のこと、『てっぺん』を作った理由、夢を持つということ、夢を叶えるということ。毎月20回もの講演を しているという大嶋さんですが、話す内容やビジョンが明確でかつ内容にニュース性もあり、この講演を聞いた人がまた別の人に伝えるという口コミマーケティ ングとしてもうまくいっているのだろうと感じました。

 

てっぺん大嶋社長の販促とは??

 講演が終了して早速取材をお願いしました。今回は、販促についてのご意見をお聞きしたいのですが、と切り出すと苦笑い。「販促かぁー、苦手なんで すよ。販促」と大嶋さん。店舗も特に販促に力をいれていないというが、私から見るとそんなことはまったくないのです。大嶋さんがこうやって講演したり、メ ディアに出ることが販促ではないのか、という私の問いにやっと「そうですね。知ってもらうことはものすごく大事。自分の店のよいところを表に出すことでお 客様に信頼してもらうだけでなく、社員も誇りを持って働けるようになる。よいところはどんどん知ってもらわないと」と頷きます。

 「居酒屋甲子園もそうですね。居酒屋甲子園にでることで今までスポットがあたらなかった店にスポットがあたることになる。自分たちも自分のよい所 がわかる。そして、優勝すれば、メディアにもかなり注目されます。活用して欲しい」と大嶋さん。

 告知の手法のなかで、イベントに参加するというプロモーション手法があります。飲食店の参加できる展示会やイベントは、そんなに多くはないかもし れませんが、例えば地元のお祭りや業態ごとのイベントも同様です。イベントへ参加することはちらしを撒くことと同じです。しかし、やはり一回だけでは効果 が出づらいので効果の見込める同じイベントに続けて参加することも大事です。

 そして、出店の切り口。どんな店として出店するのか。大嶋さ んが理事長をつとめる居酒屋甲子園に出店することは、計らずとも告知効果に一役買っているのです。

 

飲食店開業を志す方へのメッセージ

Vol.10_image1 これから飲食店を開業する方へ向けて販促アドバイスをお願いしたところ、「目指す目標を明確にすること。そ して、大事なのは、知ってもらうような働き」という答えがかえってきました。ポジショニングと告知。大嶋さん自身は講演やメディア出演・イベント企画と いった一連の動きをプロモーション戦略と捕らえていないのだな、と強く感じましたが、これは販促の基本のど真ん中。どれだけ多くの人にどのように知っても らうか。大嶋さんは、やはり販促の天才だった、と感じた取材でした。

 

有限会社てっぺんのサイト http://www.teppen.info/

居酒屋甲子園のサイト http://www.izako.org/

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