起業の心得:ゲンイチ第5回 どこの馬の骨? その1

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

少し前の話ですが、僕と同い年ぐらいの方が、不動産コンサルティングの会社を設立されるとのことで、ご挨拶に来られました。その時の話です。 (仮 に彼の名前を木村さん、お勤めになっていた大手ゼネコンを竹水建設としておきます)

「僕は竹水建設で20年間営業一筋でやってきました。大阪ではこの業界では知らん人はいません。僕の名刺フォルダーには同業者やお客さん、1万枚の名刺があります」

つまり、彼はネットワークがあ ると言いたかったのですが、僕はそれだけでは役に立たないことを伝えたかったので、「木村さん、これは会社のネットワークです。木村さんのネットワークで はありません。確かに木村さんの手元には1万枚の名刺がありますが、木村さんの名刺はどこにあると思いますか?木村さんの名刺は彼らの名刺フォルダーの木村の『キ』の欄にはないのです。社名の竹水建設の『タ』の欄に入っています

サラリーマンにとって、名刺の価値はまずは“社名”です。NTT とか三井物産とかトヨタとか松下とか。そして次に役職です。課長なのか部長なのか役員なのか。最後に名前です。ここまで来たら、名前なんてどうでもいい。 ただの記号です。吉田でも木村でも相手には関係ない。竹水建設の営業部長に価値があるわけで、キツイようですが、 木村にはなんの価値もないのです。ただの記号です。会社を辞めた時から木村さんはどこの馬の骨か分からん馬の骨になったんです」僕がそう言ったら、彼は厳 しい顔をして反論してきました。

<次回に続く>です。600字では書けませんでした。。。

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