Vol.24 社員のアイデアを使ってイノベーション

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
起業家とはなに か、というテーマについては、これまでさまざまな学者がその概念を表現しています。古くは200年以上前から語られていますが、現代を生きる私たちにとっ て普遍的な概念として「起業家とは変化を起こしていく者」と定義されることが多いです。モテる社長につねに求められる「革新性」(イノベーション)とモテ 社長の役割りについて考えてみました。

イノベーションとは変化を起こしていくチカラ

  みなさんもよくご存じのピーター・F・ドラッカー氏は、起業家とは「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する者」と唱えまし た。何か新しいものを生み出していく過程には、必ず何かしらの「変化」があるからだといえますね。ちょっとした変化を捉えて、それを事業機 会として利用する、それが起業家の性質ともいえます。少し時代は遡りますが、J・A・シュンペーター氏は、起業家概念として「革新性」(イノベー ション)を強調しました。100年も前から言われていることが、今私たちの目の前でも起こっている、ということなんですね。こうした学者たちによ る概念について、知識としては知っていても、それが自分のこととなると「大げさだなぁ」とか「こんな偉い人たちのいうこと自分にはできそうもないな」と 思ってしまうかもしれません。ところが実は、そうでもないんですよ。私たちの本当に身近なところでイノベーションは起きているのですから。

  今ではちょっとした社会現象となって、さまざまな問題も抱えているようではありますが、「喫茶店」や「カフェ」といえば、お茶する、軽食をとる、待ち合わ せをする、時間を潰すところ。という固定概念がありますが、ここに「漫画」や「インターネット」を加えるとどうなるのか…。夕方までの営業ではなくて、 24時間営業にしたらどうなるのか。シャワーブースなんて置いてみたらどうなるのか…。そういうちょっとしたアイディアが、漫画喫茶やインターネットカ フェといった「今の常識」を作り出したのですね。このように、既存の何かと別の何かを組み合わせてみることだって、新しい価値を生むことになりますよね。

 ほんの小さなアイディアが、日本全国、いえ、全世界の文化の既成概念を壊すことだって、ありえるわけです。

 例えば自 社の社員が、漠然と、なにか小さなアイデアを思いついたとします。けれども、本人はこれが大きな事業機会になるとは考えていないとします。

  そこで、モテ社長の出番です!コミュニケーションをたくさんとりながら、相手の発想を価値あるものとして捉え、上手にコーチしてあげてくだ さい。

変化を掴み事業機会を掘り起こすのはモテ社長の仕事です!

  起業家でありモテ社長でもあるあなたは、つねに「イノベーション」を意識されていることと思います。自分で考え、自分で生み出していく姿勢は大事ですね。 それこそが起業家精神!です。

 でも、ひとりで全部背負い込むことはないんですよ。自社のスタッフ達の意見を吸い上げること ができますし、もしひとり企業であったとしても、周りには協力してくれる仲間が必ずいるはずです。

 あなたに社員や部下が10人いたとする と、10倍以上のイノベーションを起こすことができますよね。新規事業を考えるとき、社長や一部の幹部だけで、会議室でうんうん唸ってはいませんか?強力 なサポーターである社員のアイディアを拾い上げていますか?

 モテ社長であれば、ここでもやっぱりコミュニケーションをとれることが 重要なポイントになってきますね。何かを思いついたらすぐ社長に伝えるというシステムを構築しておくとよいかもしれません。そうすればあなたは、 これまで学んできたコーチングのスキルを駆使して、社員のアイデアを事業機会に育てていくことができます。せっかく芽吹いたイノベーション の芽をつぶしてしまうのも、しっかり育て上げるのも、モテ社長のコミュニケーションスキルにかかっているといっても過言ではないでしょう。

  さて、あなたはどのスキルを使ってみますか?

モテる社長は自社の「変化」を演出 しよう!

 イノベーション-革新‐なんていうと、ものすごく大げさなことのように捉えがちですが、気負わなくても大丈夫で す。繰り返しになりますが、ひとりでイノベーションを生み出さなくても大丈夫です。社員のコーチとして、自社の変化を演出する、という風に 考えてみてはいかがでしょうか?

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ここにあります。

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