ケータイから始まるメディア起業の可能性 Vol.2 雑多な情報から「金の卵」を見つけるためには

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
前回は、大局観を 得る秘訣のひとつめとして政治経済のトレンドを知るということを述べた。次に必要なのは、「情報の取捨選択能力」だ。

 

雑多な情報と「金の卵」との違い

 さて、「情報」というと、とにかく手当たりしだい、なんでも吸収、となりがちだ。もちろん、情報自体にそれぞれ一定の価値はあるものだが、情報に は、雑多な情報と「金の卵」の違いがあることを知っていたほうがよい。この違いは決定的だ。雑多な情報と金の卵を見分けるためには、「情報には常に発信者 がいる」ということを知っているべきだ。発信者のレベルを量れば、「金の卵」の含有率や卵の大きさが想像つく。たとえば、週刊誌レベルの情報でも「金の 卵」はないことはない。

 しかし、どれだけの週刊誌を毎週毎週読んでも、それに出合う確率は低いと言わざるを得ない。結論が見えている人 が書けば、その情報は「金の卵」になり、結論が見えていない人が書けばその情報は雑多なものになる。だから、大局観を得るための秘訣は、結論が見えている 人を探し、その著作や友人関係から知識を辿っていくことだ。

 

大局観があれば雑多な情報は捨てられる

 逆に、政治経済のトレンドや結論が見えている人 を追うことで、大局観が身についてくることがある。勉強していると、自分にも少しは結論が見えてくるようになってくる段階だ。逆説的だが、大局観があれば 雑多な情報は間違いなく見分けられる。大局観を得た後でマスコミの記事を読むと、受け売りのうすっぺらい議論に見えてくることすらある。

  こういう感覚を感じられるようになるまで、トレンドやよい発信者を追うとよい。

 

大局観の元は読書量に経験を足したもの

 情報の取捨選択能力を磨くのが大切なのだが、こ の「能力」は、生まれつきの才能のことではない。努力で十分補えるものだ。僕も学生のときの勉強量などたかが知れていたけれど、社会人になってからの勉強 で一気に大局的なものの見方が身に着いてきた。

 社会人の勉強とは、意外に思われるかもしれないが、一に読書、二に経験、である。知識と経 験があれば、一段高いところから見渡せる。だから僕は、いつも社員に「読書、読書」と言っている。社員は正直、耳タコだろうが、経営の視点を身につけるに はどうしても必要なことだから、繰り返し繰り返し言うことにしている。

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

無料で始める